「東京ゲームショウ2025」から注目インディーゲームをピックアップ:TGS2025

2025年9月25日から28日にかけて幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2025」。10ホールから11ホールに展開するインディーゲームコーナー、さらに一般展示の一部ブースで、国内外から集まった多数の作品が出展されました。この記事ではガジェット通信が注目してきた作品を中心に、ピックアップしてご紹介します。

大幅にパワーアップしたスーパーヒーロー3Dアクション

UNDEFEATED: Genesis[リンク]
コーラス・ワールドワイドブースでは、これまでにBitSummitやTOKYO INDIE GAMES SUMMITなどのレポートで紹介してきたIndie-us Gamesの痛快スーパーヒーロー3Dアクション「UNDEFEATED: Genesis」を出展。キャラクターの造形が精密になりボイスが加わった他、ストーリーパートやスキルツリーなどの設定画面を実装して大幅にパワーアップしていました。試遊できたのは序盤2ステージ分で、最終的には全10ステージのボリュームを予定しているとのこと。2026年に予定しているリリースが楽しみです。

【JP Voice / EN Subs】UNDEFEATED: Genesis – Story Trailer(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=lwue9jF8NiM

ハイテンションな3D電車アクション

電車アタック(Undercoders)[リンク]
Selected Indie 80ゾーンにスペインのゲームスタジオUndercodersが出展した「電車アタック」は、日本と電車、そしてスケボーへの愛が詰まった作品。近未来のカラフルな日本の風景をステージに、スタイリッシュなトリックを決めながらハイスピードで電車を爆走させるハイテンションな3Dアクションです。

IQを下げる体感ゲーム「SARU BOX」

SARU BOX[リンク]
Selected Indie 80ゾーンには、“変わったコントローラーで遊ぶゲーム”を集めたイベント「make.ctrl.Japan」として、BitSummitやTOKYO INDIE GAMES SUMMITにも展開してきた宮澤卓宏さんの「SARU BOX」を出展。箱の中のバナナを“取り出せない動作”を再現することで積極的にIQを“下げに行く”体感ゲームで、遊び方の案内やブースでの対応は“AI宮澤”さんが担当していました。

日本アニメの表現を取り入れた3Dアクション

炎姫(Crimson Dusk)[リンク]
PLAYISMブースに出展されたCrimson Duskの「炎姫(ほむらひめ)」は、日本アニメの表現を取り入れた3Dアクションゲーム。ブースデモはコンボやパリィを習得するチュートリアルからボス戦まで体験できました。試遊した人には主人公のアクリルスタンドをプレゼント。

闇のタイピングゲームはより恐ろしく

Dyping Escape(ヘビサイドクリエイション)[リンク]
今年のBitSummitでも試遊したヘビサイドクリエイションの「Dyping Escape」はPLAYISMブースに出展。「Core Ultra 7のコアを潰せ」「GPUを壊せ」といった指示が飛ぶ不穏なムードで展開する闇のタイピングゲームは、PCが壊れていく恐ろしい演出をさらにパワーアップさせていました。試遊した人にはキーボードアクセサリーをプレゼント。青軸のメカニカルキースイッチで、実際にキーボードに取り付けて使用できます。

記録・再生の力で攻略する2Dパズルプラットフォーマー

MotionRec(HANDSUM)[リンク]
記録と再生の力を駆使してステージを攻略するHANDSUMさんの2Dパズルプラットフォーマー「MotionRec」は、Selected Indie 80ブースとPLAYISMブースに出展。最初は「難しそう」とビビっていたのですが、プレイを進めると徐々にできることがわかる親切なステージ設計になっていました。試遊した人には、実際に音源を収録したカセットテープをプレゼント。

ガジェット通信賞受賞作がBitSummitブースに出展

愛よさらば(UZZ)[リンク]
BitSummitが東京ゲームショウにブースを初出展。今年のBitSummitアワードで大賞を受賞した「Ratatan」(Ratata Arts)、ビジュアルデザイン最優秀賞を受賞した「Dreams of Another」(Q-Games)と並んで、メディアハイライトアワードのガジェット通信賞を受賞した「愛よさらば」が出展されました。愛よさらばは、開発の存続をかけてCAMPFIREで実施したクラウドファンディングがゴールを達成しています。

「CASSETTE BOY」は海外でもコンシューマー版配信が決定

CASSETTE BOY(Wonderland Kazakiri)[リンク]
2024年のBitSummitアワード大賞受賞作品「CASSETTE BOY」は、Forever Entertainmentのパブリッシュにより、Xbox Series|ONE、PlayStation 4/5、Nintendo Switch(北米・欧州)のプラットフォームでの配信が決定。開発元でSteam版、国内向けNintendo Switch版のパブリッシュを担当するWonderland Kazakiriブースで出展された他、Forever Entertainmentブースでも出展されていました。

昨年のガジェット通信賞受賞作品がponcleと出展

Berserk or Die(Nao Games)[リンク]
昨年のガジェット通信賞受賞作品「Last Standing」が、「Vampire Survivors」開発元のponcleによるパブリッシュで「Berserk or Die」としてリリース。今年のBitSummitに続き、東京ゲームショウでもパブリッシャーのponcleと開発元のNao Gamesの共同ブースとして出展。バンバン叩いてプレイできるメカニカルキーボードをそろえて試遊台を用意していました。

9月26日に配信した「ガジェット通信LIVE」では会場の模様やインディーゲームの展示を紹介している他、「炎姫」「Dyping Escape」「MotionRec」のデモ版をプレイ配信にて紹介しています。

「東京ゲームショウ2025」取材レポート / ガジェット通信LIVE #214(YouTube)
https://www.youtube.com/live/Pmv3mfZ0STk

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shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

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