令和7年度「こどもスマイルムーブメント大賞」子供部門・子育て応援部門の最優秀賞が決定!

東京都は「チルドレンファースト」な社会の実現に向け、子どもを大切にする気運を一層高めるため、企業・NPO・学校・区市町村など幅広い主体と連携しながら、官民が一体となり「こどもスマイルムーブメント」を推進。

その取組の一環として、子どもの笑顔を育む先進的な取組を行う、こどもスマイルムーブメント参画企業・団体を「こどもスマイルムーブメント大賞」として表彰しており、この度東京都庁にて令和7年度の表彰式が開催されました。

 

「こどもスマイルムーブメント大賞」過去受賞者とアンバサダーによるトークセッション

東京都庁で開催された「令和7年度 こどもスマイルムーブメント大賞 表彰式」のはじめに、令和5年度に最優秀賞を受賞した株式会社キッズスター 代表取締役の平田全広さん、令和6年度子供部門の優秀賞を受賞した株式会社シンク 代表取締役社長の篠田大輔さんが登壇。

令和5年からスタートした「こどもスマイルムーブメント大賞」で最優秀賞を受賞した平田さんは、

「受賞したおかげで様々なメディアに取り上げていただきまして、ダウンロード数も600〜800万ぐらいまで伸びました。参画企業も70社から100社といったところで、受賞をきっかけに色々と事業も拡大いたしました。」

と説明し、最優秀賞を受賞した影響は大きかったとコメント。

篠田さんは「こどもスマイルムーブメント大賞」へ応募を考えている企業に向け、

「一企業として行っている取り組みは、なかなか評価される機会に恵まれないところがあると思います。こういったものに応募することで活動の幅は広がっていき、逆にマイナスやデメリットはないと思います。私としてもそれが大きな活動のきっかけになっているので、チャレンジすることには大きな意味があると思います。」

とチャレンジするメリットを語りました。

その後「こどもスマイルムーブメント大賞」のアンバサダーを務めるタレントの伊集院光さんと、パラアスリートの谷真海さんが登壇。

こどもスマイルムーブメントの世間での役割や、活動の影響力などについて語りました。

 

令和7年度の最優秀賞が決定

後半には、令和7年度の「こどもスマイルムーブメント大賞」を受賞した企業・団体の中から、6社・団体が登壇しての授賞式を実施。

こどもスマイルムーブメント大賞では「子供部門」と「子育て応援部門」の2部門が用意されており、子どもと町、モニターの小・中・高生や保護者などからの投票により、各部門の最優秀賞および優秀賞を決定します。

「子供部門」の最優秀賞には、株式会社三井住友フィナンシャルグループが選ばれました。

三井住友フィナンシャルグループ 社会的価値創造推進部長の高市邦仁※さんは、表彰式に登壇した小池百合子東京都知事から表彰状と記念盾を授与され、
※高市さんの「高」は、正しくは「はしごだか」

「銀行業を超えた先進性、それから多くの体験機会の創出という2点を挙げていただきまして、改めて身が引き締まる思いをしております。これからも、子どもたちが安心して自分らしく成長できるような場づくり、それから地域社会づくりに一層貢献していきたいと思います。」

とコメント。

三井住友フィナンシャルグループはこどもたちの体験と、放課後の居場所施設「アトリエ・バンライ」を展開し、これまで小学生の放課後の居場所を創設。

学びにつながる体験プログラムの提供や、地域のこども食堂へ場所を開放することで、4月〜7月間で延べ約3,000人が利用したことなどが高く評価され、最優秀賞を受賞することとなりました。

一方「子育て応援部門」の最優秀賞には、産前に取得可能な特別休暇を付与「プレママ・パパ制度」に取り組むスパイスファクトリー株式会社が最優秀賞を受賞。

スパイスファクトリー 取締役CSOの流郷綾乃さんは、

「プレママ・プレパパ制度は、他のご登壇いただいている企業様から見て『福利厚生の制度』だと思われているかもしれませんが、私たちはこの制度を通して、文化や風土の醸成を企業で行いたいと思っています。それを通して、社会にこういった制度を広げていくことも同時にしていきたいと考えており、このような賞をいただいたことを本当にありがたく思っております。」

とコメント。

妊娠判明時点から取得することが可能な特別休暇制度で、妊婦のパートナー社員も対象にするなど、中小企業としては画期的な取り組みである点。

さらに、この制度の導入が後押しとなり、男性育休取得率は100%に上昇するなど、育児休業取得制度活用を支援する社内文化の醸成にも注力している点の2点が評価され、最優秀賞受賞の決め手となったそうです。

小池都知事は授賞式の終わりに、

「グッドニュースとして、都内の出生数がプラス0.3と10年ぶりに伸長しました。アイデアや工夫をして、こんなことができるんじゃないか、もっと社会でこうすればいいんじゃないかといった知恵が、このプラス0.3という結果となり(出生率は)底を打ったと言い切りたいところです。これからも官民一体となって取り組んでいきたいと思いますし、今回は成果そのものを拝見させていただきました。これからもどうぞ皆さん、力を合わせて知恵を絞って、工夫をしながら楽しくチルドレンファーストの社会をつくり上げてまいりましょう。」

と東京都の子ども出生率について言及し、受賞企業に祝いの言葉を送り、イベントを締めくくりました。

 

受賞企業・団体詳細

【子供部門】
●最優秀賞
・株式会社三井住友フィナンシャルグループ

●優秀賞
・株式会社biima
・イコールチャンス株式会社
・一般社団法人日本金融教育支援機構

【子育て応援部門】
●最優秀賞
・スパイスファクトリー株式会社

●優秀賞
・株式会社おりおり

こどもスマイルムーブメント:https://kodomo-smile.metro.tokyo.lg.jp/stp/kodomo/r7_awards_ceremony.html

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