日本から最も近い外国サハリンとはどんな所?サハリンの住宅事情とは?
9月6日(土)から開催されるアジアリーグアイスホッケー2014-2015シーズン。そこに新たにアイスホッケー界をリードするロシアから、サハリンチームが参入することになった。
ところでサハリンとは一体どんな所なのか知らない人が多いだろう。そこでここでは、かつては樺太と呼ばれたこの島について、サハリン州ユジノサハリンスク市にある稚内市サハリン事務局の渡辺さんにお話を伺ったので、ご紹介したい。「サハリンは日本最北端の街・稚内から、海を挟んで南北に約950Kmの細長い島で、面積はほぼ北海道に匹敵します」
北海道に匹敵するとはかなり大きな島だ。どのくらいの人が住んでいるのだろうか?「人口は約50万人で、多くはかつての日本の領土だった北緯50度以南(南サハリン)に集中していて、州都のユジノサハリンスクには約20万人が暮らしています」
ちなみにかの地は経済的にも豊かな天然資源エネルギー産業に支えられ、モスクワと並びロシアで1、2を争う高所得地域とのこと。次に、サハリンの住環境などを聞いてみた。「ロシアのほかの都市同様、ソ連時代に数多く建てられた4階5階建ての画一的な箱型アパートが今でも供用されていて、その多くは家具、電化製品、インターネット環境等付きで売買、賃貸されています。新しく建設されるアパートは、コンクリートの打ち放し物件として売買するのが一般的で、その後購入者が自らの好みで内装を施します」
ロシアで近年数多く誕生した富裕層などは、郊外に一戸建て住宅を建てて住んで居るそう。ところで、日本との住環境の違いはどんな所にあるのだろうか?「ほぼ市内全域をカバーするセントラルヒーティングシステムが特徴的です。11月から5月までで、全ての暖房と温水を賄い、夏季期間は各家庭に備え付けのポータブル電気ボイラーで温水を賄います」
ソ連時代のインフラや建物の老朽化による修理が絶えないようだが、発展を続けるサハリンは、日本最北端の宗谷岬からサハリン最南端のクリリオン岬までは距離にして43Km程しかない日本から最も近い外国の領土。これを機にサハリンに注目してみよう。●取材協力
稚内市 サハリン事務局
https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/sangyo/saharin/
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/09/02/68620/
【住まいに関する関連記事】石狩鍋や秋鮭のクリーム煮。ご当地メニューが楽しめる小樽市の給食
札幌観光のついでに見ておきたい、雪国ならではの建築事情
マイホームも夢じゃない?親へ資金援助を交渉するテクニックとは
ハンバーグが日本の家庭を救う? 10年間ハンバーグ食べ放題の家
鼻毛も凍る寒さ!? 極寒の旭川に、東京でも使える寒さ対策を学ぶ
住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル
~まだ見ぬ暮らしをみつけよう~。 SUUMOジャーナルは、住まい・暮らしに関する記事&ニュースサイトです。家を買う・借りる・リフォームに関する最新トレンドや、生活を快適にするコツ、調査・ランキング情報、住まい実例、これからの暮らしのヒントなどをお届けします。
ウェブサイト: http://suumo.jp/journal/
TwitterID: suumo_journal
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。