ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2025年9月)

全国のラーメンを食べ歩くラーメンライター、井手隊長です。今回は私が9月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:improv.(インプロヴ)(群馬・磯部)

2024年4月オープン。店主の小路さんは“あってりめんこうじ”の店主の息子さん。「即興演奏厳選食材超大量使用完全無添加無化調ラーメン店」ということでラーメンは日替わりで、行くたびに様々なラーメンとの一期一会の出会いを楽しむことができる。お店のSNSで1か月間の営業スケジュールとメニューが公開される。

この日のラーメンは「貫ク百会」。具は上州牛や鶏などの4種のチャーシュー、揚げエノキ、ネギ、レタスなど。麺は太め平打ちストレート。
超熟豚骨と上州牛サーロインの融合スープ。5種類のスープを炊いて、豚骨でマスキングしてバランスをとる。濃密ながら旨味がナチュラルで、上州牛の油とポルチーニ油と香味油もダブルで、美味しさの層を作っている。チャーシュー類もご馳走で、麺量もしっかりで食べ応えがあり、大満足。
若き天才! これからがとても楽しみなお店。
第4位:らぁめん ふるいち(神田)

7月オープンの新宿“ほりうち”の姉妹店。

「らぁめん」を注文。店主さんがお客さんに気さくに話しかける。雰囲気のあるいい店主さん。具はチャーシュー、ほうれん草、メンマ、ネギ、ナルト、ノリ。麺は太め平打ちストレート。
動物系のあっさりの醤油スープでコクもしっかりあり、じんわり旨い。ノスタルジックだが素晴らしいチューニング。ツルシコな平打ち麺は主張が強いが、スープの持ち上げは問題なく美味しい。
店主さんの雰囲気といい、とてもいいお店感。オススメ。
第3位:鳴尾山芋研究所 フラットブッシュ(兵庫・西宮市)

2013年創業の山芋を使った創作ラーメンのお店。スープは「にごり」と「クリアー」の2種類で、それぞれノーマルと「濃」バージョンがある。さらに長芋の量が選べてとろとろが80g、どろどろが160g。

「濃クリアー どろどろ」を注文。具はチャーシュー、揉み海苔、ネギ。麺は中太ストレートの自家製麺。
いりこの清湯醤油スープの上にふわふわの山芋がたっぷり。麺にスープが絡んだ上に山芋がふんわりコーティングする。新感覚だがとても美味しい。
締めは「自家精米 分づきごはん」にとろろをかけて食べる。ここまでやってゴール。皮を残して精米しており、ピンとエッジのあるお米にとろろがジャストマッチ。まさにここでしか食べられない一杯。
第2位:らーめん 梶原(千歳烏山)

2022年9月オープン。行き逃していた宿題店。“やまらぁ”“ムタヒロ”出身。

「醤油らーめん」を注文。具はチャーシュー2枚、メンマ、青菜、ノリ。麺は太め縮れの自家製麺。
魚介がキリッときいた複合的な旨味に醤油もスパンと立った極上のスープ。和風なまとまりだが大変美味しい。モチモチで少し不揃いな麺も最高。チャーシューも柔らかく美味しい。オーソドックスな絵柄だが店主の仕事が随所に詰まっており、理想的な一杯に仕上がっている。
第1位:松波ラーメン店(松陰神社前)

2009年創業で“かづ屋”出身。ここも行き逃していた宿題店。

「松波麺」を注文。店内の雰囲気がまず良い。名店の風格。ランチはライスサービス。具はチャーシュー2種類、ワンタン、味玉、三つ葉、ネギ、メンマ、ノリ。麺は細めストレート。
スープは大山どり、昆布、宗田鰹、煮干しに野菜を加えたダシ感の分厚い清湯。複合的な旨味で飛び上がる美味しさ。ブランド豚「下田さんちの豚」を使ったチャーシューは香ばしい部位と油の柔らかな部位が2種類入っていて至高。自家製生地で包んだワンタンもショウガがきいていて最高。卓上の揚げネギを入れるとまた風味が変わって美味しい。
今まで来られていなかったことを後悔。最高の一杯!
※こちらのランキングは筆者のYouTubeでも紹介しています。合わせてチェック!
(執筆者: 井手隊長)

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