電子音楽の最前線へ! 開催間近! DJ NOBU率いるFUTURE TERROR!
2000年代以降のこの国のアンダーグラウンドのDJカルチャー&パーティでもあるDJ NOBU率いるFUTURE TERROR。このたび2人の精鋭的な電子音楽家~テクノ・アーティストを招いて、明日9月6日に代官山UNITにて行われる。
今回、海外から招聘されているアーティストは2人。まずは、1970年代より活動するフィラデルフィア在住のフリージャズ・ミュージシャン/電子音楽家、Charles Cohen。Buchla Music Easelという名の25台のみ、造られたというヴィンテージ・シンセによる即興演奏が特徴的なアーティスト。まさにリヴィング・レジェンドとも言える存在だが、ひょんなことから今回のもうひとりの出演者でもあるテクノ・アーティスト、Morphosisの知ることになり、その作品がMorphosisのレーベルである〈Morphine〉でリイシューされ、昨今のテクノ・フィールドからの電子音楽の評価などを受けて、その注目が高まっている。そのなかでの来日だ。また、60歳後半を迎えたCohenの年齢、そしてBuchla Music Easelでの演奏ということを考えれば、この機会がいかに貴重なものとなるかは計り知れないものがある。
そして、自身の出自でもあるアラブ・ミュージックから、ロウ・ハウス~インダストリアル、そして実験的なテクノ・スタイルを貫く、Morphosisのプレイもまた現在のダンス・サイドのテクノのカッティング・エッジを知ることができるだろう。
またDJ NOBUはもちろんのこと、FUTURE TERRORのHARUKAとBLACK SMOKERのYAZIによるTwin Peaksも含めて、ホーム・ベースとなるFUTURE TERRORでは恐らくひと味違った、その本性を丸出しにする音楽性を披露する可能性がある。
また階下のSaloonでは、FUTURE TERRORの古参、KURUSUをはじめ、KEIHINやDJ KURIなどがプレイする。
ここ数年で、DJ NOBUが『Crustal Movement Volume 01 – Dream Into Dream』で紹介したディープなロウ・ハウス~インダストリアル~電子音楽の探求から、彼のフロア・プレイの中心でもあるテクノのグルーヴまで、テクノを含めたアンダーグラウンド・エレクトロニック・ミュージックの深淵に触れるられるパーティになることは間違いないだろう。
(河村)
CHARLES COHENによる演奏を捉えたドキュメント映像
・DJ NOBUの『ON』はOTOTOYでも配信中
http://ototoy.jp/_/default/p/17185
・FUTURE TERRORの公式ページ
http://www.futureterror.net/news/future_terror/future_terror_at_unit.html
FUTURE TERROR
9月5日(土)代官山UNIT
open 23:00
UNIT:Charles Cohen (Morphine Records / Live)、Morphosis (Morphine Records / DJ)、DJ Nobu (Future Terror, Bitta / DJ)、Twin Peaks (Future Terror, BLACK SMOKER / DJ)
Saloon DJs:KEIHIN (Muktub)、Wata Igarashi (Drone)、KURUSU (Future Terror)、DJ KURI (BLACK FOREST)、Haruka (Future Terror)、Atsushi Maeda (rural, addictedloop)、WADA (Chiba)
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