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人事のスペシャリストが語る「上司への残業アピールは無駄、見抜かれている」

人事のスペシャリストが語る「上司への残業アピールは無駄、見抜かれている」

プロ社畜にとっては、就業終了のタイムカードを切ってからが本番だ。就業終了時間は、いわゆる出社時間とも言える。プロ社畜は、問答無用で会社に身を捧げるのだ。

そんな残業だが、アマチュア社畜が陥りやすいのが、積極的に残業をすることで、上司からの評価を上げようというもの。プロには、まずそのような邪念はない。

しかし、アマに一ついいことを教えておこう。上司は、「残業アピールは無駄だと知っている」ということ。これは書籍『人事部だけが知っているあなたの評価を上げる方法』の著者・高野美佳さんの指摘だ。高野さんは人事部経歴29年のその道のスペシャリストだ。

例えば、あなたが上司の視線を意識して残業していても、複数の社員から上司へこのような言葉が届くだろう。

「Aさん(あなた)は、営業部長がいるときは残業しているけれど、営業部長が早く帰ったときは、残業しないで帰ってしまう」

それは当然のことだ。上司を意識しての残業は、必ずボロが出るというもの。なぜなら、残業をしているわりには成果が出ないから。その日だけの残業アピールなら効果はあるかもしれないが、長い目で見ると、評価どころかなかなか出ない結果に対して、「何をやっているんだ!」と叱責を受ける可能性もある。

また、今や「残業する社員=高評価の対象」という構図は崩れつつあると、高野さんは指摘する。

「短時間で結果を出すことが必要な現在のビジネスシーンでは、量より質が求められます。いかに短時間で生産性の高い仕事ができるかが重要です。また、人件費削除などの理由で大企業ほど残業規制をする職場が増えており、残業することなく、成果を出す部下が重宝されるようになっています」(高野さん)

アピール目的の残業は、もう一昔前のスタイル。そんなことばかりやっていると、上司のみならず周囲からの評判を落としかねないぞ。決められた時間内できっちり成果を出すほうが評価される世の中。そこにこだわることが時代にマッチした働き方ではないだろうか。

もしくは、無心で会社に身を捧げるハードワーカーズになるか、道は二つに一つだ。

【書籍情報】
『人事部だけが知っているあなたの評価を上げる方法』(KADOKAWA/中経出版) 高野美佳著Permalink | Email this | Comments

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