なぜ、松井秀喜は「ゴジラ」と呼ばれるのか~~そのニックネームが国際的スター選手の一歩目だった

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なぜ、松井秀喜は「ゴジラ」と呼ばれるのか~~そのニックネームが国際的スター選手の一歩目だった

 映画『GODZILLA ゴジラ』が7月25日(金)より全国公開される。日本が誇る世界で最も著名なキャラクター“ゴジラ”が、誕生から60年の歳月を経て、ハリウッドで映画化された。世界では62の国と地域で封切られており、世界興収は約500億円を突破。日本が世界最後の公開国になるという。

 この映画公開に先立ち、7月10日には都内で、ジャパンプレミアが開催され、「ゴジラ」の愛称でおなじみの松井秀喜氏(元巨人ほか)がビデオメッセージを寄せたことで話題になった。ここで疑問。そもそもなぜ、松井氏は「ゴジラ」と呼ばれるようになったのか? 野球界のうんちくに詳しいスマホサイト『週刊野球太郎』編集部に話を聞いた。

     *   *   *

 巨人選手のニックネームといえば、そのほとんどは「ミスター」こと長嶋茂雄氏が命名しています。高橋由伸を「ウルフ」、元木大介を「くせ者」と、そして古くは王貞治氏を「ワンちゃん」と呼んでいたことで有名ですが、「ゴジラ」に関しては長嶋氏の命名ではありません。

 松井氏を初めて「ゴジラ」と呼んだのは日刊スポーツといわれています。星稜高3年の春、センバツの直前に「ゴジラ」の名が紙面に登場しました。前年の高校選抜で1学年上の先輩たちから「怪獣」と呼ばれていたことから派生した、と考えられています。

 今回のビデオメッセージの中で、「『ゴジラ』が盛り上がっていると、なぜか自分のことのようにうれしく思います」と語るなど、このニックネームを全面的に受け入れている松井氏ですが、当初は嫌で嫌で仕方がなかったようです。その顛末が自著『不動心』の中で記されています。

《ゴジラと命名した日刊スポーツの女性記者に「ちょっとゴジラなんて勘弁してくださいよ。もっとかわいいニックネームはないんですか」と苦情(?)を言ったのを覚えています。もっとも、その女性記者には「あら、ゴジラってかわいいじゃない」と一蹴されましたが……》

 しかし、その後、この「ゴジラ」のニックネームに愛着が生まれたことも語っています。

《アメリカの人々から「ガッズィーラ」と呼ばれると、うれしく思います。きっと「HidekiMatsui」という本名より、ニューヨークの人々に親しまれているのでしょう。それが、どれだけ自分の力になっているかわかりません。高校時代、あまり好きではなかったニックネームが、時を経て大リーグへやってきた自分の力になってくれているのです。本当に、何が幸いするかわかりませんね》

 ちなみに、今回は宣伝協力として映画に参加した松井氏ですが、過去には『ゴジラ』本編にも本人役で出演をしたことがあります。ゴジラシリーズ26作目『ゴジラ対メカゴジラ』です。松井ファン、そしてゴジラファンであれば押さえておきたいマメ知識です。

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