横浜中華街ならでは!こだわりの冷やし中華が食べられるお店はどこ?
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横浜のココがキニナル!
夏と言えば冷やし中華ですが、中華街の各店ではどんな冷やし中華が食べられるのでしょうか?食べ比べをお願いします!(miyukid さんのキニナル)
はまれぽ調査結果
中華街の「景徳鎮(けいとくちん)」と「萬来亭(まんらいてい)」にて、3種類の冷やし中華と各店の看板メニューを紹介。
日本の夏の風物詩、そして季語にもなっている「冷やし中華」。冷たくさっぱりした味わいと、ツルっとした麺のノドごし。今回は中華街で見つけたちょっと変わった冷やし中華をご紹介。
「景徳鎮(けいとくちん)」のバンバンジー冷麺と四川麻辣冷麺
まずは、純四川料理の店「景徳鎮(けいとくちん)」本店から。
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取材日は猛暑の冷やし中華日和
「冷やし中華の王道」を想像すると、ハム・きゅうり・たまごの具に、甘酸っぱい醤油ダレといったところだが、景徳鎮では、ピリッと辛いゴマダレでいただくバンバンジー冷麺と、特製麻辣(マーラー)ダレでいただく四川麻辣冷麺を注文。
しばし待つ。その間に、純四川料理の店「景徳鎮」といえばこれ、という看板メニューをいただくことに。
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本場四川風マーボー豆腐(激辛)1890円
うま味と辛みと香ばしさが、じわじわ口の中に広がる。山椒の辛みに舌がピリピリするが、爽やかな辛さで、とてもクセになる味。そして、ライスが欲しくなるがガマン。冷やし中華まで、汗を流しながらマーボー豆腐をすする。
それからほどなくして、バンバンジー冷麺から運ばれてきた。
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盛り付けも綺麗なバンバンジー冷麺(950円)
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ゴマダレをたっぷりかけていただく
具は、蒸し鶏・チャーシュー・ハム・エビ・きゅうり・きくらげ・トマトの7種類。
蒸し鶏とチャーシューからは、ほどよく八角の香りも漂う。見た目よりもさっぱりと薄味のゴマダレ。酸味とゴマのコクがバランスよく食べやすいうえ、ちぢれ麺によくからみ、しつこくなく、とても食がすすむ。
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もう一品の四川麻辣冷麺(1050円)も到着
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こちらもタレをたっぷりかけていただく
具は蒸し鶏に茹でたニラともやし。ほどよい甘みと辛みの効いた麻辣ダレは濃い味つけではなく、品のある薄味。ニンニク・ショウガ・ネギの風味が食欲をそそり、シャキシャキとした野菜とツルツルとした麺がタレとよくからみ、絶妙な組み合わせ。
王道の冷やし中華から一味違うものが食べたい夏にはぴったりの一品。
お店の方いわく、バンバンジー冷麺にこの麻辣ダレをかけるのも美味しいとのこと。別途タレを注文するお客さんも多いのだとか。
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店員のスウ・イエンさん
子どもから年配の方まで、広く味を楽しんでいただけるように、メニューはすべてあまり濃すぎない味つけになっているという。
品のある味わいの冷やし中華2品であった。
「萬来亭(まんらいてい)」バンメン(チャーシュー・ネギ入り冷やし和え麺)
もう1軒は、中華街で唯一、製麺所と飲食店を営んでいる、麺に強いこだわりをもつ萬来亭(まんらいてい)へ。
うまいと噂の麺料理を堪能させていただくことに。
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こちらが製麺所でその隣に
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飲食店舗
冷やし中華をいただく前に、毎朝5時から麺を作っているという製麺所の中を見せてもらうことに。
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これらの
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機械で
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麺が作られていく
作られた麺がこちら。
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この麺を求め、遠くは岡山県から発注がくるとのこと
萬来亭は3代にわたり約100年も続く老舗中の老舗。現在の場所に移って15年。それまでは横浜市内数ヶ所を移り麺にこだわり続け、店を守ってきたという。
萬来亭の冷やし中華と言えばこれ、という1品の通称バンメン(チャーシュー・ネギ入り冷やし和え麺)を注文。
しばし待つ間、萬来亭の一番人気であり、女優の余貴美子(よきみこ)さんもこよなく愛すという上海焼きそばをいただくことに。
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上海やきそば(780円)
若干、うどんより細いといった具合の極太麺。具は麺と同じくらいの細切りにされた豚肉と小松菜。中国醤油の甘辛い香りが食欲をそそる。もっちもちの噛み応えある麺は至福の食感。噛めば噛むほどに醤油と麺の香ばしい味が口いっぱいに広がる。
この麺の仕上がりは、自然とバンメン(チャーシュー・ネギ入り冷やし和え麺)にも期待がわいてくる。
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チャーシュー・ネギ入り冷やし和え麺(840円)
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よくまぜていただく
バンメンの「バン」はまぜるという意味。さっぱりとしたゴマダレに麺と具を豪快にまぜ合せる。つるっとコシの強い細麺のノドごしは最高。今まで食べたことのない麺の食感。チャーシューとネギの組み合わせも抜群。途中で店特製の唐辛子ダレをかけていただく。
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自家製ラー油に唐辛子とニンニクを漬け込んだタレ
非常に辛いが、ゴマダレとの相性は良く、辛みのキレもいいのでいつまでもヒリヒリしないのが、さらに後を引く。
それにしても、麺がうまい。
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店主の魏賢民(ぎけんみん)さん
バンメンはランチメニューで、ひき肉とネギを具にあしらったものもある。600円という価格もうれしいが、萬来亭の麺メニューは大盛が無料とのこと。これもまたうれしい。
取材を終えて
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萬来亭の麺がおいしかったので生麺4玉買って帰りました
「冷やし中華」と聞いてピンとくるメニューとは少し違った、メニューを紹介したが、3品すべて、味然り、まだまだ続く暑い夏に食べていただきたい品々であった。
―終わり―
景徳鎮
住所/神奈川県横浜市中区山下町190※1
電話/045-641-4688
営業時間/月~金:11時30分~22時 土・日・祝日:11時~22時
定休日/無休※1:「神奈川県横浜市中区山下町190」『Googleマップ』
http://goo.gl/maps/94eXs萬来亭
住所/神奈川県横浜市中区山下町126※2
電話/045-664-0767
営業時間/月~水・金:11時30分~14時30分、17時~22時 土・日・祝日:11時~22時
定休日/木曜※2:「神奈川県横浜市中区山下町126」『Googleマップ』
http://goo.gl/maps/SlVmZ
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