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ゲーム業界各社決算まとめ – 2013年秋

タイトルは、ケリ姫とか他にもありますけど、規模的にはパズドラがこけたらそれまでというのは誰しもわかっていることなので、パズドラ資金でパスドラ後の投資をどうするのかというのが注目でしたが、スーパーセルの買収というのは読めた人いるんでしょうか。というか売ってくれるのかと。

スーパーセルのクラッシュオブクランも、いわゆる「金を払えば有利になる」アイテム課金の典型みたいなゲームですね。低額の金額さえ払ってしまえば他のプレイヤーと概ね同じ土俵に立ててしまうけれど、一方廃課金プレイをすると建設にかかる時間を短縮して一気にゲームを進めてしまうことも可能、という点で課金形態としては艦これに近いですね。このタイプの課金形態は、昔のゲームの販売形態に置き換えると、基礎機能を体験版のように無償で提供して、標準機能を一定額の課金でパッケージのように販売し、チートをオプションで売ってるみたいな感じと認識しています。

国内ソシャゲのような、文字どおり札束で殴りあうゲームは海外じゃ初めからウケなかったみたいですけど、国内でも課金度合いのゲームシステムへのハネが小さいゲームに、ユーザーの志向がシフトしていっているように感じます。

でも、個人的な望みなんですけど、やはりチートをオプションで買えないゲームで遊びたいですね。

これ、好きな言葉でよく引用するんですけど、かつてフォン・ノイマンがこんなことを言っています。

「チェスはゲームじゃありませんよ。チェスというのは、明確に定義された計算の一形式なんです。実際に答えを出すことはできないかもしれないが、理論的には正しい「手」が存在するはずです。それに対して本当のゲームはというと、全然違います。現実の生活は、はったりやちょっとしたごまかしの駆け引きやこちらの動きを相手はどう読んでいるのだろうかと考えることからなっています。そして、それこそが私の理論で言うゲームなのです」
チートをオプションで買えるということは、「はったりやちょっとしたごまかしの駆け引き」をゲームから奪ってしまうことになり、それがただ悲しいと思うのです。(モゲマスに10万使った人間の発言)

【総括】

・大きく崩れているのは任天堂、コナミ、ケイブ。「次世代機の販売不振」「ブラウザソシャゲの不振」をそれぞれ要因とします。プラットフォームがゲーム機からスマホへ、ソフトが「ブラウザからネイティブへ」という昨今の潮流からすれば、その流れに置いて行かれた感じ。とはいえ、ブラウザゲーでも利益を出せている会社もありますし、やはり根幹はゲーム業界なのでコンテンツ次第と言ったところ。あくまで全体の潮流はパイの大きさについて話すものなので、その中での個別の勝ち負けはあります。

・「ブラウザからネイティブへ」の流れについては、DeNA・GREEとガンホーの数字がわかりやすいですね。ただ、何度も言うように、成長が止まったというだけで依然としてDeNAらの利益自体は高い水準にあります。ただ、株価は成長しないと上がらないですけどね。

・スクエニがMMOの月額課金ビジネスを復権させてきたように、ファルコムがパッケージで過去最高益を上げているように、課金方法としては、まだアイテム課金が勝ったわけじゃないと思います。昔、金融業界に「証券化」という技術が登場しまして、猫も杓子も証券化という時代がありました。なぜならばそれは、これまで存在しなかったビジネス手法で、儲かるから。その後米住宅ローンのデフォルト問題が顕在化し、証券化市場が壊滅的な状況に陥ったのは記憶に新しいですね。新しいビジネス手法は、成功しているうちは持て囃されますが失敗したあとに「なんであんなことに熱狂していたんだ」みたいな言われ方をすることがザラにあります。アイテム課金が今後も長期的に成功できるモデルかどうかを断定するのはまだ早いと思います。

・せっかくデカいテレビが安くで買えるようになったのだから、現代技術の結晶である据え置き次世代機をやらなきゃハドソン。とはいえ、PS2のときも3DSのときもそうだったように、最近のゲーム機が爆発的に普及するタイミングは、いつも値下げのタイミングだったように思います。今回はどうでしょうね。

・前回1万字もあったので短くしなきゃなぁと思っていたのですが、インデックスを落としたのにも関わらず文字数が20%増になっちゃいました。あまりにも長すぎて自分でも読めなかったので内容があっているか心配です。こんなときWikiならば気がついた人が直してくれるのに……!

相変わらずクソ感漂う感じですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

執筆: この記事はりくぜんさんのブログ『当たり判定ゼロ』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年11月21日時点のものです。

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