【インド旅行の注意点】屋台や大衆食堂でも「現金利用不可」「QRコード決済のみ」が増加 / 海外発行VISAカードも利用不可

インドには数年おきに行っているのですが、急激に決済方法が激変して驚きました。驚いたというより、買い物ができず、けっこう困りました。
インド人「キミのVISAカードは使えないよ」
大衆食堂や屋台でも「現金不使用」「QRコード決済のみ」が増えています。しかもQRコード決済は、外国人が簡単に登録できないサービスばかり。
VISAカードのタッチ決済ができる店舗があったので安心したのも束の間、「キミのVISAカードは使えないよ」と言われること複数回。どういうことなのか?
インド国内VISAクレカしか使えない店舗が多い
VISAカードが使える店舗は多かったのですが、インド国内VISAカードしか使えない店舗が多いのです。つまりインド人向けのインド国内で発行されたVISAカードしか使えないのです。おそらく、海外VISAクレジットカードの利用は、手数料が大きいので取り入れていないのだと考えます。
<つまりインドでは……>
現金利用不可の店が増えた
QRコード決済のみの店が増えた
日本・海外VISAクレジットカードが使えない店が多い





「インターナショナルカード ノー」とのこと
ケンタッキーフライドチキン、スターバックスコーヒー、マクドナルドなどの外資系チェーンは私の楽天VISAクレジットカードを使用することができましたが、多くの大衆食堂やお土産屋などでは使用できませんでした。「インターナショナルカード ノー」とのことです。
海外VISAクレジットカードが使用できませんでした
いちばん驚いたのは、ポートブレア空港。ここ、ケンタッキーフライドチキンとカフェ1店舗以外、どこも海外VISAクレジットカードが使用できませんでした。その影響で、ポートブレアのお土産を買えませんでした。
<つまりインドでは……>
外資系の店では日本・海外VISAクレジットカード利用可
外国人利用が多い店は日本・海外VISAクレジットカード利用可



「お釣りがないから売れない」と言われた
ならば現金が最強かと思うかもしれませんが、QRコード決済が主流になっているので、現金利用不可の店が増えているのです。
また、現金を使うことができる店舗でも「現金を使う客が少ないのでお釣りがない」という店も複数ありました。ボッタクリの言い訳か? と思うかもしれませんが「お釣り出ないけどそれでもいいか?」ではなく「お釣りがないから売れない」と言われたので、それはないと思います(筆者のケースでは)。
店員に決済完了画面を見せて食べ物をオーダー
屋台や大衆食堂に行くと、次々と客が訪れ、スマホでQRコード決済し、店員に決済完了画面を見せて食べ物をオーダーしていきます。筆者は現金もVISAクレジットカードも所持していますが、使えないので、買っていくインド人たちを眺めるしかなかったのです。
インド人たち、野外テントの食堂で、チャイ1杯15ルピーの決済もQRコードで支払っていたので、時代の流れを感じました。



しかしこれは、あくまで筆者の実体験でしかありません。もちろん、現金が使える店も多いと思いますし、実際に使える店も多数ありました。
海外VISAクレジットカードが使える店も多いと思いますが、今後インドに行くのであれば、支払えない・買えない可能性があることも視野に入れて行動したほうがよいでしょう。
オーダー前の重要ポイント
特に、VISAクレジットカードが使えると言われても「海外VISAクレジットカードが使えない可能性」もあるので、そこはオーダー前に確認したほうがよいです。これかなり重要です。
ベストな決済方法はクレカのタッチ決済では?
これはあくまで個人的な理想なのですが、人類にとって、いちばんベストな決済方法は、クレジットカードのタッチ決済なのではないかと思います。複数ある決済サービスに登録せずに、既存のクレジットカードだけで、秒速で決済ができる。
QRコード決済は、サービス提供企業によって、日本だけ、インドだけ、香港だけ、アメリカだけなど、地域により利用できる範囲が決められています。その点、クレジットカードのタッチ決済は、国や地域に関係なく使用できる点も便利だと思うのです。
……が、皆さんはどうお思いでしょうか。
インドのポートブレア空港。チャイやカレーを食べようと思ったが、ほとんどの店舗でインド国外発行のVISAクレジットカード決済ができず。ようやく使用できる店舗を見つけてケンタッキーフライドチキンを購入した図。 pic.twitter.com/slGohTt75X— クドウ秘境メシ (@kudo_pon) October 9, 2025
(執筆者: クドウ秘境メシ)

- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。