【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

細胞、核を意味する、リーガルリリー主催の対バン企画「cell,core」。その第五回である今回、2025 to 2026の東京公演の相手は羊文学。会場は、〈Zepp DiverCity〉。ソールドアウトした本公演には、伝説となり得る一夜を目にしようとリスナーが集まり、会場から溢れんばかりの熱量を醸している。

ライブの形式としては両バンドともスリーピースであり、圧倒的なパワー、個性を持ったフロントマンであるギター・ヴォーカルに、バンドの顔を支える骨太なベースが、超人的なコーラスを歌い上げるという特徴がある。ここまでの共通点をもつバンドが、10年来の仲であること、その日に共演することに、会場内で特別な感情が共有されていたような気がする。

開演前は、リーガルリリーのメンバーふたりによるアナウンス。はじめにイベント名の解説をし、「羊文学は私たち二人とも大好きなバンドです。かっこよくて優しい、そんな音楽にいつも刺激をもらっています。」と羊文学への愛を語った。そして、リーガルリリーの番では、周囲への配慮をお願いしながらも、楽しみ方は自由に、リスナー自身に委ねるという旨を語った。会場に足を運んだファンに、それぞれの「核」があるという、ライブのテーマに沿った粋なオープニングだった。定刻を回り、会場には拍手が響き渡った。

下手から羊文学のメンバーが入場、ベーシストの河西ゆりかが深く頭を下げ、センターにはサポート・ドラムのYUNA(ex.CHAI)、上手では塩塚モエカがジャガーを携え、演奏が始まる。

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

拍手が収まると、一打一打を噛み締めるような、ローテンポなドラムのソロ。“エンディング”だ。艶やかなアルぺジオでステージに引き込まれ、塩塚モエカの芯の通った歌声で、観客は釘付けになる。うねるようにダイナミクスが変化しながら盛り上がっていき、丁寧に歌い上げる「そしてあといくつ 過ちを繰り返せば分かる?」という歌詞を、その場にいる全員に投げかける。美しいロング・トーンに各々が固唾を飲み、ステージを見上げていると、あっという間に一曲目が終わった。

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

そのまま低音のフィードバック・ノイズを鳴らしながら、2曲目の“doll”が始まる。ハイ・ゲインのギターで会場を振動させ、フィルター・ライクな音のストロークで、掴み切った会場の雰囲気をがらりと変える。リード・フレーズを追いかけながら平然とサビを歌いこなす姿には、とにかく驚かされた。リードギター・ヴォーカルを担うフレーズとして最高だった。全編通してソロで音が寂しくなることが全くなく、むしろフレーズの鮮烈さが際立つ音作りが徹底されている。オルタナティヴでスリリングで、スリーピース・バンドとしてもっとも輝く楽曲だなと感じた。

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

アウトロでのガラスが割れ続けているかのような、破壊的なサウンドが頭から離れないまま始まった3曲目の“いとおしい日々”は、あえてシンバルで盛り上がりきらず、Bメロのキャッチーな歌詞を立たせる構成。間奏はファズの単音フレーズをベースがしっかり支え、超高音のコーラスで華やかさを加える。Ba.河西ゆりかの本領が発揮される一曲だ。聴衆に「ありがとう」と一言言い放ち、4曲目は4カウントで始まった“踊らない”。音源よりもリヴァーブが控えめで、ブラッシングを交えた鋭利なギター。10年来のリーガルリリーの対バンに応えたかのような、2017年の楽曲だ。強靭なリズム隊に背中を預けたクリーンのモジュレーション・ギターがうねり、印象的なコーラスと歌の掛け合い。ずっしりとした安定感のあるアンサンブルにバンドとしてのパワーを感じる一曲だった。

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拍手と共に大きな歓声があがり、ギターを持ち替え、力強いドラム・ソロからのフィードバック・ノイズで始まる“Burning”。地面越しに伝わるヘヴィなサウンドで突き刺される。サウンドとは対照的に淡々としたヴォーカルが自然に伸びていき、サビ前の浮遊感、コーラス、ロング・トーンによって、効果的に「命を燃やすの」の歌詞が沁み入る。アウトロの轟音の中、塩塚モエカが感謝を述べ、6曲目の“cure”がはじまる。4カウントと共に手数の少ないドラムとアルペジオ。息を多く含んだ囁くような声と、喉に響かせる低音を往復する、唯一無二の歌声が味わえる曲だ。ローテンポのまま伸びやかに進行し、ベース・ラインとドラムの絡み合い、その上を泳ぐしなやかな歌、裏拍を刻む神秘的なコーラスで海中のような空気感が演出される。確かな力強さを持ちながら、羊文学のもつ美しさが現れた象徴的なナンバーだろう。

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7曲目は“くだらない”。シンプルなドラム、ミドル・テンポの淡々としたアルぺジオで情景描写を主軸に置いた楽曲。 ベースが作り出す展開に身を委ね、歌のメリハリに決して釣られない職人的なフレーズが落ち着いた雰囲気を作り出した。まばらに拍手が鳴るなか、その静寂を破ったのは不気味な発信ノイズ。ピッチ・シフター / ディレイで作られた丸みのあるノイズが徐々に大きくなり、ドラムのカウントと同時にノイズが消え“more than words”のイントロが始まる。音源に忠実に、ポップで力強く、爽快で、優しく、楽曲が終わると寂しさを覚えるほどの名曲だと感じた。一度聴けば、誰しもが代表曲とわかるであろう完成された楽曲構成だ。

「ありがとう」と呟き始まったのはミディアム・バラード、“愛について”。全く動かないミラーボールに反射したオレンジの光が、射影機越しの星空の様なノスタルジーをつくりだし、ヴォーカル・リヴァーブが心地よく、切ない歌詞を、自然に身体が受け入れる。アウトロはコーラスの効いた危うげのあるギターで飾られた。

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

低音のフィードバック・ノイズでアンプがいななき、「今日は本当にありがとう。リーガルリリー大好きです。最後まで楽しみましょう。」とリーガルリリーへの愛を述べた。最後の曲は“mother”。ハイ・ゲインの暴れるギターを抑えつけるように単音のメロディを奏でながら、ヒリヒリとした空気をまとう。それはバンドの美学に即した緊張感であり、ほぼMCなしで駆け抜けた10曲を締めくくるにふさわしい、リーガルリリーが羊文学を呼んだ理由のわかるパフォーマンスだった。

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

後半は主催のリーガルリリー。転換ではドラムセットが上手、ベースがセンター、下手にギターという配置に変わった。リズム隊の距離、メンバーのふたりの距離が最も近くなる陣形だ。

メンバーが入場すると、ギター・ヴォーカルのたかはしほのかにスポットライトがあたり、テレキャスター特有のエッヂの効いたサウンドで“ムーンライトリバース”の弾き語りが始まる。

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“ムーンライトリバース”は一番をギターと歌のみという最小構成で演奏されたのだが、コードは暗く、歌はパワフルだが、寂しさとポップさがリーガルリリーらしくパッケージングされた素晴らしい楽曲だと気づく。2番に入るタイミングでバンド・イン。サポート・ドラムのDesire Nealyとベースの海の頼もしい低音が一気に隙間を埋め、分厚いサウンドでフロアを震わせる。音源よりも少し遅いテンポで丁寧に進行され、ブレイクを挟みながら、そのまま転調、ラスサビまで盛り上がり続け、「リーガルリリーの空気」を作り出した。

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

ベースが鳴り止み、チョーキングの特徴的なフレーズで2曲目の“GOLD TRAIN”が始まる。一曲目で作り出した“リーガルリリーの空気感”を加速させ、オーディエンスを没入させる。歪んだベースがずっしりと支え、その上で、Aメロは不安定さのある良メロディで、サビはストレートでありながらも内省的な歌詞で疾走感がある。アウトロではもう一段ギアを上げ、会場が温まりきったところで、「リーガルリリーです。よろしくお願いします。」と挨拶をする。

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3曲目は一切熱量を減らすことなく、ハイ・テンポなベースが強火で会場を煽る。前進感のあるベースと四つ打ちのバス・ドラムで高揚感のあるリズムが刻まれ、テレキャスターのブラッシングによる鉱石のようにきらめく金属音が足される。うねるベースでヴォルテージはさらに上がり、“danceasphalt”のコード・リフが始まる。歓声とともにクラップがはじまり、たかはしほのかが大きな笑みを浮かべる。海の強烈なベースがさらに盛り上げ、風通しの良い太いアンサンブルで、一体感、勢いを失わず駆け抜け、開演前のアナウンスで自由に楽しんで、と言われたのはこの曲のためか、と気づく。

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4曲目は“1997”。ブルージィなベース・ソロから始まり、ギターの不穏なサウンドが重なる。テレキャスターの歪みがどんどん大きくなりベースに追いつく感覚があった。特段ロック・ナンバーというわけではないが、覚悟が滲み出たパフォーマンスだった。層が重なった強固な演奏に乗る切実なポエトリーが響き渡り、拍手を横目にノンストップで“60W”が始まる。ギター・ストロークからはじまり、ベースのフレーズをきっかけにドラムが入る。裏打ちの情熱的なハイハットに、指弾きによって生み出される高速ベース・フレーズ。ジャキジャキとしたテレキャスターのブラッシングが重なる。“街の星は見えなかった”という秀逸な歌詞、メロディのサビが終わると、海は飛び跳ねながら、いななくギターと掛け合い、コーラスを交えながら3つの楽曲群を締め括った。

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

水中のような音作りの、丸く遠いベースが響く。シンバルが共鳴し、ギターの同音連打が徐々に大きくなる。仄かな、蝋燭のような照明が焚かれ、没入感がぐっと強まる。しっとりした空気のなか、“蛍狩り”がはじまる。ぽつりと歌いだし、滑らかなギター・リフと共にドラムが入る。抒情的なポエトリーディングのなか「輝きを放て」という歌詞と共に、仄かな電球の照明が少しずつ増えていく。楽器の一つとして空気を作りだすコーラスが、盛り上がりと共に灯りを強くしていくような感覚があった。

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

楽曲が終わると、ハウリングのなか「ありがとう」と言い残す。拍手が鳴り止むと、たかはしほのかが来場の感謝と、羊文学への愛を語る。羊文学とは10年前にライブをしていて、その時に弾き語りでやっていた曲をやります。と言い、“好きでよかった。”が始まる。弾き語りをバンドにそのまま落とし込んだようなロー・コードとルート弾き、4ビートの硬派なアレンジで、原点回帰を思わせる演奏だ。あくまでバンドとして丁寧に歌い上げる。4カウントで“僕のリリー”が始まる。ブレイクと共に、小気味の良いアルペジオが始まる。だんだんと高揚していく。2番では、オクターヴ上のコーラスが入り、芯がありながらもメイン・ヴォーカルを尊重する絶妙なコーラスと、フックのあるギターが交互にやってくる。

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

9曲目はドラム・ソロのなかタイトル・コールを挟み“地球でつかまえて”。跳ねたリズムで、ベースのスライドや攻めた暗いギター・フレーズの名イントロ。ラスサビではペンタトニック・スケールでクールなフレーズを弾き、少しポエトリーらしい歌い回しや甘酸っぱい歌詞のすべてが絶妙に絡み合い、とてつもない破壊力をもったパフォーマンスになった。

MCではたかはしほのかが本イベントのタイトル「cell,core」になぞらえ、自分の「核」をしっかりみつめ、曲を書いていきたいと伝え、続いては、下北沢で「核」に共鳴した曲を演奏するという。

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

「雲を突き破って!」言い放ち、ペダルを踏む。ピッキングと時差があり、リバース・ディレイで徐々に轟音が響き渡る。“天きりん”がはじまり、「しもきたざわざわざわめきが止まらない! 」という印象的な歌詞でサビに突入し、これが「核」に共鳴した楽曲なのだと感じると聴こえ方がまるで変わってくる。ラスサビ〜アウトロで張り巡らされた音の壁が退けると、代表曲となった“キラキラの灰”がはじまる。ライブの後半に差し掛かり、ポップで輝くメロディを奏でる。2番を終え、海がたかはしほのかを指差し、下降フレーズのギター・ソロを奏でる。

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続けて名曲、“リッケンバッカー”で息を合わせたイントロ。テレキャスターで安定感のあるメロディを堂々と掻き鳴らす。ユニゾン・チョーキングを交えたギターソロの余韻とハウリングが響きながら2番がはじまり、テンポが下がり、ロング・トーンとタムを鳴らしたフィルが交わる。感情のピークに合わせ、テンポが上がり、会場の揺れも激しくなる。ベースが最後に浮遊感を付け足し、息を合わせ、惜しまれながら曲が終わる。

最後の曲です。今日はありがとうございました。と言いながら、13曲目の“ますように”が始まる。重心の低いドラムに、硬派にブリッジ・ミュートを重ね、アルペジオにはベースが支えに入る。1コードごとに右手を掲げ、徐々に盛り上がる楽曲だ。クランチ・ギターの間奏が終わると2番でヴォーカルにディレイがかかり、リズム隊が退く。最小構成で、サビに入り、少しずつピークに達する。そこから追い上げるようにシンセサイザー入り、ヴォーカルもエフェクティヴになる。ドロップでの静寂を破ったストリングスの入ったラスサビは、最後を飾るにふさわしい、圧巻の迫力だった。

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退場するや、すぐさまアンコールの拍手が鳴り、数分後にメンバーが戻ってくる。海がライブの告知(後述INFOにて)をし、「cell,core」が5回目である旨、羊文学を呼べて良かったという旨を述べる。

たかはしほのかは、羊文学は音源もライブも全てがかっこよく、目の前にすると言葉がなくなってしまうが、それでも構わず、言葉がなくなるような一日にできたと思っている。と、感謝と共に語った。

会場には大きな拍手が響きわたり、「cell,core」にむけ書いた楽曲“カニステル”を披露するという。

確かな強さを帯びたブルーなメロディで、6拍子の転がるようなリズムだ。しなやかで、時間を長く使った楽曲で、2番は音数が減り、遠くで響くようなリヴァーブ・ギターのBメロから、力強く歪み、距離を近づけたサビに釘付けになる。穏やかに、美しいコードで終わると、疾走感のあるストロークで“はしるこども”がはじまる。四発のシンバルをきっかけにリズム隊が合流、走って、転ぶ、そうして大人になるということを「核」に伝えるような、力の込められた演奏だった。

そうして大きな拍手に包まれて幕を閉じた「cell,core 2025 to 2026」。第五回というある種の節目に、10年来の友でもある羊文学という大きなバンドとの共演を果たした、特別な夜になった。

【ライブレポ】リーガルリリーと羊文学が、互いの核を共鳴させあった一夜〈cell,core 2025 to 2026〉

文:菅家拓真
撮影:藤井拓

セットリスト

羊文学
1.エンディング
2.doll
3.いとおしい日々
4.踊らない
5.Burning
6.cure
7.くだらない
8.more than words
9.愛について
10.mother

リーガルリリー
1.ムーンライトリバース
2.GOLD TRAIN
3.danceasphalt
4.1997
5.60W
6.蛍狩り
7.好きでよかった。
8.僕のリリー
9.地球でつかまえて
10.天きりん
11.キラキラの灰
12.リッケンバッカー
13.ますように
En1.カニステル
En2.はしるこども

LIVE INFORMATION

2026年7月5日(日)
リーガルリリー 大阪城音楽堂

開場 16:30 / 開演 17:30

お申込みはこちら
https://t.co/Cppj94N27z

International Ticket
https://t.co/nARGiPMLjk

INFORMATION

リーガルリリー
X:https://x.com/regal__lily
公式HP:https://www.office-augusta.com/regallily/
Youtube:https://youtube.com/@regallily_official?si=f9iN82GIqTB8_6Cs

羊文学
X:@hitsujibungaku
公式HP:https://www.hitsujibungaku.info
Youtube:https://www.youtube.com/@hitsujibungaku_official

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