1日も早く買えばよかった!「AI搭載ボイスレコーダー」が要約機能も神で、会議や商談・取材の効率が爆上がりしたよ
オンライン会議が普及した今、議事録作成などに欠かせないのがボイスレコーダーや文字起こしアプリ。
ROOMIE編集担当でありさまざまなインタビューや取材をする機会も多い筆者は、「いい文字(テープ)起こしのサービスはない?」とよくライター仲間に聞いてまわっては、これまでさまざまなアプリやオンラインサービスを試してきましたが……
巷で話題のAI搭載ボイスレコーダーを購入したところ、仕事に革命が起きました!
「大切な会話内容を録音しそびれた!」を予防できる
Nicebuild (ナイスビルド)/Plaud「Plaud Notepin」27,500円(税込)
なぜ1日も早くこれを買わなかっかったのかと悔やまれるほどに有能で、仕事のパフォーマンスが爆上がりしたので、ぜひシェアさせてください。
自宅に届いた箱を開封すると、こちらが入っていました。
・マグネットピン ×1
・クリップ ×1
・充電器 ×1
・USB-C充電ケーブル ×1
・クイックスタートガイド ×1
本体のサイズは51mm × 21mm × 11mm。重さは約16.6g(マグネットピン装着時は23.2g程度)と非常にコンパクトです。手のひらに余裕で収まります。

磁石つきのクリップを使えば、AIボイスレコーダーを服の襟や胸元に挟んで取り付けられ、いざというときワンタッチですぐに録音を開始できるのが素晴らしい。
鞄の中のボイスレコーダーをガサゴソと探し回っている間に、大切な会話内容を録音しそびれた……!なんて事態を未然に防いでくれます。

“ボイスレコーダーあるある”なのが、会議や取材が終わったあとの雑談タイムで、なぜか重要な情報が語られがち問題。
慌ててボイスレコーダーのスイッチを入れたときにはすでに遅し、その話題は終わっているというような悲劇に見舞われなくなりました。
充電中。充電器もコンパクトで持ち歩きやすい
録音することを相手に事前に断るのはマストですが、小さくて見た目もシンプル、しかも胸元にさりげなくついているおかげで、相手に余計なプレッシャーを与えずにリラックスして話してもらえるのもメリットでしょう。
なお、本体同梱物の内容にはバージョン違いも存在しており、「リストバンド・ネックストラップ」がついてくるタイプもあるそうなので、なにがセットになっているかは公式ページを確認してみてください。
AI文字起こしの精度は、筆者ライター史上、最高レベル
ウェアラブルな点も重要だけど、ボイスレコーダーの肝はやはり、文字起こしの精度。まったく違うワードに多数変換されてしまって、もう一度大部分を聞き直さなくてはならない“文字起こしの苦行”にずっとモヤモヤしてきました。
その点、「Plaud Notepin」は最新のOpenAI「Whisper」や「GPT-4o」、「Claude」などを活用し、公式による発表によると、文字起こし機能は約97%という高精度なのだとか(録音環境によるようです)。
さらに話している人を区別する話者識別や、112言語対応のAI文字起こしが叶い、約20時間の連続録音、40日間の待機ができるそう。なんと頼もしい……!
自動的にスマホのアプリに音声をアップロードしてくれる
事前にスマホにダウンロード&登録しておいた専用アプリ
20時間の連続録音が可能なのは分かっていても、貧乏性の筆者はどうしてもこまめに録音機能をオン・オフしてしまうクセがぬけず、音声データが一つの取材で何個も生まれてしまいます。
これまではそれらをいちいちPCに転送し、文字起こしのオンラインアプリにアップロード、さらに音源をもう一度聞き直してなんのシーンの音声か確認する必要がありました。その点「Plaud Notepin」は自動的にスマホ上の専用アプリ「Plaud」に転送してくれるから、とっても楽ちん。
スマホ上ですぐに音源を数秒程度再生し、どの音声をAIに文字起こししてもらうかカンタンに選択できます。そこからはタップ1回で自動生成スタート。さらにAIが、内容を端的にまとめたタイトルを各音声データにつけてくれるので、「これなんの音源だっけ?」と迷子になることもありません。
試しに、このPlaud Notepinの魅力についてカンタンにしゃべってみた音声を、Plaud Notepinに文字起こししてもらいました。
専門用語も特に使わない内容ということもあってか、3分ほどの音声が100%の精度でテキスト化されていました。
下の写真のように、概要がタイムと一緒に箇条書きになって「文字起こし画面」に表示されるので、詳しく読みたい箇所にカンタンにたどり着けるのもうれしいポイント!
難しい税理士との打ち合わせも、「要約」機能のおかげで理解できた
AIレコーダーについて語った音声の「要約ページ」
Plaud Notepinの実力にもっとも感動したシーンは取材ではなく、税理士さんとの打ち合わせでした。
お金周りのお話が苦手な筆者は、税理士さんとの打ち合わせ後に大抵、「結局どういう意味だったの?」「このあと、どういう対応をすればいいのだっけ?」と疑問が残っていました。
ちなみに今回の打ち合わせはオンラインで行われましたが、PC越しでも録音はバッチリ可能でした(その時のオンライン環境や録音環境よると思います)。
AIに文字起こししてもらうと、もれなくAIによる要約もついてきました。
このAI要約がスゴかった……!。下の写真がそれです。
税理士さんとの会話だけでは理解しきれなかた内容も、要約を読めば、「ああ、そういうことだったか」とすんなり頭に入ってきたーー!(※上の写真ではプライバシー情報も含まれていたため詳細は割愛し、ごく一部だけを撮影しております……)
今後やるべきタスクをまとめてくれ、しかも税理士と筆者、どちらのタスクなのかまで示してくれました。
要約した内容をマインドマップ形式で見せてくれる機能も
今回の税理士との会議で結論がでなかった、あるいは具体的なアクションが不明確な課題に対しては、独自にAIが「こうした方が経営がスムーズになるよ?」といった観点で提案し、さらにはそのまま放置した場合のリスクについても教えてくれました。もはやAI税理士先生。
これから込み入った難しい会議の際は必ずこのAI先生に同席していただこうと心に決めたのでした。
気になるプライバシー問題は?
ここまで優秀だと、気になるのはプライバシー問題ですよね。Plaud Notepinの公式サイトには、プライバシー保護について「データは暗号化・匿名化され、第三者に公開されることは決してありません」と記載されています。
300分の文字起こしが永久無料。アップグレード機能も
うれしいことに、このアイテムを購入した人には、毎月300分の文字起こしが永久無料でついてきます。ただ打ち合わせや商談が多いビジネスパーソンや、取材に追われれるライターにとっては短いかも?
月に1,200分の文字起こし時間が含まれる「Proプラン」や、「無制限プラン」(ともに有料)にもアップグレードできるので、足りない人は検討してみるといいかも! 有料プランのマインドマップは「2000種以上のテンプレート」やWord、Excel、CSVなどの専門的な出力にも対応しているため、より仕事効率をアップしてくれそう。
インジケーターライトが赤くなっていたら「録音中」
最後に一つだけ、不便に感じたことを書きたいと思います。
本体のボタンがシンプルで、デバイスには録音秒数も表示されないため「本当に録音できているかな?」と録音中に不安になります。本体中央のインジケーターライトが「ただいま録音中」であることを示す赤色になっているかを何度か確認してしまいました。もっと「ボタンを押した実感」がもてるデバイスだと正直ありがたいかも。録音できているか不安な方はスマホでもサブとして同時録音しておくとよいでしょう。
それ以外はとても気にっているこのAIボイスレコーダー、これからも仕事で使い倒していきたいと思います。
ワンタッチで録音開始。消しゴムみたいな超軽量レコーダーがあればスマホを取り出す手間が省けるよ
日記の三日坊主、卒業できました。“木と話す日記アプリ”がよすぎて3ヶ月継続中、自分を前より好きになれたよ
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