Droidシリーズ新モデルで採用された「Motorola X8 Mobile Computing System」とは?

Motorolaが現地時間7月23日にVerizon向けに発表したDroidシリーズの新モデルには「Motorola X8 Mobile Computing System」と呼ばれる8コアプロセッサがメインプロセッサとして搭載されています。「Motorola X8 Mobile Computing System」は、QualcommのSnapdragon S4 Pro MSM8960Tプロセッサをベースに作成されたアプリケーションプロセッサのことみたいですね。“8コアプロセッサ”とされていますが、8コア全てがCPUというわけではなく、1.7GHz駆動のデュアルコアCPU、Adreno 320ベースのクアッドコアGPU(400MHz)、さらに、“Natural languageプロセッサ”として1コア、“Contextual computingプロセッサ”として1コアと、コア別に枠割りを持った構成となっています。Motorolaはこのプロセッサについて、“驚くべき新しいソフトウェア機能を実現できることに加えて、全体的なパフォーマンスとバッテリー寿命の向上を図ることができる”と述べています。おそらく、“Natural languageプロセッサ”と“Contextual computingプロセッサ”の追加が大きく影響しているものと思われます。“Natural languageプロセッサ”は、オーディオ関連のセンサー、音声認識やノイズ推定・キャンセリング機能を処理する回路を内蔵したプロセッサコアで、バッテリー消費に大きな影響を与えることなく、音声コマンドの“常時待受”が可能になるとされています。また、“Contextual computeingプロセッサ“は、各種センサーからのコンテキストデータを処理するためのプロセッサコアのことで、この2つの追加プロセッサコアのおかげで、Droidシリーズの新モデルの特徴となっている、“Ok Google Noe”などの音声コマンドの入力を常時待受する機能、スリープ中でも本体を2度反転させるとカメラが起動する機能を電力消費に大きなインパクトを与えずに実行できるとされています。Droidシリーズの新モデルの特徴的な機能は8月1日に発表される見込みの「Moto X」でも確認されています。なので、「Moto X」にも「Motorola X8 Mobile Computing System」が採用されていると考えられます。Source : Motorola



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