【福島県いわき市】学びと鑑賞サポートを同時展開!音楽座ミュージカルが参加型のバリアフリー公演開催
前回のバリアフリー公演 撮影:間野真由美
舞台芸術創造事業、人財開発研修事業を行うヒューマンデザインは、「リトルプリンス」を題材にした体感型・参加型の「ミュージカルシアターラーニング」のバリアフリー版を、福島県文化振興財団が主催となり、12月19日(金)に福島県いわき市にて開催。
同公演は、手話通訳・字幕などの鑑賞サポートを取り入れ、障がいのある人もともに楽しめる形で上演する。
バリアフリー公演について
このバリアフリー公演は、2024年12月18日(水)に福島県の須賀川市文化センターで初めて実施した。
支援学校の児童・生徒をはじめとする参加者からは「なかなかミュージカルの鑑賞機会がないから、ぜひまたこういう取り組みをしてほしい」といった声が多く寄せられ、今回は2度目の開催となる。
プログラムは、福島県文化振興財団から「これまで取り組んできたバリアフリー演劇を一歩進め、ワークショップ形式のプログラムをともに作れないか」との依頼を受けて誕生した。

視覚・聴覚のサポートが必要な人も一緒に舞台を楽しめるよう、様々な鑑賞サポートを検討しながら、演出や脚本にも工夫を加えた。

ベースとなる「ミュージカルシアターラーニング」は、音楽座ミュージカルの芸術鑑賞プログラムの中でも人気の演目の1つだ。音楽座ミュージカル「リトルプリンス」の作品をもとに、会場全体を巻き込みながら体感型・参加型で、鑑賞と学びを同時に体験できるプログラムになっている。

物語の登場人物である王子やキツネなどが客席に降りた際には、俳優のそばで同時に手話通訳を行い、舞台上に設置したスクリーンで字幕フォローも。また、同時解説やヒアリングループなども取り入れて公演を行う。
公演概要
バリアフリー公演『ミュージカルシアターラーニング〜大切なことは目には見えない〜』は、12月19日(金)13:00開演、公演時間は1時間50分(途中休憩20分)となっている。会場はいわき芸術文化交流館アリオス セキショウ中劇場だ。
料金は、一般・大学院生・大学生・専門学校生が1,000円、高校生以下無料、withチケット(介助者用チケット・障がい者手帳を持つ人1名につき介助者1名まで)は500円。
なお、同企画は今後各地の劇場や学校などでも開催を予定している。
チケットに関する問合せ・申込みは、とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)管理事務所にて受け付けている。
音楽座ミュージカル紹介

音楽座ミュージカルは1987年の創設以来、「喪失と再生」をテーマにオリジナルミュージカルを創作し続けるカンパニー。

「シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ」「リトルプリンス」など、深い哲学性と独創性に富んだ作品群は、文化庁芸術祭賞、紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞など数々の受賞歴がある。

近年では学校公演やワークショップを通じ、若い世代の感性や想像力を育む教育の場としても高い評価を受け、さらに企業向けの人財育成研修にも、カンパニーの理念を活かし俳優が講師として活躍するなど、舞台創造での学びを社会に還元している。
この機会に、バリアフリー公演『ミュージカルシアターラーニング〜大切なことは目には見えない〜』を楽しんでみては。
■バリアフリー公演『ミュージカルシアターラーニング〜大切なことは目には見えない〜』
会場:いわき芸術文化交流館アリオス セキショウ中劇場
住所:福島県いわき市平字三崎1番地の6
会場HP:https://iwaki-alios.jp/
音楽座ミュージカルWebサイト:https://www.ongakuza-musical.com
■とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)管理事務所
住所:福島県福島市山下町1-25
HP:https://www.fcp.or.jp/culture
(さえきそうすけ)
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