アムステルダム市、運河に猫のための階段を設置へ

アムステルダム市、運河に猫のための階段を設置へ

オランダのアムステルダムに張り巡らされた運河は、街の象徴でありユネスコの「世界遺産」にも登録されている。しかし、細い街路と組み合わさることで、街に暮らす小動物にとっては危険な場所にもなっていることを知っているだろうか。 

隣接するアメルスフォールトでは、2025年6月以降、猫をはじめとする小動物が運河に落ちた際に脱出できるよう、運河沿いに数百基の木製階段を設置している。アムステルダムでも同様の措置がとられる見通しだ。

猫は泳ぐことができる動物だが、不意に驚かされて運河に転落する例は少なくない。アムステルダムではこうした事態が起きやすく、過去半年間で19匹が溺死するという悲劇も報告されている。

この状況を受け、動物保護を掲げる政党・動物党(PvdD)の提案に基づき、市議会は野生動物の安全確保を目的として10万ユーロ(約1,722万円)を予算化することを決定したと報じられた。

ただし、階段が設置されても、動物がそこまでたどり着けなければ意味がない。そのため市は、動物保護団体のディーレンアンビュランスと協議し、猫やその他の小動物が最も脱出しにくい場所を特定する予定だ。その情報をもとに、階段の設置箇所が決定されるという。

「階段は命を救うことができる。ただし、十分な数が設置されてこそ効果を発揮します」と、猫情報センター「カッテン・ケニスセントラム」のマギー・ロイテンベルクはユーロニュースに語っている。

これらの重要で(そして、ほほえましい)設備の設置時期はまだ発表されていない。しかし、今後数カ月以内にアムステルダムを訪れるなら、注意して見てみるとよいだろう。

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