空中でダイナミックな動きを見せる人々の写真が面白い!
リトアニア生まれのTomas Januskaさんは、イースト・ロンドン大学で写真を学ぶ一方、何度も新人賞の候補に挙げられるなど、若手フォトグラファーとしても注目を集める人物。
つい先日、彼が学生時代の最後のプロジェクトとして制作した”Gravity”というシリーズも話題になっているようだ。
“Gravity”は、被写体となる人物が無地の白い壁の前でジャンプし、ピークに達した瞬間を捉えた写真だ。
撮影では、少ない人でも150回、最も多い人ではなんと600回もジャンプを繰り返したという。
モデルの忍耐力の限界とJanuskaさんの求める完璧な表現のせめぎ合いから生まれたというだけあって、どの人もとても魅力的なポーズで写真に収まっている。
当初は、ダンサーをモデルにすることを考えていたというが、最終的には一般の人々が選ばれた。
ダンサーたちは、無意識のうちにダンスのルールに動きが制限されており、それに気づいたJanuskaさんはダンサーでは満足できくなくなったそう。
Januskaさんは「人々はますます動かなくなっており、私は動かないことで彼らが失っているものを見せたかった」と作品の意図を説明。
人間のエネルギーや躍動性があふれる魅力的なシリーズと言えるだろう。
ホームページでは、ほかにも多くの写真が公開されているので、興味がある方はぜひのぞいてみてほしい。
Tomas Januska
http://tomasjanuska.com/
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