家族に優しくしたいすべての人へ 父と娘のヒューマンファンタジー映画『ソウルフラワートレイン』上映中

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[ガジェット通信]ソウルフラワートレイン

大阪を舞台に不器用な父と娘の心温まるドラマを描いた映画『ソウル・フラワー・トレイン』が3月6日まで東京でリバイバル上映中だ。
原作はロビン西の同名マンガ。監督は西尾孔志(にしおひろし)。

[ガジェット通信]ソウルフラワートレイン

大分で暮らす主人公の天本はちょっぴりドン臭い、素朴な田舎のオヤジである。
長らく顔を見ていない最愛の娘・ユキに会いにはるばる大阪の街へとやってくるが、到着早々カモられ、カモられたことにも気付かない。そんな天本を助けたのは、正体不明のヒーローのような金髪のおてんば娘・あかねだ。

強引なあかねに引っ張られ大阪の地を巡る天本は、ソース二度漬け禁止の串カツ(罰金100万円)、観光客を安々と騙すペテン師、そしてストリップ劇場でトップダンサーが魅せる“花電車”――など、見たことのないものばかりのちょっぴり刺激的な世界を体験する。
そして一日の最後にやっと再会した娘・ユキも、なんだかこれまでに見たことのない雰囲気を放っているのだった。娘がなにか隠しているのではないかと疑心暗鬼になる天本だが――。

[ガジェット通信]ソウルフラワートレイン

この作品の中で描かれるのは、天本とユキとあかねの周りで起こるちょっと“痛い”現実的な出来事だけ。そのひとつひとつにはなんの奇跡も不思議もない。しかし、いくつもの現実が折り重なった最後に、ひとりの不器用なオヤジが出した答えによって、彼らを取り巻く“痛い”現実は魔法にかけられたかのようなあたたかさを持つ。

現実は何も変わらないけれど、これからは、自分の選択も・家族の選択も・他人の選択もすべて認めて愛おしく思える。そんな奇跡を起こすためには、特別な力なんて何もいらないのだ。映画『ソウルフラワートレイン』は前向きにそう思わせてくれる作品だ。
観たあとは家族に会いたくなるかもしれない。それも、いつもよりもちょっとだけ優しい気持ちで。

映画『ソウルフラワートレイン』は現在池袋シネマロサにて3月6日までレイトショー上映中。3月8日より神戸アートビレッジセンターでの上映も決まっている。詳しい情報は公式サイトにて。

公式サイト:http://www.soulflowertrain.com/
池袋シネマロサ:http://www.cinemarosa.net/[リンク]

予告編:http://www.youtube.com/watch?v=9KkXTG15wLg



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レイナス

おもにホラー通信(horror2.jp)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

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