大切なペットが世界に1つの真珠に。約1年間の供養プログラム「真珠葬」受付開始

ペットの遺骨を真珠にして飼い主に戻す「真珠葬」を手掛けるウービィーは、2026年に真珠葬への参加者の受付を12月1日(月)に開始した。
ペット供養のプログラム「真珠葬」

真珠葬は、直径10ミリ前後の大ぶりな真珠を育むことができる長崎県五島列島奈留島のアコヤガイの養殖技術を応用して実現した日本初、唯一(※)のペット供養のプログラムだ。
大切なペットであった犬を失い、ペットロスに陥っていた長崎大学大学院の松下吉樹教授は、「ペットのお骨を真珠にできないか…」と、奈留島で真珠養殖を行う多賀眞珠の清水多賀夫氏に相談を持ちかけた。
これがきっかけとなり、地元企業・組合の協力のもと、誕生したのが真珠葬だ。真珠葬の提供開始から5年目を迎えた2025年までに、のべ218人が参加している。
ペットの骨を預けてから、真珠として手元に届くまでには約1年かかる。その間は、奈留島へ行ってアコヤガイを世話したり、島に滞在したりできる。
アコヤガイから真珠を取り出すときは、ペットを迎えに行く気持ちで島を訪れる人もいるという。
また、現地に行けない場合でも、海やアコヤガイの様子を動画やメールで随時報告を受けられる。
書籍『「ペットロス」は乗りこえられますか? 心をささえる10のこと』(角川書店刊、日本獣医生命科学大学教授、心理学博士、獣医濱野佐代子氏著)でも、真珠葬が事例として紹介されている。
2026年「真珠葬」受付開始

2026年「真珠葬」の春葬の受付期間は2025年12月~2026年3月、核入れ時期は2026年5月下旬~7月頃、誕生予定は2027年5月頃。
秋葬の受付期間は2026年6月~9月、核入れ期間は2026年10月下旬~2027年1月頃、誕生予定は2027年11月頃。
いずれも受付数は50人だ。
なお、真珠葬では、12個の小さな骨を預け、奈留島の海でアコヤガイに託す。その後、約1年~1年半かけて、10㎜前後の「虹の守珠(にじのもりだま)」2珠以上を受け取れる。
ただし、「虹の守珠」は自然の力によってつくられるため、個数や色味、形等の約束はできないことから、公式サイトの「免責事項」を十分に確認し、承諾した人のみが参加可能となっている。
費用は一式550,000円(税込)。
費用には、10㎜前後のサイズの真珠「虹の守珠」2珠以上、骨の預かりケース等一式、「虹守核(にじもりかく)」12個製作費、奈留島到着報告(写真)、核入れ報告(動画・写真)、生育ネット報告(動画・写真)、上記含む月1回の連絡、「虹の守珠」取りあげ、「虹の守珠」誕生報告(動画・写真)、専用フォトブック、「虹の守珠」送付が含まれる。
「虹の守珠」取りあげに立ち会う場合は、旅程のフォローと誕生セレモニーを用意してもらえる。ただし、奈留島までの交通費、滞在費は含まれない。
アクセサリーとして身につけられるオプションも

「真珠本体に穴を開けずにアクセサリーとして身につけたい」という声に基づいて考案された、かごペンダント(オリジナルのペンダントヘッドとチェーン)もある。
「虹の守珠」は、大粒の真珠(約10mm)であるため、市販のかごペンダントには入らないことが多いことから、「虹の守珠」専用の、波をモチーフにした真珠葬オリジナルかごペンダントを制作したという。

ペンダントヘッドの上部が開閉する仕組みで、「虹の守珠」を交換することも可能だ。
販売価格はシルバー(プラチナコーティング)素材が19,800円(チェーン付き)。ゴールド、プラチナの場合は、注文後の製造となる(時価)。
参加者からは、「奈留島という自然環境、企画してくれたスタッフの皆さん全て、なくなってしまった犬や猫たちに、本当に感謝とありがとうの気持ちでいっぱいです。一緒に、ここに旅に来たような気持ちです」などのコメントが寄せられている。
興味がある人は、真珠葬公式ウェブサイトで詳細を確認しよう。
真珠葬公式ウェブサイト 2026年真珠葬紹介ページ:https://shinjusou.jp/shinjusou
※ペットの遺骨とICチップを樹脂でコーティングした「核」を作り、そこから真珠を養殖する技術として日本初、唯一の技術(同社調べ)。
(オガワユウコ)
The post 大切なペットが世界に1つの真珠に。約1年間の供養プログラム「真珠葬」受付開始 first appeared on ストレートプレス:STRAIGHT PRESS – 流行情報&トレンドニュースサイト.
ストレートプレスは、トレンドに敏感な生活者へ向けたニュースサイトです。ファッション、ビューティー、ライフスタイル、モノの最新情報を“ストレート”に発信します。
ウェブサイト: http://straightpress.jp
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

