グラス単体で3DoF表示と2Dから3Dへの変換機能を搭載するARグラス「XREAL 1S」とモバイルバッテリー「XREAL Neo」の予約販売を開始
XREALは12月1日、ARグラス新製品「XREAL 1S」を発表、同日から予約販売を開始しました。エントリーモデルという位置づけながら、自社開発の空間コンピューティングチップ「XREAL X1」を搭載。グラス単体で空間上に画面を固定する3DoF(Degree of Freedom、自由度)の空間ディスプレイを実現し、2Dコンテンツを3D化する自動変換機能を搭載するのが大きな特徴です。
X1チップ搭載で先進機能に対応
X1チップの搭載により、グラス単体で3DoF表示が可能に。頭を動かすと画面も追随して動く0DoFに対して、3DoFでは空間上に画面を固定して表示できるようになります。従来製品の「XREAL Air」シリーズでは3DoF表示を実現する手段として外部デバイス「XREAL Beam」「XREAL Beam Pro」が必要でしたが、2025年に発売した上位モデル「XREAL One」「XREAL One Pro」でX1チップを搭載し、グラス単体での3DoF表示を実現していました。
右テンプルの上面と下面にあるボタンから、目の前の画面にOSDメニューを表示して設定操作が可能。
OSDメニューから2Dモードと3Dモードが選択でき、2Dの動画やマンガなどのコンテンツを3D表示に切り替えが可能。X1チップがコンテンツをリアルタイムに解析して、3Dに自動変換しています。
洗練されたデザインと性能を両立
洗練されたデザインのフレームには、新色のサイレントブルーを採用。レンズは3段階のエレクトロクロミック調光に対応します。
視野角52°、1200p表示で700nitsの輝度と、ディスプレイ性能も充実。Sound by Boseのオーディオを搭載します。
ケーブルとスタンド搭載のモバイルバッテリー
ARグラスを接続する前提で設計したモバイルバッテリー「XREAL Neo」も同時に発表。こちらも同日から予約販売を開始しています。10000mAh容量でARグラスを接続するUSB-Cポート、スマートフォンやゲーム機などのデバイスを接続するUSB-Cケーブルを搭載。最大60Wで出力できます。スマホの背面に吸着できるマグネットを搭載しますが、ワイヤレス充電には非対応。
Nintendo Switch 2にXREAL Neo経由で接続することで、Switch 2をTVモードで起動できることも明らかになりました。ドックを使用しなくてもXREAL Neoのケーブルをつなぐだけで高画質・高パフォーマンスなゲームプレイが可能になります。
セット販売による値引きも
XREAL 1Sの価格は6万7980円(税込)、XREAL Neoの価格は1万4580円(税込)です。
予約期間のセット販売では、6000円OFFの7万6560円(税込)になります。
また、12月2日には「XREAL One」の価格改定が発表され、6万9980円(税込)が6万2980円(税込)に値下げされました。XREAL 1Sより低価格になったことで、外付けカメラの「XREAL Eye」と組み合わせられるXREAL Oneの拡張性に魅力を感じる人もいるかもしれません。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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