『CYCLIA JOURNEY』コピペ感覚で謎解きパズル!! 極小空間を自在につなぐ発想力が試されたプレイリポート
世界中の子どもが本来持っている“知的なわくわく”を引き出すことをミッションに掲げるEdTech企業・ワンダーファイ株式会社が2025年11月13日(木)、“繰り返しの法則”で謎を解く2Dパズルアクションゲーム『CYCLIA JOURNEY』をNintendo SwitchとSteam(PC)向けにリリース。
与えられたごくわずかな空間を縦横自由につなぎ、新たな道を切り開く大人でも夢中になってしまう手応えのあるパズルゲームだ。
数手先を見据えた空間構築
本記事では、複製できる小さな空間をつなぎ合わせてゴールをめざす『CYCLIA JOURNEY』を先行プレイ。
本作の基本的な遊び方と実際に触れて感じた魅力を合わせてリポートするぞ。
無限に広がる発見の連続
本作のクリア条件はとてもシンプルだ。
カギを入手して扉に触れるだけ、説明なんて不要だと思えるくらい本当に単純明快。
だがしかし、目の前にあるのに手が届かない。
そこで重要になるのが“繰り返しの法則”だ。
途切れた道を切り開く光の効果は色によって異なっている。
例えば基本となる黄色の光はそのまま複製するタイプ。
また、ステージを進めていくと拡大と縮小を繰り返す青い光。
赤い光で左右に、緑の光なら上下が回転するなどバリエーションが増えていく。
失敗も怖くない繰り返しの世界
最初のうちは想像の範囲内。
サクサク進んでいくので自分には向いているなと気分も上々。
しかし、光のバリエーションが増えていくにつれ、試行錯誤する時間が徐々に増えていく。
光に触れればその都度つなぐことができるし、初期配置に戻すリセットなんて便利な機能もある。
そのカジュアルさが失敗を恐れず試してみようというプラス思考にかえてくれるのもうれしいポイントだ。
また、本作にはワールドマップのようなものがあり、ステージを進めていくことで“鉱物”や“自然”、“生物”など文明が発展していくような演出がある。
そうしたビジュアルがエジプトの壁画を連想させること、プレイヤーキャラクターが神話に登場する知恵を司る神にも見えてくる点も興味を引いたポイントだ。
さらに、これまた個人的な感覚ですが小躍りする仕草もツボったポイントの1つ。
ジャンプやオブジェクトを押すなどの仕草をじっくり眺めていたくなる不思議な魅力を持っているのだ。
なお、本作にはヒント機能がない。
とにかく自分の発想力、ひらめきにすべてが委ねられている点は賛否ありそうだ。
どうしても解けない=詰んだと判断して遊ばなくなってしまう可能性も十分ある。
そういった点で本作は根気強く遊べる人に向いていそう。
“繰り返しの法則”。
それはこのゲーム内空間だけに留まらず、プレイヤー自身が何度もリトライすることにもつながっている。
そう感じられるパズルゲームだったぞ。
【CYCLIA JOURNEY:サイクリア ジャーニー】
販売価格:920円(税込)
対応言語:日本語、英語、韓国語、繁体字、簡体字
P.N.深津庵
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