自分を“推し”に置き換えたら? 書籍『セルフ推し活BOOK』ワダシノブさんインタビュー

「推し、尊い!」——その気持ちを、自分に向けてみたら?

XとInstagramで話題の「セルフ推し活」が一冊に。書籍『セルフ推し活BOOK ―自分=推しとして過ごすアイデア36―』が、2026年6月3日にワニブックスから発売。

自分を後回しにしてしまう人、周りの期待に応えようと頑張りすぎてしまう人へ。著者のワダシノブさんに「自分を推す」とはどういうことか、今日から試せるヒントについて伺ってみました。

推しがいなくなったから、自分を推してみた

ーーー 私を“推す”というアイデアは、どうやって生まれたのですか?

ワダシノブさん:推し活をしていたのですが、推しがいなくなってしまって。代わりに何かと思ったけれど、特になかったんです。それで、今までやっていた推しへの活動のやり方を、自分に置き換えてみたら、と。

そのことをSNSに投稿したら、反応がすごくあって。「推し活したいけど推しがいない」ってよく聞くじゃないですか。私みたいに推しがいなくなってしまった人もいるし、これはみんなそういうものなのかもな、と。

ーーー 推し活について、ご自身で意識していることはありますか?

ワダシノブさん:推し活界隈って、独特のルールがあったりなかったりする感じがあって。いろいろと皆さん思いがあるので、私は基本的に、誰を推しているかは表に出さないようにしています。

いちばん大変だったのは、文章

ーーー 今回の著書は、イラストも漫画もエッセイも、すべてご担当されているのですか。書き下ろし漫画つきで、すごく可愛いですね。絵は水彩ですか?

ワダシノブさん:ありがとうございます。絵はデジタルで、CLIP STUDIOで描いてます。

ーーー 漫画・エッセイ・イラストの中で、どれがいちばん大変でしたか?

ワダシノブさん:文章ですね。文章を書くのって大変じゃないですか。今回みたいに自分を掘り下げるのは、特にしんどくて。音声入力で口述筆記のように書いてみたりもしたんですが、頼んでもいないのに「〜なのでした」と勝手に文章を丸められてしまって。自分が言っていないことまで書かれてしまうので、直すのが大変でした。

「推しに言わないことは、自分にも言わない」「数字で測らない」、できる小さなことから

ーーー 自分推し活、最初の一歩はどちらでしたか?

ワダシノブさん:「推しに言わないことは、自分にも言わない」ですね。つい自分にだけ厳しいことを言ってしまいがちなので。それはやめよう、と。

ーーー 著書の中で、これはよかったというおすすめはありますか?

ワダシノブさん:大きく何かをするのは、もう難しくて。大きく変えると続かないと分かったんです。だから「できるちっちゃいことから」ですね。あと「数字で測らない」。お金を稼いでいないからとか、いくつになっても何キロ痩せたとか、つい数字を見てしまうけれど、あれはあまり良くないなと。

ーーー 「嫌いに近づかない」も、つい逆をやってしまう人がいそうですね。

ワダシノブさん:ありますよね。「あの人苦手なんだよね」と言いながら、会話にぐいぐい入っていく。苦手って言ってたじゃん、って(笑)。

ーーー ほかに、やってみてよかったことはありますか?

ワダシノブさん:「好きが分からなくなったら休む」ですね。基本的に忙しすぎるので、まず寝よう、と(笑)

ーーー ありがとうございました!

ワダシノブさん:こちらこそ、ありがとうございました。楽しかったです。

書籍情報

『セルフ推し活BOOK ―自分=推しとして過ごすアイデア36―』
著者:ワダシノブ
発売日:2026年6月3日
価格:1,430円(税込)
ISBN:978-4-8470-7661-9
発行:ワニブックス
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4847076613

プロフィール
ワダシノブ
広島県生まれ、イタリア・トリノ在住のイラストレーター。イラストの仕事のみならず、マンガやエッセイなど多岐にわたり活動中。幅広い年齢層の人物を描き、特に中年層の絵を描くのが得意。たわいない日常のワンシーンを切り取ったマンガがSNSでたちまち話題に。著書に『いいかげんなイタリア生活』、『晩ごはんはジェラートです』(大和書房)がある。
X @shinoburun
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erini (エリーニ)

漫画描くグルメ記者。バレエを踊ったりします。 食べ合わせを日夜研究中。犬好き。

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