塩瀬総本家がサンリオとコラボ!ハローキティ饅頭やサンリオキャラクターズ羊羹が登場

創業1349年の老舗和菓子舗「塩瀬総本家」は、ハローキティやクロミなどサンリオキャラクターズとコラボレーションした限定商品を11月1日(土)より各塩瀬店舗および公式オンラインショップにて発売中だ。
ハローキティ饅頭とキャラクターズ羊羹が登場
今回のコラボレーションでは、ハローキティをモチーフにした「ハローキティ饅頭」と、ハローキティ、クロミ、シナモロールなどサンリオキャラクターズがデザインされた新作の「サンリオキャラクターズ羊羹」をラインナップ。見た目も味も楽しめる和菓子となっている。
コラボレーション商品の紹介

「ハローキティ饅頭」4個入/1,944円(税込)は、かわいらしいキティちゃんが紅・白の薯蕷饅頭になった、熟練の職人が一つ一つ丁寧に作る本気のキティちゃん饅頭。
しっとりとした塩瀬のこし餡を、ハローキティの型で作った可愛らしい皮で包み、子どもへのプレゼントやティーブレイクのお供にぴったりな商品となっている。

「サンリオキャラクターズ羊羹」3種入/1,296円(税込)は、塩瀬の伝統製法で仕上げた上品な甘さの羊羹に、人気キャラクターたちのパッケージを施した商品。小倉羊羹「夜の梅」、本練羊羹「松の栄」、抹茶羊羹「若緑」の3種類の味を楽しめる。
コラボ商品を購入した人には、塩瀬×サンリオオリジナルシールを数量限定でプレゼント。いずれの商品も「塩瀬総本家」築地本店、松屋銀座店、高島屋東京店、大丸東京店、および公式オンラインショップで購入できる。
塩瀬総本家に受け継がれる「餡」への想い

塩瀬初代の林浄因(りんじょういん)は、中国で有名な詩人林和靖(りんなせい)の子孫で、京都建仁寺35世龍山徳見(りゅうざんとっけん)の中国留学帰国に伴い1349年に中国より来日した。
中国では肉の入った饅頭づくりが得意だった浄因は、肉が食べられない僧侶のために小豆を甘葛煎(あまづらせん)という植物から抽出した甘味で煮詰め、日本で初めて甘い小豆餡と、餡が入った饅頭を創作した。
当時としては画期的な浄因の饅頭は、寺院に集う上流階級の人々の心を次々と射止め、やがて龍山禅師の仲介によって宮中に献上するに至った。そうした塩瀬初代の林浄因の功績が認められ、後村上天皇より宮中の女性との結婚を許されたという。
司馬遼太郎著『饅頭伝来記』には、間食やおやつの習慣がない子供たちが浄因の饅頭をほおばり「おっそろしくうめぇ」と食べる描写がある。
創業670年余りの老舗の歴史

浄因の子孫である林紹絆(りんしょうはん)は、中国で製菓を研究し、大和芋を用いた塩瀬饅頭のベースとなる薯蕷饅頭を開発した。帰国後、応仁の乱を避け三河の地・塩瀬村に疎開し、これより「塩瀬」と名乗るようになった。
塩瀬の饅頭は、室町時代に足利義政より「日本第一番饅頭所林氏塩瀬」の看板と称賛を受け、後土御門天皇からは「五七の桐」を下賜された。その後、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など時代の将軍に愛され、徳川家康は戦いにおいて塩瀬の本饅頭を兜の上に供え軍神に戦勝を祈願した。
江戸時代には、江戸で一番のお菓子として当時のガイドブックに紹介され、人々が争って買う描写がある。また、林浄因の子孫の林宗味(りんそうみ)は千利休に茶を学び、利休の孫娘を妻にし、今日の袱紗の原型となる塩瀬袱紗を開発し、茶の世界に多大な影響を与えた。
明治時代には、菓子商初の宮内省御用を命じられ、当主の渡辺亀次郎はその腕前から菓子の神様と呼ばれ、明治陛下によく召され祝宴のアレンジ等を任されたという。
同店は創業670年余りの日本を代表する老舗として、日本人とお菓子とのふれあいを見つめてきた。
同店の餡は、あるときはおやつ、あるときは名物、献上品として時代とともにさまざまな人に愛され、その人生に寄り添ってきた。今日も塩瀬の一日は餡を炊くところからはじまる。
伝統が詰まった和菓子と、人気サンリオキャラクターズがコラボしたキュートな商品を各塩瀬店舗でチェックしてみては。
■塩瀬総本家
住所:東京都中央区明石町7-14(本店)
営業時間:平日/9:00〜18:30、日曜日祝日/10:00~18:00
ブランドサイト:https://www.shiose.co.jp
店舗一覧ページ:https://www.shiose.co.jp/pages/shoplist
オンラインショップ:https://www.shiose.co.jp/pages/onlineshop
(丸本チャ子)
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