「修行を積んだ僧侶の心は動かせるのか」という名目で“座禅している僧の周りをベンツが爆走する”映像がシュール
「人はどこまで無心で居られるか」――そんな疑問から作られたというこの動画、その名も『メルセデスと座禅』。「は?」と言いたくなるほどのド直球ながら不可解なタイトル付けがされている。(※動画はこの記事の最後にあります)
静けさに対峙する、僧侶とメルセデスベンツ。僧侶の頭には、見慣れぬ機械が取り付けられている。脳波測定を行うと思われる装置を取り付けた僧侶がたたずんでいるこの時点で、かなり奇異な画づくりだ。
登場した5人の僧侶たちは、日々の鍛錬によって鍛えられた精神の持ち主でもある。
どうやら、「強靭な“心”を持っている彼らであれば、いかなる状況下でも心が揺らがない」という実験のために準備がなされたようだ。
脳波計をつけた僧侶たち。広い、広い敷地で円陣を組むように座して瞑想に入る。真っ直ぐに立ち上る香の煙。
「A45、スタート」の声を合図に、起動するエンジンが静寂を破り、煙が揺らぐ。この“A45”とは、メルセデス・ベンツの最新モデル『A45 AMG 4MATIC』(以下A45)を指している。
“瞑想”とは真逆のエンジン音が鳴り響く。次の瞬間、僧侶たちの周りでドリフトを始める『A45』。この時点で、動画を観ている僕らがかなり動揺させられる。いやいや、これは乱れるでしょう……。
ドリフトするA45、座禅のまま、画面を流れていく僧侶。映像のクオリティが高いだけに、よそではなかなか観ることのできない、相当に“特殊な映像”であることは確かだ。
ドリフトが終わり、静かに目を見開く僧たち。流れる雲が見える。
脳波測定を行っているスタッフの目線の先には、スタート時とは異なる波形を示したモニタがあった。
結果、僧侶たちの心は“動かされた”と言えよう。
(我々一般人については言うまでもないが)修行を積んだ僧侶たちでも、集中するには条件がいささか厳しかったのかもしれない。観ていた筆者も「それはそうかもなぁ」と思った。
加えて、この試みに使われた『A45 AMG 4MATIC』はメルセデス・ベンツにおけるコンパクトクラス初のハイパフォーマンスモデル(!)とのことだから尚更だろう。
4気筒ターボエンジンのパフォーマンスを表現するには十分すぎたこの映像、シュールながらも、確かに何かが伝わってきた(と思う)。
ご覧になった読者のみなさんは、どう感じただろうか?
特設サイト:A 45 AMG × ZAZEN|メルセデス・ベンツ日本
http://mercedes-amg.jp/zazen/index.html
YouTube動画:A 45 AMG × ZAZEN
http://youtu.be/vreX0_hU-Nw
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