とうもろこしの天ぷらレシピ!プロの薄衣&粒がバラけない作り方
とうもろこしの天ぷらレシピを、料理研究家の高橋千帆さんに教えていただきます。きれいにカットする方法、衣が薄いのにバラけない作り方など、プロならではのコツを参考にしてください。
薄衣が絶品!とうもろこしの天ぷら
とうもろこしの自然な甘みが味わえる、見た目もきれいな板状の天ぷら。衣をごく薄く付けることで、とうもろこしの美味しさが引き立ちます。
材料(1~2人分)
とうもろこし:1本
油:フライパンに3cmほど(丸底の中華鍋or小さめの鍋※)
小麦粉(薄力粉):大さじ1/2
塩:お好みの量
こしょう、山椒、醤油など:お好みで
この記事では中華鍋を使いましたが、ない場合は小さめの鍋(できれば13㎝前後)での調理がおすすめです。
作り方
とうもろこしは皮をむいて洗う。ラップで包み電子レンジ600Wで4~5分加熱する。粗熱を取り冷蔵庫で冷やす。
しっかり冷えたとうもろこしを横に2~3等分にし、下の画像のように芯と実のギリギリのところに包丁を入れる。
memo
とうもろこしを板状に切る際のポイントは、加熱後に完全に冷ますこと。できれば冷蔵庫で一晩冷やしておきましょう。加熱後は実がやわらかくなっていますが、冷やすことで硬くなります。そのため、板状の切る際にバラバラになるのを防げてよりきれいにカットできます。
2をバットに並べる。
小麦粉を茶こしなどでふるいながら、とうもろこしの表と裏にまんべんなく薄く付ける。
美味しく作るコツ
・小麦粉を薄く付けることで、一般的な天ぷら衣で揚げるよりも、とうもろこしの美味しさ・甘さを味わえます。
・小麦粉の半量を片栗粉に置き換え(小麦粉:片栗粉=1:1)、水を少量加えた衣をとうもろこしに付けて揚げると、さらにカリッとした食感になります。
油を、鍋底から3㎝くらいまで入れ、約170℃に熱する。
memo
油に菜箸を入れてすぐに、下の画像のような細かい泡が出たら、適温(170℃)の目安です。
5のとうもろこしをそっと入れ、1分ほど加熱する。一度に全量を入れず、数回に分けて揚げる。
油はねには十分気を付けてください。
とうもろこしがバラけないコツ
・とうもろこしをそっと油に入れ、触らないように揚げます。
・火が強すぎたり揚げ時間が長すぎたりすると、1つ下の画像のようにバラバラに崩れてくるので注意しましょう。バラけると粒が弾けてしまい、とても危険です!

形が崩れないように、すくい網や金属製のフライ返しなどで取り出し、バットにあげて油を切る。
器に盛り付け、塩をふる。こしょう、山椒、醤油はお好みで。
最後に
とうもろこしの美味しさを存分に味わえる薄衣の天ぷら。ぜひ作ってみてください。
高橋千帆/Chiho Takahashi
料理研究家/ベジタブル&フルーツアドバイザー
1980年、北海道生まれ。二女の母。調理、菓子の学校を卒業し、ベーカリー、パティスリーなど、さまざまな経験を重ねる。2007年より、インターネット販売、店舗PR用の菓子製作など、菓子を中心とした活動に従事。その後、出産、子育てを経て、菓子、料理に関わる活動を再スタート。現在は、料理家たかはしよしこ氏の「エジプト塩」スタッフとしても活躍。また企業のフードスタイリング他、食事の講座を主催しながら、家庭でも簡単に美味しく作れる「身体と心が喜ぶ料理」を研究している。
Instagram
[とうもろこし]茹で方や、レンジ加熱、保存、レシピなどまとめ
稲、麦と並んで「世界三大穀物」のひとつ。旬のとうもろこしは甘みが強く、食物繊維をはじめ、さまざまなアミノ酸が含まれています。
最終更新:2025.09.17
文・写真:高橋千帆
監修:高橋千帆、カゴメ
カゴメが運営する、野菜をもっと楽しんでもらえるように、もっと好きになってもらえるように、皆さんがずっと健康でいられるように、お役に立てる情報を提供するメディアです。
ウェブサイト: http://www.kagome.co.jp/vegeday/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

