【初お披露目】日本の“発酵”が「KOJI」として全米へ! 世界最大級のフードエキスポに登場した液体塩こうじはとてもスタイリッシュだった
「KOJI」という言葉が、近年アメリカの食品業界でも少しずつ存在感を高めている。
味噌・醸造製品メーカーのハナマルキは、アメリカ・カリフォルニア州アナハイムで開催された世界最大級の自然食品展示会「Natural Products Expo West 2026」に出展。海外市場向けにリブランディングした「液体塩こうじ」や新たなパッケージを公開した。
同展示会は、ナチュラル食品やオーガニック商品、サプリメントなどが集まる世界有数のフードイベント。世界から3600社以上が出展し、約9万人が来場する、健康・自然食品分野では最大級の展示会として知られている。会場には全米のスーパーマーケットのバイヤーや料理人など、食のトレンドを追うプロフェッショナルが集まる。
「KOJIって何?」から始まる体験型ブース
ハナマルキのブースでは、日本の発酵素材「麹(KOJI)」を段階的に理解できる展示が行われた。
展示は「知る→理解する→使いたくなる→信頼する」という流れで構成。麹の基礎知識から液体塩こうじの特徴、調理での活用例までをパネルや映像で紹介し、日本の発酵文化の背景とともにその価値を伝える内容となっていた。
なかでも紹介されたのが、粒状の塩こうじを液体化した独自技術だ。従来の塩こうじは焦げ付きやすさや計量の難しさといった課題があったが、ハナマルキは独自の圧搾技術によって液体化を実現。この製法は日本を含む世界5か国で製造特許を取得しているという。
液体化によって計量や調理への応用がしやすくなり、レストランの調理現場でも使いやすい調味料として紹介された。
海外シェフからも関心を集めた液体塩こうじ
展示ブースでは、液体塩こうじを使った料理の試食も提供された。
サーモン料理や豚肉料理、野菜のグリルなどを通して、肉をやわらかくする「軟化効果」、素材のうま味を引き出す「うま味効果」、魚の臭みを抑える「消臭効果」という特徴を紹介。来場者からは「うま味が強い」「液体ならメニューにも取り入れやすそう」といった声も聞かれたという。
特に注目されたのは、食材によって異なる効果が感じられる点だ。サーモンでは臭みが抑えられながらジューシーさが際立ち、豚肉ではやわらかさとうま味が引き出されるなど、それぞれの料理で液体塩こうじの特徴が体感できる内容となっていた。
日本の発酵調味料でありながら、肉料理や魚料理、野菜料理などジャンルを問わず使える点にも関心が集まったようだ。
【初お披露目】海外向けに刷新されたスタイリッシュなボトルデザイン
今回の展示では、海外市場向けに刷新されたボトルデザインも公開された。
欧米の食品パッケージトレンドを取り入れたミニマルなデザインで、「Cultured Umami Essence」というコピーを採用。“Cultured”という言葉には、発酵だけでなく日本の食文化(Culture)という意味も重ねているという。
また、家庭でも使いやすい210mlの小容量タイプや、有機認証モデルも同時に発表。原料は米こうじ・塩・水のみというシンプルな構成で、Vegan、Gluten Free、Non-GMO、Halal、Kosherなど世界基準の認証にも対応している。
日本の伝統的な発酵調味料から生まれた「KOJI」。近年は海外のレストランや食品業界でも注目が高まっており、今回の展示会でもその存在感を示す形となった。
日本ではすでに身近な存在となっている塩こうじだが、海外ではまだ「新しい発酵調味料」として受け止められている段階にある。日本の食文化がどのように世界へ広がっていくのか。その動きを、これからも注目していきたいところだ。
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