グリム童話モチーフのファッション&ショーで魅了!コルセットブランド『abilletage』2周年記念パーティーレポート
東京・新宿にある店舗が人気カルチャースポットになっているコルセットブランド『abilletage』(アビエタージュ)のオープン2周年を記念したパーティー『Carnaval du abilletage -Grim’s Forest-』が2013年7月14日にキリストン・カフェで開催。グリム童話をテーマにしたストーリー仕立てになったショーではファッションの枠を超えた世界を展開し、集まった観客を楽しませました。
中世ヨーロッパの教会を模した会場には、300名以上が来場。豪奢にドレスアップした女性も多く、さながら宮廷貴族が集まる晩餐会のよう。
オーナー兼デザイナーのbambiさんは「着飾って行ける場を作りたいと思ってパーティーを開催してきたので、皆さん素敵なコーディネートで来てくれたのでうれしいです」と話します。
ショーの冒頭では、サンドアートユニットsouffleが初のパフォーマンスを披露。えびさわなおきさんのアコーディオンの調べに合わせて、クラシカルでキュートな作品を描き、観客の視線を釘付けにしていました。
ショーでは雑誌などで活躍中の街子さんをはじめとする人気モデルが多数登場し、着こなしと立ちふるまいで観る者を圧倒。
『白雪姫』をイメージしたパートでは、バーレスクダンサーのリタ・ゴールディさんが出演しているのも、『abilletage』のショーならでは。「ショーだとセクシーな印象ですが、お話しをしてみるとお嬢さまのような感じがあるのでこの役をお願いしました。モデルさんの性格に合わせて衣装のイメージを決めた部分も大きいです」(bambiさん)という通り、清楚な美しさがとりわけ印象的でした。
「もともとタイツを発売する際に童話をテーマにしたタイツがかわいいという話があって、それならば次のショーをグリムというテーマにしては、ということになりました。今回はオリジナルのテキスタイルに力を入れています。『赤ずきん』や『シンデレラ』といった、小難しくなく、誰しもが知っていて憧れる世界を『abilletage』らしく表現してみました」というbambiさん。
演出の意図については「かわいらしいものからかっこいいものまでさまざまなテイストを取り入れて、雰囲気の違いを楽しんでもらえれば」と語ります。
音楽ユニット・オーラルヴァンパイアのエキゾチカさんも登場したパートでは、空中のサークルや布を使ったエアリアルの珍しいパフォーマンスも織り交ぜ、会場全体を盛り上げました。
「サンドアートにしてもエアリアルにしても言えることですけれど、普段なかなか観ることができないものを観れるような機会にしたかった。非現実的な空間にもなりますし、これをきっかけに興味を持って頂けると嬉しいです」とbambiさん。
『abilletage』とつながりが深いロリータ・クラシック・ユニット黒色すみれのゆかさんとさちさんは、シンプルなホワイトの新作ワンピースでライブ。スカートの部分にコルセットの結び目の模様がさり気なく入っているあたりがポイント高く、上品さと可憐さが際立ちます。
「コルセットを、普段よりもちょびっとおしゃれで着れるように提案する上で、いろいろなアイテムも用意しました。グリムをイメージしたスカートやコルセットと、同じ柄のスカーフも出します。レースを着たいけれどフリフリしすぎているから、という方でも手に取りやすくなっていると思います」(bambiさん)という新作は、2013年7月29日まで『abilletage』の店舗で受注会を実施しています。
きらびやかなショーでは確認できなかったデティールを間近で確認することもできるので、気になる人はぜひ足を運んでみて下さい。
『abilletage』 オフィシャルブログ
http://blog.shop.abilletage.com/
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
ウェブサイト: https://note.com/parsleymood
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