ラブライバー横浜に集結! 『μ’s 3rd Anniversary LoveLive!』ライブレポート
6月16日、パシフィコ横浜国立大ホールにて『μ’s 3rd Anniversary LoveLive!』が開催された。μ’sとは、スクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!』のスクールアイドルグループで、メンバーは、高坂穂乃果役・新田恵海、絢瀬絵里役・南條愛乃、南ことり役・内田彩、園田海未役・三森すずこ、星空凛役・飯田里穂、西木野真姫役・Pile、東條希役・楠田亜衣奈、小泉花陽役・久保ユリカ、矢澤にこ役・徳井青空の9名。コミケでの物販からスタートしたプロジェクトだが地道に活動をつづけ、活動開始3年目にしてこれほどまでの大きなグループに成長することを誰が予想していただろうか。今年1月にTVアニメが放送されるやいなやファンが急増し、今回の3rdライブではパシフィコ横浜国立大ホールのみならず全国51箇所のライブビューイングも埋め尽くすほどの人気にまで成長した。今回はファン待望の9人揃ってのライブということもあって、開演前からファン大興奮のライブであった。
3年間の思いが詰まった3rdライブ
今回のライブはTVアニメ放送終了後ということで、TVアニメの曲を中心としたライブ構成になっていた。オープニングテーマであった『僕らは今のなかで』が会場に鳴り響くと同時に、9色のペンライトを手にしたファンの前にμ’sが登場、ライブがスタートした。2曲目はμ’sの始まりの曲である『僕らのLIVE 君とのLIFE』。μ’sの代表曲ともいえる2曲が開始直後から続き、会場のテンションはいきなり最高潮にまで高まった。MCをはさんで3曲目『Wonderful Rush』、4曲目『夏色えがおで1,2,Jump!』と続き、笑顔の弾けるμ’s楽曲パートはひとまず終了。MCパートではパシフィコ横浜の満員の観客による「にっこにっこにー!」の大合唱や「かしこい かわいいー」\エリーチカー!/のコール&レスポンスなど、ライブならではの一体感が会場全体を包み込んでいた。
5曲目は作中での2年生トリオである新田恵海、内田彩、三森すずこによる『ススメ→トゥモロウ』。その後は6曲目から14曲目までは9人それぞれのソロ曲のショートバージョンが披露された。ステージで1人変わる度に客席のペンライトの色がキャラクターに応じて変化する、幻想的ともいえる光りに包まれた空間の中、9人のソロ曲が次々と歌われた。続く15曲目『START:DASH!!』では、バックのスクリーンに映しだされたTVアニメの映像と新田恵海、内田彩、三森すずこの3人が見事にシンクロし、ステージ上に穂乃果、ことり、海未がいるかのような感覚を覚えるほどクオリティの高いダンスを披露した。この『START:DASH!!』はアンコールで9人バージョンも披露され、TVアニメファンにとっても、μ’sファンにとってもたまらない演出であった。16曲目の『これからのSomeday』はTVアニメ6話で各メンバーが身に着けていた衣装を忠実に再現した見事な衣装を着て登場。さらに17曲目『もぎゅっと”love”で接近中!』、18曲目『Wonder zone』と盛り上がりはとどまることを知らない。
最後の曲の前には、『ラブライブ!Next Project』の新情報が大発表された。PS Vitaでゲーム化、さいたまスーパーアリーナでの2daysライブ、アニメ2期決定と立て続けに驚きの新情報がリリースされ、観客は大歓声をあげた。そして、μ’sのメンバーからのメッセージがあり、3年間の活動や今回のライブについての感想などそれぞれに秘めた熱い想いが語られた。
μ’sメンバーコメント
三森は「あまり練習に参加できず迷惑をかけたこともありますが、メンバーが優しく教えてくれたりして、3年間で9人の絆が強くなったと思います。そして、ラブライバーのみなさんとの絆も強いものになったと思いました。」と述べ、飯田は「『START:DASH!!』で、μ’sのメンバーが1、2、3、4、5、6、7、8、9って言ったあとにみなさんが10!って言ってくれた瞬間に涙腺が崩壊しました。私にとって何より嬉しかったのは9人揃ったことです。アニメもライブも楽しみにしていてください!」とコメント。
Pileは「私が初めて参加させていただいたアニメが『ラブライブ!』で本当に嬉しく思っています。スタッフのみなさん、ラブライバーのみなさんにお会いできて本当に嬉しいです!これからもよろしくお願いします」と想いを語り、南條は「TVアニメが始まってみんなといる時間が増えてどんどん仲良くなったし、スタッフさんも愛情を込めて作品を作ってくれたのでいい作品になったと思います。TVアニメでは絢瀬絵里が踊っているのにも関わらず、私がそこにいるような、絵里と一心同体になったような感じになっています」と述べた。
楠田は「最初は右も左もわからなくて、すごく緊張していました。でも、ラブライバーの方々はすごく優しくて、希と一緒に私自身も成長していけたと思っています。みなさんに支えられてここまでやってこれました。感謝の気持でいっぱいです」とコメントし、内田は「『ラブライブ!』は、コツコツ応援してくれてくれたみなさんひとりひとりのおかげでここまでやってこれたと思っています。だから会場だけじゃなく、ライブビューイングも決まって多くの人が観られることになって本当に嬉しいです。これからももっとおもしろいものを見せられるようにがんばりたいです」と意気込みを語った。
久保は「TVアニメから知った人や、スマホゲームからファンになった人、色々な入り口があっても知ったらみんな大好きになるのが『ラブライブ!』だと思います。TVアニメとライブを通してそれぞれが自分の演じるメンバーをより理解し、好きになったと思います。来年のアニメもライブも心をこめてお届けしたいので、みなさんの力を分けてください!」とコメントし、徳井は「このライブを通してメンバーの温かさと優しさに感動しました。今回はμ’s 9人のライブということで、にこたちのために一生懸命やろうと思って出番前にはにこの気持ちに成りきって「わたしはかわいい、わたしはかわいい」って自分に言い聞かせてました(笑)これからも9人をよろしくお願いします。」と想いを伝えた。
最後に、新田は「私は高坂穂乃果がデビュー作で、本当にこの3年間『ラブライブ!』と一緒に歩いて来ました。いまではこんなにたくさんの人に支えられて、ここが人生のピークだなって思う瞬間が何度もありました。μ’sに出会えたこと、『ラブライブ!』に出会えたこと、穂乃果に出会えたこと、そしてみなさんに出会えたこと、一生の宝物です!本当にありがとうございました!」と締めくくった。
最後にTVアニメのエンディングテーマであった『きっと青春が聞こえる』でライブは終演を迎えた。いまもっとも勢いがあるといっても過言ではない彼女たちの次の大舞台はさいたまスーパーアリーナ2daysだ!
セットリスト
M1 僕らは今のなかで/μ’s
M2 僕らのLIVE 君とのLIFE/μ’s
― MC1 ―
M3 Wonderful Rush/μ’s
M4 夏色えがおで1,2,Jump!/μ’s
― ライブドラマPart1 ライブの練習!? ―
M5 ススメ→トゥモロウ/高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南ことり(CV.内田彩)・園田海未(CV.三森すずこ)
M6 夢なき夢は夢じゃない/高坂穂乃果(CV.新田恵海)
M7 ぶる~べりぃ♡とれいん/南ことり(CV.内田彩)
M8 私たちは未来の花/園田海未(CV.三森すずこ)
M9 なわとび/小泉花陽(CV.久保ユリカ)
M10 恋のシグナルRin rin rin!/星空凛(CV.飯田里穂)
M11 Daring!!/西木野真姫(CV.Pile)
M12 まほうつかいはじめました!/矢澤にこ(CV.徳井青空)
M13 ありふれた悲しみの果て/絢瀬絵里(CV.南條愛乃)
M14 純愛レンズ/東條希(CV.楠田亜衣奈)
M15 START:DASH!!/高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南ことり(CV.内田彩)・園田海未(CV.三森すずこ)
― ライブドラマPart2 いきなりファッションショー! ―
M16 これからのSomeday/高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南ことり(CV.内田彩)・園田海未(CV.三森すずこ)
星空凛(CV.飯田里穂)・西木野真姫(CV.Pile)・小泉花陽(CV.久保ユリカ)
矢澤にこ(CV.徳井青空)
― MC2 ―
M17 もぎゅっと”love”で接近中!/μ’s
M18 Wonder zone/μ’s
― ライブドラマPart3 ライブ直前!―
M19 輝夜の城で踊りたい/μ’s
― MC3 ―
M20 WILD STARS/μ’s
― ミニMC ―
M21 No brand girls/μ’s
M22 Snow halation/μ’s
EN1 START:DASH!!/μ’s
― MC4 ―
EN2 きっと青春が聞こえる/μ’s
ラブライブ!公式サイト
http://www.lovelive-anime.jp/
ラブライブ!公式ツイッター
https://twitter.com/LoveLive_staff[リンク]
ラブライブ!Next Project特設ページ
http://www.lovelive-anime.jp/sp_nextproject.html[リンク]
ネットで流行っているものを追いかけていたら、いつの間にかアニメ好きになっていました。 http://com.nicovideo.jp/community/co621
TwitterID: srbn
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。