フライング・ロータスらが語る日本のゲーム音楽、そしてそのクリエイターたちを描いたドキュメンタリー、RBMAが公開!
日本のゲーム音楽に関して、現在のエレクトロニック・ミュージックの最先端から捉えたドキュメンタリー『DIGGIN’ IN THE CARTS』が、今年日本に上陸レッド・ブル・ミュージック・アカデミーによって制作され、順次公開される。
本作品のニュージーランド出身のNick Dwyerによるもので、日本のゲーム音楽の作曲家たちが、世界のカルチャーや、現代の音楽シーンを彩る有名なミュージシャンたちに多大な影響を与えてきたという事実を紹介し、そして当時の制作陣にも取材し、その背景に関しても扱っている。全 6 エピソードを通じてテレビゲーム音楽の進化に新しい焦点を当てていくこのシリーズでは「テトリス」や「メトロイド」を手がけた田中宏和、90 年代初期の東京のクラブ・ミュージック・カルチャーに影響を受け「ベア・ナックル 怒りの鉄拳」のサウンド・トラックを制作した古代祐三、そして世界を代表するオーケストラによって演奏される機会も多い「ファイナルファンタジー」シリーズの音楽を手がけた植松伸夫などテレビゲーム音楽界を代表する作曲家たちの独占インタビューが盛り込まれている。
またテレビ・ゲームに影響を受けたFlying Lotus、Dizzee Rascal、Just Blaze、Joker、Fatima Al Qadiri、Kode9、Havoc、J-Rocc、Ikonikaといったアーティストたちにもインタヴュー、その魅力や影響を語っている。
現在トレイラー(下記)が公開されているが、その後、9 月 4 日(木)から毎週木曜日にエピソード 1〜エピソード 6 まで RBMA が東京で初開催を迎えるまで順次公開される。
10月より開催されるRed Bull Music Academy内の関連イベントとして、11月13日(木)〈Red Bull Music Academy presents 1UP: Cart Diggers Live〉と題したパ^ティが〈WOMB〉にて開催。ニュー・アルバムをリリースしたばかりのRustieとゲーム『ベア・ナックル』の作曲家である古代祐三の音楽を中心にライブセットを披露。またはOneohtrix Point Neverはシューティング・ゲームへのトリビュート演奏を披露。Fatima Al Qadiriはゲームの思い出を現実の音楽体験へと変換する。
(河村)
・RBMA公式『DIGGIN’ IN THE CARTS』の紹介ページ
http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/magazine/diggin-in-t he-carts-trailer-release
・9月4日(木)から毎週木曜日、こちらのRMBA公式サイトにてエピソード1〜エピソード6までを順次公開予定。
http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/home/
RBMA presents Diggin’ In The Carts (Series Trailer)
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