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「東京都知事選 候補者ネット討論」全文書き起こし(4/8) 少子高齢化に伴う社会保障の充実

 で、首都直下型の地震もきますので、災害のときの対処訓練も必要だと思いますから。そういったことを積極的にやることによってですね、周辺の人が顔見知りであると。困ったときは助けてくれる、というような街を作っていくことが大事かなというふうに思っています。

角谷:はい、ありがとうございます。では、舛添さん。

舛添要一氏(以下、舛添):社会保障っていうのは、「ゆりかごから墓場まで」と言われているように、人の生涯を見ないといけない。厚生労働大臣やりましたから、ずっとその政策をずっとやってきました。

 たとえば、妊婦さんが産科をたらい回しにされて病院に行けないと。何とかこれを解決しようと思って、相当、産科の問題は解決しました。ただ、産婦人科のお医者さん、数、全国的には増えているんですけど、ちょっとまだ東京はそこまでいってない。これも改善したいと思います。

 それで、子ども生まれて子育てしたいということきに、保育所、これが足りません。今、待機児童が8千人。私は、細かい主張はのちほどお話しますけれども、この待機児童8千人を4年間でゼロにすると。これはもう都民のみなさんにしっかりお約束したいと思います。

 じゃあそれから、学校を出て就職したいといったときに、なかなかこの不景気が続きましたから、職がない。今ちょっと景気が上がってきていますけれども、職業訓練とか、いろんな手当をしないといけない。私が厚労大臣やっていたときは、ハローワーク含めて、雇用保険のファンドを作って、相当がんばって職業訓練をしました。その国のレベルに上乗せした形で、東京都としても様々な援助の手段がありますから。とにかく「若者に雇用を」というふうに思っています。もちろん中高年の雇用もそうです。

 それから医療介護について。これはもう、もっともっと拡充しなければならない。先ほど待機児童って申しましたけれど、特養(特別養護老人ホーム)に入れない待機老人が、万単位でいるわけです。これもやはり、特養をどうすれば建設できるのか。こういうことを含めて、きちんとやりたいと思います。

 最大のポイントはですね、土地が高いからなんです。東京都には、都が保有する土地がいっぱい余っています。これを安い地代で有効に活用することによって、特養も、老険も、保育所もやる。知恵を働かせれば、さほどお金を使わないでも、かなりの前進ができると思っております。

角谷:はい、ありがとうございます。では細川さんお願いします。

細川護熙氏(以下、細川):都の資産なども活用してですね、これは両方の、高齢者の場合にも、待機児童の問題についても言えることと思いますが、そうしたスペースの確保というのは、もちろん、考えていく余地があると思います。

 高齢者の問題について言えば、やはり孤独死がやはりよく報じられるというような状況ですから。何か、隣組的なネットワークというものを行政も支援して、お年寄りがそうしたものに頼ることができるような仕組みというのを、何か考えられないものか。それが、ただ「控除」ということではなくて、「共助」ですね。共に助け合う。そういう精神に乗っ取って進めていくということがひとつ、ポイントではないかと思います。

 それから待機児童のことについては、実数は今報じられている8千人かなんかということよりも、はるかに多いと思いますし。やっぱりこれは、女性が社会に出て活躍をする、仕事に就くということは、日本社会の活性化に一番繋がっていく話ですから。そういう点をやはり考慮して、念頭において、そこをとにかくどういう風に広げていくか。いろいろ、有資格者の支援をしていくとか、あるいはもちろん、手当のことも考えていかなきゃならんと思いますけれども。

 一番手っ取り早いのは、都の担当の職員の人たち。今、女性半分くらいいるんですけれども、そこもっと女性を増やす。そうすると、彼女たちは一番、実際に体験として、身近なこととして考えられるわけですから。その職員を、今3分の2くらいに増やせるのではないか、増やしたらいいのではないかと思います。

角谷:はい。ということで、この問題ですけれども。はい、じゃあ田母神さんからいきましょう。

田母神:今、横浜市で子育て中の若い女性の相談に応じる、「子育てコンシェルジェ」というシステムがあるんだそうです。子どもを預けたい、いつどんな時間帯に預けたいだとか、いろんな要望を聞いて、それを行政にきめ細かく反映をしたり、預かってくれる人を紹介したりと、いろんなことをやっているそうですが、これが横浜市で大変評判がいいんだそうです。ですから私は、東京で、この「子育てコンシェルジェ」というシステムを導入してもいいしですね。各地区に、子育てを終えた45歳から60歳くらいの女性を配置して女性の相談に乗る、ということだそうです。

 そういった意味では、高齢者コンシェルジェとか障害者コンシェルジェもあってもいいと思いますし、そういったもので、こういった、いわゆる弱者ですね。青少年も含めて、そういった人たちが直接相談できるコンシェルジェのようなシステムを、東京ももっと強化していったらいいのかなという風に思います。

角谷:はい、じゃあ舛添さん。

舛添:首長さん、知事や市町村長から見ると、国のいろんな指示っていうのは、「何だこれは」っていうのがあって、相当、不満がありました。私が厚生労働大臣のとき。それまで、厚生労働大臣と知事さんたちの話し合い、そういう一堂に会する会がまったくなかったから、私作ったんです。その後、民主党政権になって、どうなったかわかりませんけれども、もうちょっとそういう対話を続けるべきで。

 知事になれば、立場は逆になります。厚労大臣になれば、「一般的なこの基準でやってください」ということをいわざるを得ないんです。だけど、大都会と地方と、違うんです、立場が。そうすると、東京都知事の立場だと、「厚労大臣、ちょっとここは緩和してください」。保育所でも、「この程度でいいじゃないですか」、それは十分ありうる。

 だからきちんと厚生労働大臣と協議をしながら、許される範囲での規制緩和をやることによって、切羽詰まっている待機児童、切羽詰まっている待機老人、きちんと解決できると思いますから、この対話やりたいと思っております。

角谷:はい、細川さん。

細川:待機児童の問題でですね、何年間でゼロにするというような、いろいろな、それぞれに公約を出しているわけですけれども。でも、最低基準は一畳の畳にひとり、ということになっていますね。そこにただスペースの問題でですね、スペースを広げるだけで、3人4人も一畳のたたみに子どもが入るということになれば、これは本当にちょっと大きな問題だと思うんですね。だからやっぱり質の問題を考えないと、ただゼロになっただけでは、私はやっぱり問題は解決しないと。そう思います。

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