谷川流、竹宮ゆゆこ、しづ参戦! 強力すぎる次世代ラインナップ「新潮文庫nex」誕生
「新潮文庫nex」特設サイトより / 画像はすべてスクリーンショット
9月で創刊100周年を迎える新潮文庫から、次世代ラインナップとして「新潮文庫nex(ネックス)」の刊行が6月24日(火)に発表された。
人気のライトノベル作家や直木賞受賞作家に、それぞれ気鋭のイラストレーターをラインナップし、8月28日(木)より年間50点を刊行するとのこと。
神永学、竹宮ゆゆこ、朝井リョウら超人気作家がラインナップ!
創刊100年の節目に、いま最もおもしろい小説の答えを「キャラクター」とした新潮文庫。そのキャラクターと、物語、文学の融合を目指して立ち上げられたのが、「新潮文庫」の次世代ラインナップ「新潮文庫nex」だ。
記念すべき最初の6作品のラインナップには、書き下ろし、オリジナル文庫中心の“次世代”と謳う強力なクリエイターを揃えた。
河野裕『いなくなれ、群青』
「サクラダリセット」シリーズ、「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズで知られる河野裕さんによる、とある島の高校を舞台に描く青春ミステリ『いなくなれ、群青』。
装画は「ビブリア古書堂の事件手帖」でお馴染みの越島はぐさん。
神永学『革命のリベリオン 第Ⅰ部 いつわりの世界』
「心霊探偵八雲」シリーズなどで知られる神永学さんは、デビュー10周年を記念して、新シリーズを始動。
装画・キャラクターデザインは「戦国BASARA」シリーズのキャラクターデザインを手がける土林誠さんが担当する。
竹宮ゆゆこ『知らない映画のサントラを聴く』
『とらドラ』や『ゴールデンタイム』など、大ヒットラブコメを世に送りだしてきた竹宮ゆゆこさんによる新作は、「便所サンダル女子×コスプレ男子」の恋愛劇。
装画は、これまでも数々のライトノベルの装画を手がけてきたイラストレーター・ふゆの春秋さん。
雪乃紗衣『レアリア Ⅰ』
累計650万部を超える人気作「彩雲国物語」の雪乃紗衣さんによる新シリーズ「レアリア」。帝国と王朝、二国の対立を描く。
装画は「魔界王子 devils and realist」の雪広うたこさんが手がける。
『ふたりぐらし(仮)』
『桐島、部活やめるってよ』でお馴染みの直木賞作家・朝井リョウさんに、飛鳥井千砂さん、越谷オサムさん、坂木司さん、徳永圭さん、似鳥鶏さん、三上延さん、吉川トリコさんら豪華作家陣による競演が実現。
装画は、人気VOCALOID楽曲のMV制作などで注目を集める気鋭のイラストレーター・456さんが担当する。
神西亜樹『坂東蛍子、日常に飽き飽き』
商業化されていないすべての小説が選考対象になる新人賞「新潮nex大賞」、第1回受賞者は神西亜樹さん。
装画イラストを手がけるのは、マルチメディアコンテンツ「カゲロウプロジェクト」の一連の映像やイラストを担当する、しづさん。
さらに強力すぎるラインナップも
特設サイトの最後のページには、作品名は明らかになっていないが、今後刊行予定の作家の名前が並んでいる。
そこには、「涼宮ハルヒの憂鬱」の谷川流さん、「天冥の標」の小川一水さんに、七尾与史さん、青柳碧人さん、仁木英之さん、相沢沙呼さん、里見蘭さん、榎田ユウリさん、知念実希人さん、水生大海さん、森川智喜さん、篠原美季さんら豪華な顔ぶれが揃っている。
ざっと「新潮文庫nex」の発表をまとめてみたが、ライトノベル作家を中心に、ジャンルを問わずバランスよくラインナップを揃えた印象がある。今後の展開にも注目だ。
※タイトル・本文の一部記述に誤りがございましたので、読者の皆様及び関係各位にお詫びすると共に、慎んで訂正いたします。
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