アンコンシャス・バイアスの気づきを世の中に広く訴求する“言葉の博物館”「みんなの違和館」
医薬基盤・健康・栄養研究所は、ウェルビーイングの最大化実現に向けた、内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(以下、SIP)の取り組みとして、「SIP『包摂的コミュニティプラットフォームの構築』シンポジウム2025」を3月18日に、東京・五反田にて開催。「世の中ちょっと良くする部」に参加している「玉川学園」の中学生・高校生による新たな展示企画「みんなの違和館」の構想が発表されました。
「世の中ちょっと良くする部」は、「ゆるやかにつながりあいながら、科学や技術の力も借りて、わたしたちの在り方を変えていく」をテーマに、「孤立させないサイエンス」「女性のためのサイエンス」「生きやすさのサイエンス」の3つの活動を行っているもの。発表会では、玉川学園の中学3年生から高校3年生の計25名が、「若者も高齢者も長生きしたい社会をデザインする」ことをテーマに、アンコンシャス・バイアスの気づきを世の中に広く訴求する新しい展示「みんなの違和館」を企画。代表生徒が構想について発表しました。
「みんなの違和館」は、誰かの何気ないひとことにはっとして、違和感を感じた瞬間を集めた言葉の博物館。4月24日から4月26日の期間では、東京都・外苑前にある「ITOCHU SDGs STUDIO」にて巡回展示されます。
https://www.yokusurubu.jp/content/minnano-iwakan/ [リンク]
玉川学園高等部の澤井柚奈さんと竹内優希菜さんによるチームWISHは、「『みんなの違和館』は、見えない偏見を可視化することで、社会の当たり前を違和感へと変え、高校生が感じている息苦しさを社会に知ってもらうことを目的とした展示企画です」と説明。「太っている女の子は痩せている女の子よりも価値が低いのか?」といった、SNSなどで無意識に差別心を持ってしまうことを危惧し、「普通の高校生だったら文句を言っているだけかもしれませんが、私たちは違います!」と力強いメッセージを寄せました。
また、幼稚園児とその保護者向けに、価値観の形成時期における偏見を減らすことが目的の「三つ子のたましいプロジェクト」についても説明。幼少期に読んだ本は記憶に残りやすいということを活用し、絵本の配布等を企画しているとのこと。
玉川学園高等部の金岡芽依さんと玉川学園中学部の杜康平さんによるチームGENKI!は、「未来の元気、私たちの本気」と題したプレゼンを発表。「人生100年時代に向けて、ウェルビーイングを維持するには、人とのつながりや生きがい、多様性を受け入れる気持ちが大切になります。しかし、今の現実は知らない人への不信感から、多くの人が『おはよう』と挨拶するのを怖いと感じている。『おはよう』が怖い社会は、孤立・孤独の増加や偏見の拡大を招き、幸福度・ウェルビーイングの低下につながる恐れがあります」と、挨拶による交流がなくなりつつあると説明。
「おはようが怖くなった社会でも元気に生きられる方法」の一つとして、FC町田ゼルビアと協力し、スタジアム前や町田市の広場で『コミュニティビンゴ』を開催。これは、ビンゴカードに書いてある項目に当てはまる人にサインをもらうことで、FC町田ゼルビアのグッズやチケットがもらえるという、楽しみながら知らない人と交流が出来るというもの。「しかし、何より簡単な方法は、みんなが勇気を出して挨拶することだと思います。これを機にぜひ、皆さん元気よく、毎日挨拶しましょう!」と元気いっぱいに呼びかけました。
「みんなの違和館」は今後も全国で巡回先を募集。詳しくは公式サイトをチェック。
世の中ちょっと良くする部
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