次世代AI企業「ai&」(エーアイ・アンド)が実現する3つのこと「AIは仕事を奪うものではなく、仕事を手助けするもの」

次世代AI企業「ai&」(エーアイ・アンド)が、シード資金5,000万ドル(約75億円)とインフラ構築資本20億ドル超(約3,000億円)を調達したことを発表。Co-Founder & CEO:デビット・ベネットさんと、Co-Founder & President:原 信平さんは、世界トップクラスのAIデータセンターの構築、AIリサーチラボの設立、独自AIモデルや推論の開発を、日本国内を中心とした施設と人材により推進し、国内産業がグローバル市場で競争力を発揮することを支援していくと語ります。

ai&は日本を拠点にデータセンター開発およびAI向けクラウドサービスを展開してきたUnsung Fieldsの事業基盤をもとに、資金調達および資本再編を経て、新たな経営体制とブランドのもとで再構築された企業。

社名には「AIは仕事を奪うものではなく、仕事を手助けするもの」というメッセージがこめられており、ロゴデザインも「AIと」の“と”と“&”を想起させるものになっています。

現在、材料科学、創薬、数学、製造設計など、あらゆる分野でAIは知的作業の中心を担い、産業競争力の鍵となっています。日本には世界水準のエンジニア人材と、長年にわたって培われた産業がありながら、AIの実装が十分に整っていません。この背景には、世界的に過熱するAI需要の高まりによって高性能化に欠かせないAIデータセンターの確保が難しいこと、データを安全に処理・保管できる国内施設の不足、そして導入・運用にかかるコストがあります。ai&はこれらの課題を解消し、日本の産業競争力を維持拡大するために、以下の実現に取り組んでいきます。

ai&が実現する3つのこと

1.国内AIリサーチラボの設立
AI研究者の採用を積極的に行い、国内・外トップクラスの頭脳をAIリサーチラボに集結させます。当ラボでは、Continual Learning(継続的学習)の研究開発、最先端のフロンティアリサーチ、エンタープライズ向けのPost Training(事後学習)まで推進します。また日本語・日本文化・日本産業のニーズに最適化された言語モデルの開発にとどまらず、メディアモデル(画像・音声・動画)やシミュレーションモデル(物理・科学計算・デジタルツイン)まで、産業実装を見据えた多様なモデル群を開発・提供する体制を構築します。

2.Agentic HarnessとInference(推論)の提供
Inference(推論)の最適化により、AI処理の高速化とコスト削減を実現します。世界最先端のAIモデルに対応したAI処理サービスを展開し、半導体の性能を直接制御するOSの中核層(Kernel)から独自の最適化を行うことで、処理速度と安定性を最大化します。さらに、Agent FrameworkやHarnessの開発を通じて、専門知識なしでも最先端AIを実際の業務や研究開発に実務レベルで組み込める環境を一貫して構築します。

3.AIインフラの構築・拡充
現在、データセンター10拠点の開発を日本国内で進めており、うち4拠点の整備が完了、2拠点がすでに稼働しています。3年以内に100MW超という、グローバル大手のAIベンダーに匹敵する大規模拠点の構築も予定しています。これらのデータセンターが国内に設置されることで、経済安全保障やプライバシーの点で海外のAIデータセンターが利用できないデータのAI利用が推進されます。

ai&は、まず日本で技術と事業モデルを実証。その上で、アジア太平洋、欧州、中東へと展開を進めます。2年以内には、米国でのインフラ稼働も開始する計画するとのこと。日本のベンダー・パートナー企業との戦略的協業も積極的に推進します。半導体、製造、エネルギー、通信など、日本が強みを持つ産業領域を中心に、AIの実装を共に進めるパートナーを求めています。

https://aiand.com

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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