あのカップに二郎の山ができた日。「カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ」が想像以上だった!

カップヌードル×二郎系。
1月5日発売の「カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ」を見た瞬間、まず目に飛び込んでくるのはあの黄色いパッケージだ。誰がどう見ても「二郎系ですよ」と言わんばかりの主張。
だが、正直に言おう。「カップヌードル」「ラーメン二郎」は、あまりにも距離がある。例えるなら、フォーマルスーツでフルマラソンを走るようなものだ。さて、日清がこの無茶なチャレンジにどうアプローチしてきたのか。そこが最大の見どころである。
過去にもカップヌードルの二郎系は出ていたようだが、筆者は未体験。今回が初のチャレンジとなる。

フタを開け、湯を注ぎ、仕上げに別添の「特製豚オイル」を入れた瞬間、空気が変わる。立ち上がるのは、はっきりとした豚骨スメル。豚とニンニクが前に出た香りで、一気に豚骨ラーメンの雰囲気になる。
スープは醤油をベースに豚骨をしっかり効かせた濃厚仕様。シャバさは感じるものの、ちゃんとパンチがある。ここで一気に楽しみが増してきた。

さらに驚かされるのが、公式が推奨する「モヤシ追加」だ。
お湯を入れるだけが身上のカップヌードルが、まさかの追いオーダーを出してくる。だが、これが実に理にかなっている。モヤシ1パックを電子レンジで加熱し、軽く水気を切って醤油と塩こしょうで和える。それをドンとトッピング。これだけで完成度が跳ね上がる。

「いや、あのカップにモヤシ一袋は無理だろ?」と思ったアナタ。これが不思議と、すっぽり入る。しかも、ちゃんと“山”ができるのだ。見慣れたカップヌードルの上に、二郎系のあの山が鎮座した瞬間のテンションといったらない。これはちょっとした事件である。

食べ進めていくと、真骨頂はここから。いつものカップヌードルのクタクタ麺に、モヤシのシャキシャキ感が絡み合う。このコントラストがとにかく楽しい。水っぽくなって薄まるのでは、という不安は杞憂だった。
事前にモヤシを醤油と塩こしょうで和えていることで、味が薄くならない。むしろスープとの一体感が増す。これは革命と言っていい。

さらに驚いたのが、「天地返し」のやりやすさだ。
野菜の上に麺を引っ張り上げる、あの二郎系でおなじみの所作。カップ麺でやるとこぼれそうなものだが、これが驚くほどスムーズ。麺が絡まず、スルッと持ち上がる。これはムラなく仕上げられた麺だからこそできる芸当で、思わず「恐れ入った」と声が出た。

結果として、この一杯は「二郎」を再現したカップヌードルではない。あくまでカップヌードルらしさをしっかり残したまま、二郎系に楽しく歩み寄った一杯だ。無理をせず、でも手は抜かない。そのバランス感覚は、さすが横綱・カップヌードル。やることが違う。

(執筆者: 井手隊長)

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