【孤独の旅グルメ】新潟・佐渡で極上のブリカマとブリ刺身を食べるならココが最高な件 / 食事処まつはま
感動した。新潟県の離島・佐渡島の小木港から徒歩圏内にある食事処「まつはま」(新潟県佐渡市小木町1940-32)の料理が、そして大将の魚介類に対するこだわりが最高すぎるのだ。もはや、大将のこだわりと知識と技術は、食事処の大将という域を超越していると思う。
佐渡の食事処「まつはま」にはフェリーで向かう
佐渡の「まつはま」に行く場合、上越市の直江津港からカーフェリーで小木港まで2時間40分かけて行き、そこから徒歩で3分ほど歩くとベスト。
しかしながら、冬季は12月から3月下旬まで運休している。そのため、冬季は新潟市からカーフェリー(2時間30分)やジェットフォイル(1時間7分)で両津港まで行き、バスかレンタカー・カーシェアなどで向かうことになる。
想像の域を突破する絶品なグルメが「まつはま」で待っていた
離島が大好きな筆者。いろいろな島で、ひとり、孤独の旅グルメを楽しんでいる。ぼっち旅グルメともいう。飛島、青ヶ島、ポートブレア、隠岐、ナウル島、利尻島、金門島、大久野島、パンガン島、気仙沼大島、そのほかいろいろ行ってきたが、日本最大級の離島・佐渡島に行ったことがなかった。
……のだが、おいしい魚介類や調味料を求めて、はじめて入島。佐渡の食材は高評価を得ているので、グルメに関しては期待値が高かったのだが、その期待値を激しく突破してきた。想像の域を突破する絶品なグルメが「まつはま」で待っていたのだ。
食欲を増幅させる極まった「まつはま」のグルメに魅了
はじめにお伝えすると、あまりにもおいしすぎて、2日連続で「まつはま」に行ってしまった。なんだろう、無意識に足が向かってしまった。周囲には美味しい飲食店が複数あったとは思うのだが、食欲を増幅させる極まった「まつはま」のグルメに魅了され、無意識に2日目も店に向かってしまったのである。
ブリカマとブリの刺身は世界トップクラスのウマさ
あまりにも「まつはま」の料理がおいしすぎるので、すべてを紹介していきたいが、今回はブリカマとブリの刺身をお伝えしたい。ここのブリカマとブリの刺身、世界トップクラスのウマさだと筆者は信じて疑わない。
この日にブリカマを食べられたことは極めて幸運
1日目のディナータイム、日本酒「金鶴」の熱燗を飲みつつ、ブリカマを食べた。そもそも大将は超厳選したブリしか仕入れないだけでなく、ブリカマは数に限りがあるため、この日にブリカマを食べられたことは極めて幸運。
ちなみに、その日にベストな魚介類を仕入れているため、日によって食べられる料理が変わる。
良い意味でのコゲの薫り
筆者がブリカツをオーダーすると、メニュー表に書かれたブリカツの文字が消された。すでにいろいろと食べて感動しまくっていたのだが、目の前にやってきたブリカマのビジュアルにさらなる感動。
ブリカマが焼かれたことによる「良い意味でのコゲの薫り」
ギュンギュン嗅覚を包み込む、ブリカマが焼かれた「良い意味でのコゲの薫り」がたまらなく甘美。クリスマスシーズンではあるが、これが筆者にとってのクリスマスケーキ的存在。メリーブリスマス。ハッピーヌーヤー。超ご褒美。
絶妙な火入れによる薫り高さがおいしさ中枢を包み込む
ブリカマ、どこから食べればよいか迷うが、「ここが崩れそうかな?」「ここが身かな?」と思いつつ箸を入れてみると、スゥーッと箸が沈む。箸を入れた部位は大正解。ゴロッと巨大なブリカマの身を取ることができた。これはデカい。いままで食べてきたブリカマとスケールが違う。
そして、その味、風味絶佳。ブリの旨味の濃さが極まっているだけでなく、絶妙な火入れによる薫り高さがおいしさ中枢を包み込んで完全に魅了されてしまった。うまい、うますぎる!
なんか、どこに箸を入れても、ごっそりと大きな身がとれる。
そして、どこから食べても、確実にウマイ。けっして大味ではない、旨味埋蔵量が極めて濃い身ばかり。
目の周りの柔らかい部分がウマイ
食べはじめたら、やめられない止まらない。まさか、かっぱえびせんとカニ以外で、やめられない止まらないを体験することになるとは。しかもブリカマで体験するとは、どんだけハイグレードなブリカマなんだ! 佐渡のブリのポテンシャルの高さと、大将の目利きと調理スキル、もはや神域と言っても過言ではない。
極上のブリカマに魅了
大将によると、目の周りの柔らかい部分がウマイとのこと。食べる。とろける。超絶まろやかで、食べながら羽毛布団に包み込まれているような心地よさ。あまりにも美味すぎて、佐渡の日本酒「金鶴」のおかわりがススム。極上のブリカマに魅了されつつ、ほろ酔いで温泉宿に帰って寝たのだった。
切りたてのブリの刺身を食べることができたのだが
翌日、また「まつはま」に行ってしまった。どうしてもランチの定食でブリを食べたかったのである。しかしこの日、ブリの刺身はなかった。ショックだったが、ブリなしの刺身定食も絶品。
切りたてのブリの刺身
心から感動しつつ食べていると、なんと、タイミングよく大将が極めて上質なブリをさばきはじめた! そしてなんと、大将のご厚意で、切りたてのブリの刺身を食べることができたのだが、これがもう至高。
この世にこんなにもハイレベルなブリが存在したとは
この世のブリとは思えない、トロッとした食感と脂のまろやかなノリを味わいつつ、ブリ特有のプリッとした弾力を堪能。そして最後にとろけるように消えていく流れに感動。この世にこんなにもハイレベルなブリが存在したとは思わなかった。
いや、いままでも十分おいしいブリは食べてきた。じゅうぶんおいしかった。でも、佐渡の「まつはま」のブリは別格。もはや別次元かもしれない。大将がオススメしてくれたブリの食べ方があるので、それはまた別の記事にてお伝えしたい。
焼肉定食やとんかつ定食も大人気
もし、佐渡に行くことがあり、間違いないブリをはじめとした魚介類が食べたいならば、「まつはま」に行けば間違いない。筆者は、次回行ったらブリカツを食べようと思っている。徹底的に良いものを出し続けてくれている大将に敬意を表したい。
ちなみに、地域住民の皆さんは焼肉定食やとんかつ定食も食べていた。そういうのもあるのか。「まつはま」は料理ジャンル問わず、全方位に絶品な店と言えよう。
<お店の情報>
店名: まつはま
住所: 新潟県佐渡市小木町1940-32
いやー感動した! 新潟・佐渡の食事処「まつはま」のブリがウマすぎて心が震えた。大将の魚に対するこだわりが神域すぎて、食べたすべての料理が絶品。料理屋の対象の域を超越したこだわりだと感じた。ブリカマ、ブリ刺身、カキフライ、そのほか全部至高。あまりにも感動して2日連続で行ってしまった。 pic.twitter.com/74smTAKXQI— クドウ秘境メシ (@kudo_pon) December 25, 2025
(執筆者: クドウ秘境メシ)
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