職場の「マイ扇風機」に非難の声 「寒すぎ」「うるさい」「メタボ社員の体臭拡散」

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職場の「マイ扇風機」に非難の声 「寒すぎ」「うるさい」「メタボ社員の体臭拡散」

蒸し暑い夏がやってくる。すでにエアコンが稼動している職場も多いだろうが、特に暑がりの人は自分専用の扇風機を持ってくるケースもある。

自分にとって働きやすい環境を整えることは、職場で長時間過ごす人には重要なこと。しかしそういう自分なりの「工夫」が、同僚から迷惑がられているとしたら…。メディアやネットに取り上げられた声をまとめてみた。

女性の「化粧の臭い」だって風下に流れる
ブォーン!

日経新聞電子版が6月25日、「職場の『マイ扇風機』 なぜか逆風、広がる禁止」という記事を掲載した。記事に登場した情報サービス大手勤務の40代男性は、私物の扇風機を使用したところ、女性の一人から「評判悪いよ」と耳打ちされたという。

外回りから戻った男性にとって、汗をひかせるためには扇風機が欠かせないのだが、その風量が強すぎるというのだ。風量が強いと、どのよう問題があるのか。記事には明確に書かれていないが、室内で仕事をしている女性は寒がりの人が多いことが予想される。

エアコンで部屋全体の温度を下げるよりも、配慮のある行動だと思うのだが…。ネットにも寒がりの人から批判的な声が上がっている。

「隣の席の人の扇風機の風が当たって寒い」

というもののほか、斜め後ろの席の人から風が吹き続けていて震える、という書き込みもあった。エアコンで冷えきっているところに扇風機の風を当てられては、冷え性の女性には溜まったものではない。

扇風機の強風が体臭を拡散している、というケースもあるようだ。2013年に日経新聞が行なった「職場のマイ扇風機」に関するアンケートでは、回答者から、

「となりのメタボ社員が使っているUSB扇風機の風が自分に向いているので、汗くさい体臭に迷惑しています」

というコメントが寄せられていた。男性の汗臭さだけでなく、女性の化粧や香水の臭いが扇風機で拡散されることもあるが、風下になってしまった人は確かにキツイ。

USB扇風機「セキュリティ」への配慮は必要か

扇風機の音がうるさいという声もあった。あるブログでは、職場の女性が使っているUSB接続の個人用扇風機が、一日中「ギーン」という「神経を逆なでする」音をたてていると困っている。

「静音タイプ」の商品もあるが、周囲からは「うるさいことに変わりない」そうだ。逆ギレされるのが怖いため誰も女性に注意できず、女性が休みの日だけ会社に静寂が訪れる。

確かに職場では互いに配慮が必要だが、ちょっと神経質すぎるのではと思われる声もある。省エネの観点から、個人の扇風機使用を禁止する企業もあるというのだ。

職場の全員が扇風機を使い出したら電力がかなりかかる、というのが理由だが、USB扇風機の消費電力は最大2.5ワット。ケチな上司なら「暑いのはお前だけじゃない」「そんなの我慢すればいい」といいそうだ。

「情報セキュリティ」を理由に、USB扇風機の使用を禁止する企業もある。ウイルスの感染や情報漏えいをおそれ、USBポートに「すべての私物の接続を禁止」するための措置だが、記憶媒体のない扇風機にそこまでの対策を打つ必要があるのだろうか。

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