酷暑元年の2026年は冷涼グルメも豊作! 推しのひんやりフード25商品を実食レポ付きで紹介
いゃー暑いですね。気象庁が“酷暑日”を正式決定した2026年は、“酷暑元年”といっていいでしょう。食品メーカーも例年以上に対策商品を新発売しており、5つのカテゴリーから注目の“ひんやりグルメ”を紹介します。
1.フローズン麺つゆ
夏グルメの代表格といえば、そうめんですね。氷を入れて味わう人も多いですし、麺つゆを製氷機で凍らせて使うアイデアマンもいるでしょう。こうしたライフハックは、メーカー側も当然、把握していると思われます。
それもあってか、近年は専用の“フローズン麺つゆ”が続々と新発売されています。今回ピックアップしたのは、味の素の『氷みぞれつゆ』(実売価格198円)と、キッコーマンの『シャリっと冷やそうめん』(実売価格198円)。
一般的な麺つゆをただ凍らせるのとは異なり、専用品はシャリシャリしたシャーベット状になるうえ、ほぐしやすいのが特徴。普通に麺つゆを凍らせると「ゴロッと固まり、とけにくい」みたいなこともあるのですが、そうした心配もなく、簡単にナイスなみぞれになるのです。
また、味のムラが生まれず、冷たさが持続するようにも設計されている模様。ということで『氷みぞれつゆ 鶏だしゆず風味』を凍らせ、そうめんにかけて食べてみました。
「思った以上にうまみが豊か!」と思ったら、鶏のほかに昆布とホタテのダシも効かせてるみたいです。香りは柚子の爽やかさがクールで、とにかく味が薄まらないのがイイ! また、とかしながら混ぜていくと細かい泡が出て、なんとなくカプチーノ豚骨みたいなルックスに。トッピングには納豆、オクラ、がごめ昆布などネバネバ系と好相性だと思います。
ちなみに「おっ、攻めてるな~」と思った外食チェーンの例でいうと、あのくら寿司が『スノーマウンテン旨辛冷麺』(540円)という変わり種を新発売しました。フローズンつゆではないですが、薄まらないように濃い味のスープで設計されています。
ふわふわの氷が乗った冷麺(麺は中華麺)で、キンキンの冷たさと、シメられてコシの超強い麺が特徴です。8月6日までの販売なので、お早めに。
2.秒でサラサラ冷涼ごはん
次はご飯系。大定番といえば、宮崎のソウルフード・冷や汁ですよね。今年はフリーズドライの大手、アマノフーズが『氷おみそ汁丼』というアレンジレシピを提案しているので、まずはこちらから紹介します。
使ったのは『いつものおみそ汁 なす』(実売価格97円)ですが、ほかの商品でもOK。レシピは、まず『いつものおみそ汁 なす』を50mlのお湯でとかし、90g分の氷を入れて冷やしたらご飯にかけるだけ。
こうして食べると、味噌汁で食べた味とはまた印象が変わりますね。味のしみたナスは好アクセントで、ワカメもスルッとしてナイスな清涼感。ダシと味噌のうまみが、シャープな中でもまろやかさを演出し、サラサラッといけます。
次は、今夏の新商品として久世福商店が発売したフリーズドライ『冷やしだし茶漬け』。味は『鶏飯風』と『しらすと鯛だし』(各260円)があります。
こちらは、ご飯にフリーズドライを乗せて冷水をかけるだけという簡単設計。冷水だけでもとけるのがスゴいですね。で、実際に試してみると超簡単にふわふわっと。これをかき混ぜれば、もう完成です。
食べてみると、『しらすと鯛だし』は海苔としらすの風味に冷たい口当たりが相まって、海の潮風を感じるような涼やかさ。『鶏飯風』は、さっぱりとした中に鶏やシイタケのまろやかなうまみが効いて滋味深いおいしさです。
「さらに手軽に」ということでしたら、成城石井の新作『成城石井自家製 濃厚冷やし担々スープご飯(もち麦入り)』(604円)がオススメです。これなら完全オールインワンで、スープと具をご飯にかけるだけで出来上がり。
味は当然激ウマ。白胡麻のコク深いスープが香るもち麦ご飯に、豆入りの肉味噌が好アクセント。ザーサイのコリコリ食感、ミョウガとキュウリとネギのシャキシャキ感、ほどよい花椒(ホアジャオ)の香りもたまりません。好みでゴマ油やラー油をかけるといいでしょう。
ちなみに成城石井は今季『涼を味わう、ひんやりグルメフェア』を開催しており、冷たい商品がズラリと並んでいるのですが、その中でもうひとつ気になったのが『成城石井自家製 ひんやりトマトのコンポートジュレサラダ』(604円)です。
ディルの香りとジュレが清涼感抜群で、トマトのうまみにレモンがキュッと引き締める甘酸っぱい味は、すっきりして絶品。これをカペッリーニ(細麺パスタ)にかけてもウマいだろうなと思いました。
3.冷製春雨キット
マーラータンブームで春雨に脚光が当たっていますが、春雨惣菜のほうでもひんやりスタイルの新商品が登場。本稿では、永谷園の『ひんやりつるもち麻婆春雨』(参考価格380円)と、モランボンの『豚しゃぶ春雨の素』(参考価格324円)を紹介します。
『ひんやりつるもち麻婆春雨』は『中華サラダ味』と『濃厚肉みそ味』、『豚しゃぶ春雨の素』は『だし香る和風醤油味』と『担々風旨辛味』があり、それぞれ2種展開。前者は材料全部入りの設計で、後者は豚肉を用意して冷しゃぶに使う合わせ調味料となっています。
▲写真には載っていませんが、右の『豚しゃぶ春雨の素』には赤系パッケージの『担々風旨辛味』もラインナップ
ということで、『ひんやりつるもち麻婆春雨 濃厚肉みそ味』を作ってみました。春雨を茹でて水切りし、レトルトの具と混ぜるだけで完成です。ポイントは、平麺春雨のつるもち食感と肉入りの濃い味で、しっかりおかずになるところ。
春雨サラダもいいですが、肉味噌系の冷製春雨は目新しく「いいな」と思いました。夏は冷しゃぶをよく作る人もいると思うので、その場合はモランボンの『豚しゃぶ春雨の素』がオススメです。
4.ユニークひんやり麺
冷凍食品の麺類で、ひんやりカテゴリーをリードしているのがニチレイです。有名な商品が、デビュー時に業界をザワつかせた『レンジで冷たい 冷やし中華』。今季は新作が仲間入りし、『レンジで冷たい 盛岡風冷麺』と『同 冷やし豚しゃぶうどん』(それぞれ実売355円)も販売されています。
特徴は、食材と一緒に氷が入っていること。「氷はレンジのマイクロ波の影響を受けにくい」という特性を活用し、冷たく仕上がる独自技術を開発したのだとか。ということで、盛岡風冷麺のほうを調理し実食。
調理はまず、レンジのワット数に合わせた時間でチン。次に水を注いで完成ですが、レンチン後でも氷が残っているので、ここでしっかり混ぜましょう。すると、すぐにキリッとした冷たさになります。
味はダシがほんのり香るやさしいスープに、もちっとした麺がマッチして、つるつるイケます。キムチはシャキッとして辛すぎず、オクラはトロッと好アクセント。なお酸っぱくはないので、もし酸味がほしい人は酢やレモンエキスでアレンジしましょう。
今季は、あの世界的ブランドも超絶クールな新作をぶっこんできました。日清食品『冷しカップヌードル ピリ辛キムチ味』と『同 鶏塩レモン味』(各希望小売価格307円)です。5年の開発期間をかけた、カプヌ史上初の”冷水5分”で楽しめる意欲作です。
決め手は冷水で戻せる新技術『コールドリハイド製法』にあり。作り方を見ると、常温水ではなく冷蔵庫などで冷やした水を注ぎ、必要あるのかナゾですがフタをして、5分経ったら混ぜて完成です。
いざ、『鶏塩レモン味』のほうをレポート。容器が、薄いプラ製な点からして独特です。麺は油揚げタイプで、食感はややモソモソしているものの違和感はなく、茹でて水でシメたといわれても気づかないレベル。スープはレモンがフルーティーで、奥には鶏ダシ感も。少し胡椒が効いたしょっぱ酸っぱさでウマいです。冷たくてズルズルーッといけるスープも、飲み干せるウマさでイイ!
そういえば、夏に熱湯を沸かして麺を茹でると部屋が湯気でムンムンになるため、コンロキャンセルしたくなりますよね。レンチンだけで麺が作れる冷凍うどんを活用する人もいるでしょう。これ系で新発想のスパゲッティが、イオンPBの『トップバリュ』から発売されたので、軽く触れておきます。ご活用あれ。
▲『トップバリュベストプライス スパゲッティ』。3食入りで、実売278円
5.キンキンドリンク
ラストはドリンクです。暑ければ暑いほどウマい飲み物が、シャープな味わいの辛口ビール。といえば、あの有名な「キンキンに冷えてやがるっ・・・・・・・・!」のモデルでもおなじみの『アサヒスーパードライ』でしょう。
それこそ同ブランドは今夏も“キンキン”をテーマに打ち出し、大好評だった『キンキンタンブラー』をプレゼントする企画などを展開。また、商品としてもより特化した『アサヒスーパードライ冷涼辛口』と『アサヒスーパードライ爽快辛口』を限定発売しています。
▲左から、『アサヒスーパードライ爽快辛口』『キンキンタンブラー』『アサヒスーパードライ冷涼辛口』。350ml缶ビールは実売223円
加えて、よりキンキンで楽しむコツを公式で推しているのもポイント。それは、飲む直前に3分間冷凍庫で冷やすこと。こうして『キンキンタンブラー』で飲んでみると、あらどうでしょう。まずは思わず「冷たっ!」と声が出るほどにタンブラーがヒエッヒエ。これは冷えやすいアルミ製でしょうか。イイですね~。
泡もさすがのクリーミーさで、味はもう最高! キレッキレの爽快さとドンシャリ感のあるキックで、ノドが鳴るってのはこのことですな。ちなみに、5月は『冷涼辛口』、6月は『爽快辛口』が発売されましたが、7月は好評を経て『冷涼辛口』が再発売されました。ぜひ!
夏のワインの嗜み方としては、泡系やワインク-ラー、サングリアなどがゴキゲンですが、今季は実にユニークな商品を発見しました。販売店は、前述の冷やし担々スープご飯とジュレサラダで触れた成城石井です。商品名は『イムブコ シュナンブラン アイス ヌーヴォ』(実売1639円)で、アルコール度数は13%。
仏・ロワール地方を代表する白ブドウ『シュナンブラン』を使った南アフリカ産の新酒で、『アイス』とあるように氷を入れてもおいしく造られていることが特徴のひとつなのです。味わいはやや辛口で、青リンゴを思わせる爽快な果実味が超フレッシュ!
もちろん、若々しくても味の薄さはありません。氷を入れても負けない主張があり、キュッとした心地よい酸味もナイス。先ほど紹介した、『成城石井自家製 ひんやりトマトのコンポートジュレサラダ』とも好マリアージュしますし、食中酒としても優秀です。
ラストを飾るのは、昨年『クラフトボス』から発売されて話題になったフラッペのリニューアル版。本稿序盤のフローズン麺つゆよろしく、凍らせるとムラがなくおいしいシャリシャリドリンクになるのです。
▲今夏再登場した『クラフトボス シャリシャリラテ氷 カフェラテ』(左)と、今春から新発売されている『同 塩バニラ』(右)。ともに希望小売価格は260円
楽しみ方は、凍らせた商品を冷凍庫から出して、周りが溶け始めたらシェイク。シャカシャカと音がするようになったら飲みごろです。振りながら飲むことでシャリシャリのシャーベット状になり、とけてからも、とろっとした食感を楽しめます。
おいしいシャリシャリになる理由は、中味配合を工夫して凍る温度を低くしたこと。これにより、最初から最後まで凍らせたラテならではのシャリシャリした爽快な食感と、満足感のある甘みが楽しめるのです。
味は『パピコ』や『セブンプレミアム カフェラテ氷』、懐かしの『アイスガイ』な方向性ですが、さすがのクラフトボスで、より本格派な印象。テリのある甘さは美味ですが幼すぎず、コーヒーのコクもあっておいしいです。
以上、5つのカテゴリーから全25品を紹介しました。昨年同様、また秋まで長く続きそうな今シーズンの暑さ。ここで紹介したひんやりフードを活用して、乗り切ってもらえたらうれしいです。
(執筆者: 中山秀明)
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