友達の結婚式のご祝儀問題?ざわついた理由とは【短編ドラマ】
※本記事はFUNDO編集部に寄せられた体験談をもとに作成しています。
実際の個人情報が特定されないよう、フィクションおよび編集を加えています。
祝福のはずの時間のはずだった。しかし、小さな違和感は受付で起きていたのです。
親友・美香の結婚式。
学生時代からの仲間もそろい、華やかなドレス姿の新婦を見て胸がいっぱいになった。
受付では名前を伝え、ご祝儀をスタッフへ手渡した。
そのとき、受付の女性が一瞬だけ首をかしげたように見えたけれど、
「忙しいからかな」と、その時は深く考えませんでした。
式も披露宴も温かく、涙と笑顔があふれる最高の時間でした。
……その時までは。
式の翌日。新婦から届いた一本のメッセージ
翌日の午後、スマホに美香から連絡が入りました。
「ねぇ…ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
なんだろう?と思いながら返信すると、
すぐに返ってきたメッセージに目が止まったという。
「ご祝儀なんだけど…2万円だったよね?」
一瞬、画面を見つめたまま固まった。
(……え?)
私は 3万円 を確かに包んだ。
ご祝儀袋に入れた記憶も、財布の中の残額も間違いないはず。
混乱しながら、「3万円入れたはずだよ」と返信すると、
美香から、驚くような返事がきました。
「やっぱり?変だと思って…ごめんね、私も気になって」
どうやら、美香は他の友人たちの金額を確認していて、
私だけ不自然に低いと気づいたらしい。
受付で何が起きていたのか
美香から電話がかかってきた。
「受付のスタッフに確認したらね…ちょっとしたミスがあったみたい」
詳しく聞いてみると、
結婚式の受付はご祝儀袋が大量に並ぶ
忙しくて袋の順番がシャッフルされた
金額確認のとき 2万円の袋 と “3万円の袋” が入れ替わった
つまり、
私の3万円袋 → 2万円の人の列へ
別の人の2万円袋 → 私の名前の列へ
という、完全によくある受付の取り違えだったそう。
もちろん、美香も悪くないし、受付の人も悪意はない。
ただ、その場がバタバタしていて誰も気づけなかっただけ…。
「本当にごめんね…疑ってるわけじゃないんだよ。ただ、確認したくて」
美香の声は震えていました。
むしろ、正直に言ってくれたことがありがたかったです。
金額より大事だったのは気づいてくれた気持ち
私は笑って答えた。
「いいよ、美香。気にしないで。ちゃんと聞いてくれてありがとう」
お金の話は繊細だ。
私が言い出しづらいことを、美香が勇気を出して確認してくれました。
そのやりとりに、胸がじんわり温かくなったそう。
結局、受付の記録がスタッフによって訂正され、
美香からは深いお礼のメッセージが届きました。
「あなたが来てくれただけで十分だからね。本当にありがとう」
お祝いの気持ちは、金額では測れないでしょう。
でも、お互いを思いやる気持ちは、確かにそこにあります。
※本記事はフィクションです
登場人物・団体名はすべて架空であり、実在のものとは関係ありません。
※文章の一部は生成AIを利用して制作しています。
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