世界の難民らに暖かいヒートテックを!国枝慎吾、奈良くるみが子どもたちと交流&海外の現状を学習

ユニクロは、難民や子ども、災害被災地などにヒートテックを寄贈する「The Heart of LifeWear」を展開。今年で2年目となる「The Heart of LifeWear」のグローバルローンチイベントが10月20日に有明コロシアムにて開催されました。
ユニクロは40周年を迎えた2024年に「The Heart of LifeWear」を開始し、難民や子ども、災害被災者など、世界28の国や地域に100万点以上のヒートテックなどを寄贈。本年度の「The Heart of LifeWear」では、ユニクロの戦略的パートナーであり、ヒートテックを共同開発する東レが寄贈活動やイベントでも協働。グローバルローンチイベントは、東レが特別協賛する「東レ・パン・パシフィック・オープンテニストーナメント」の会場、有明コロシアムにて開かれました。
■国枝慎吾さんと奈良くるみさんが子どもたちと「想いつなぐリレー」
イベントの第一部「The Heart of LifeWear “あったかい“を届けよう!」では、ユニクロ グローバルブランドアンバサダーで元・車いすテニス選手の国枝慎吾さん、東レ・パン・パシフィック・オープンテニストーナメント大会アンバサダーの奈良くるみさんが登場しました。

「The Heart of LifeWear」の活動に関連する授業が行われ、国枝さん、奈良さんは子どもたちと一緒に、寄贈活動や寄贈先である被災地や難民についての理解を深めました。ユニクロからの能登支援に関する説明では、昨年の寄贈活動で俳優の綾瀬はるかさんが現地を訪れた際のビデオが映し出され、参加者たちは真剣な表情で見入っていました。
東レからは、活動の寄贈品であるヒートテックの暖かさの秘密について学ぶ授業が行われました。サーモグラフィーを使った実験で、ヒートテックが水蒸気に触れ、一気に温まる変化を目の当たりにした子どもたちからは驚きの声が上がりました。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)からの難民に関する授業では、難民が直面している過酷な現状や支援の必要性について伝えられ、子どもたちは普段触れる事のない内容に真剣に耳を傾けていました。

続いて会場をテニスコートに移し、子どもたちお待ちかねのテニスアクティビティへ。国枝さんは「先ほどの授業でヒートテックの説明をみんな聞いたと思うけど、この活動にはすごく意味があると僕も思っています!みんなも、世界をヒートテックで温かくしていきましょう!」と、先ほどの授業を振り返りながら意気込みを語りました。
コートと体をめいっぱい使った奈良さん考案のオリジナルウォーミングアップで緊張をほぐし、参加者たちは4チームに分かれ、「想いをつなぐリレー」に挑戦。ラケットにテニスボールを乗せ、障害物を避けながらコースを走り、次の走者に繋いでいきました。国枝さん、奈良さんも子どもたちと一緒にリレーに参加し、凄まじい速さで往復しながら、華麗なターンを見せると、参加者からは「すごーい!」「はや!」と感激の声が上がっていました。

続いて、「The Heart of LifeWear」のハートにちなみ、ハートのシールをパネルに貼るワークショップが実施されました。「想いをつなぐリレー」を完走して受け取ったハートのシールを、参加者ひとり一人が想いをこめてボードに貼り付け、最後に、国枝さんが、サインと「世界をヒートテックであたたかく!」とメッセージを添えてボードが完成しました。
奈良さんは、「今日学んだこと、ヒートテックのことや、難民のことを、参加していないお友達にも伝えていって欲しいです」と語り、国枝さんは「世界で支援が必要な方々がたくさんいるということや、寄贈品であるヒートテックの機能性など、すごく勉強になったと思いますし、最後、こうして一緒に運動して、みんなで仲良くなって終われたのがすごく良かったです。僕もつい最近までアメリカで暮らしていましたが、すごく助けられることが多くて、海外に行って人に優しくされることの嬉しさを感じていました。今日のイベントを通して、人に優しくすることの大切さをみんなに伝えられたら、と思っていたのでよかったです」とコメントし、第一部が終了しました。
■ユニクロのチャレンジ「ヒートテック50万点をシリア帰還民へ」

第二部「The Heart of LifeWear メディア説明会」では、ファーストリテイリング取締役でグループ上席執行役員の柳井康治さんから、The Heart of LifeWearの活動についてプレゼンテーションが行われ、今年も100万点を超える寄贈活動を進める中で、2つのチャレンジを行なっていくことが発表されました。
チャレンジの一つは、ヒートテック50万点をシリアの帰還民の人々へ、寒い冬になる前に届けること。すでに出荷の準備は整っているものの、なかなか現地に届ける状況には至っていないことが明かされました。
もう一つは、昨年同様にアンバサダーの協力を得ながら、この活動をより多くの人々に知ってもらえるようにすること。これからも寄贈活動のほか、イベント開催や衣料支援などを続けていきたいと語りました。
続いて、東レ株式会社のGO事業部長の大川倫央さんから、The Heart of Lifewear活動に2億円を寄付し、ユニクロと協働し本活動を進めていくことが発表されました。今後は、ヒートテックが生産されている国内外の拠点地域でも、The Heart of LifeWearの活動や発信をユニクロと共に行い、両社のものづくりを支えてくれている地域の人々に感謝の気持ちを伝えていきたいと語りました。
最後に、UNHCR駐日代表の柏富美子さんより、最新の難民状況とシリアの現状について、説明が行われました。ユニクロが行っている支援については、「現場のニーズに沿った支援というものを、本当に長い期間親身になって考えて、一緒に連携・サポートをしていただけていることが非常にありがたいです」とコメントしました。
ユニクロは「今後も『The Heart of LifeWear』の活動を通じて、世界中のヒートテックを必要とする人々に届けていきます」としています。
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