【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.102「バズが向こうからやってきた月と徒花」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「バズが向こうからやってきた月と徒花」
今バズってるバンド、兵庫県発ロックバンド・
普段「バズってる」という言葉は、紹介でそこまで使いたくないのですが、今の彼らに言っても追い風にしかならない状況でしょう。2017年に結成した彼らは苦労人の印象が強く、メンバーチェンジや活動休止も経験した中で、それでも続けてきたこととDIYの知識で引き寄せたバズと感じるからです。そしてそこから入ってきたリスナーを留まらせるだけの曲のバリエーションもしっかりあります。
ただ彼らはまだまだ挑戦を止めず、今年はメンバー全員が上京しました。そして東京でも精力的に活動を重ねて、コツコツと現地でもリスナーを増やしています。9月6日には下北沢MOSAiCにて自主企画「青春は鳴り止まない vol.2」が開催されますが、最速先行予約は見事売り切れました(現在一次先行発売中)。

元々コンテストを勝ち抜いて、COMING KOBEに出演した経験もあるなど、爽やかなポップメロディと生活の中での心の機微を描く実力が評価されているバンドです。加えて今の月と徒花のライブはとても力強いです。昨年Sanetiiなどのサポートギターも務めるアサダが正式メンバーとして加入して、技術面がレベルアップしたことも大きいと思いますが、ロックもバラードも120%に気持ちを奮い立たせてやっていることが伝わるライブでした。冨岡龍之介(Gt.Vo)は精一杯体全身を使って歌っていましたが、「もう折れる骨は一度全部折った」みたいな不屈の精神を感じましたね。
バズは飽和しすぎて、そこからバンド自体を上手く発信するのは逆に難しい時代になりました。ただバズっただけだったら、5月にGOLD RUSH、6月にSAKAE SPRINGと名古屋の著名サーキットフェスと呼ばれなかったでしょう。遂に成熟し始めた今の彼らだけが持つ、過去現在未来汗涙笑顔夢が全て混ざった青色の音を受け止めに来てください。
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