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歴代VAIOの開発者が当時を語る! ニコ生『これで見納め!? ソニー VAIO×Office 徹底解明』レポート

集合写真

VAIO最新PC&歴代PCの秘密に迫るニコ生番組『これで見納め!? ソニー VAIO×Office 徹底解明』が放送された。番組では、気になるVAIOの行く末や2014年春モデル、そしてVAIO開発者による歴代VAIO徹底解明トークが約2時間30分に渡って語られた。

VAIOは2014年春モデルで終了 気になる今後は?

既に発表されている通り、ソニーはPC事業を日本産業パートナーズ(株)へ譲渡する意向確認書を締結。リリースによると、新会社設立当初は、商品構成を見直した上で、日本を中心にコンスーマ及び法人向けPCを適切な販路を通じて販売することに注力し、適切な事業規模による運営を行う予定となっている。

気になる今後や、購入したVAIOのサポートについて以下の様な発表が行われた。

Q.アフターサービスはどうなるの?
A.ソニーで販売したVAIO商品のアフターサービスはソニーが継続。また、現在発売のソニーVAIOをこれから購入するお客様へのアフターサービスもソニーが継続。

Q.VAIOブランドと技術の継承については?
A.未定。なお、新会社には現在のPCの企画、設計、製造の開発陣を含む250~300名が雇用される予定。

Q.ソニーじゃなくなっても魅力的なPCがつくれるのか?
A.組織のスリム化が行われるからこそできることもある。VAIO創業当時も小規模な組織で、むやみに規模を追わずこだわりの商品開発をしていた。

常に時代の先端を行くVAIO 歴代モバイルノートPCを徹底解明!

徹底解明!

2014年春モデルからは『VAIO Fit13A,14A,15A』を紹介。普段使いのキーボードモード、タッチ操作やペンで使いやすいタブレットモード、動画の鑑賞やみんなでディスプレイを見るときに便利なビューモードの3タイプに変形可能なモデルとなっている。番組ゲストのせらみかるさんは、同じく2014年春モデルの『VAIO Tap 11』を使って番組の内容をライブドローイングでまとめていたので適宜ご紹介しつつレポートしていこう。

3人の父実写

VAIOの歴史は1997年から始まって、その時代にとってどの形がいいかを探求して世の中に出してきた。そんな歴代モデルから最新モデルまでどう進化したのかを、3つのキーワード「小・薄・力」に沿って徹底解明していく。徹底解明していただくのは小の父・鈴木一也氏、薄の父・宮入専氏、力の父・林薫氏の3名。

3人の父

まずは小型化技術について小の父・鈴木一也氏から、『type U(UX)』と『type P』についての徹底解明が行われた。商品開発においてあながち設計者は技術の追求を行いがちだ。『type U』の開発においてもそれは例外ではなく、より小さく、軽くを目指したかった鈴木氏には、液晶の大きさを重視したデザイナーからまるで違ったデザインを提示され、結果的にデザイナー側のデザインが採用されることとなった。しかし、両手でしっかり握れるモバイルグリップスタイルの機体の両面についたカメラや、タイルUIとタッチペンの使用など時代を先行く技術が採用されていた点は今でも注目に値する機種だといえるだろう。スライドして出てくる光るキーボードは、ロボットの目がギラッと光るような光り方を徹底追求。光の立ち上がりを何十種類も散々議論するなど、細かい部分にも手を抜かない姿勢が現れている。内部の基板には、ぎっしりと詰め込まれたメモリやCPUはもちろん、エアフローのための空洞もしっかりと確保。

エアフロー VAIO基板

type Pは、小さいながらフルサイズのキーボードを搭載するというコンセプトを追及して開発。更に手に持ちやすい形状を求めて、丸みのある形を目指した。ジャケットのポケットに入れられるかどうか、知り合いのセレクトショップに頼み込んで閉店後に全部のジャケットに入るかどうか試したという。こうした地道な努力から、魅力的なtype Pが誕生したのだ。内部の基板には、基板から直接フレキシブルケーブルを蒸着することで接合部分のコネクタの厚みを削減。さらに、小さなボディに高機能を搭載するため、基板のレイアウトにもかなりの時間をかけて開発が行われたという。最先端の技術の結晶で洗練された、まさに匠の技と言えるだろう。

すずいち

type Xシリーズの開発に携わった宮入氏は薄さについての解明を行った。type Xは薄いボディながら充実したインターフェースが特徴的だ。type Pは基板を絶妙に組み合わせていくことで構成されていたが、type Xは薄く平たく伸ばすという取り組みを行っている。通常基板には両面に電子部品を搭載する。しかし、Xでは片面のみに電子部品を搭載。本来はCPUの真裏につけるコンデンサも、最適なインピーダンスを得られるようにシミュレーション技術を駆使して実装。同じVAIOシリーズでも全く違った構成の基板となっている。技術改良によって少しずつ目標のボディに搭載できるようになっていくため、まだ実装できていないパーツをラーメン屋の行列のようだと表現した。伊藤さんは、毎週少しずつ搭載されていく様子を見ていると、最終的に全部入っちゃうのがすごい!と興奮気味に語った。最新機種であるVAIO Pro11では、CPUがtype Xの5倍、グラフィックは100倍以上に進化している。VAIOが大好きで、何の変哲もない黒い板を囲んでワイワイガヤガヤ熱い話をしながら仲間で作り上げていく安曇野のVAIOはとてもいい環境であったと、宮入氏は語った。

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ネットで流行っているものを追いかけていたら、いつの間にかアニメ好きになっていました。 http://com.nicovideo.jp/community/co621

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