ニーキャップ、テロ容疑の“魔女狩り”により米国公演をキャンセルするも“極秘”のサプライズを約束

 ニーキャップのメンバーが、現在進行中のテロ容疑に関する法的な問題によりスケジュールの都合が合わなくなったため、米国での今後のツアー日程をすべてキャンセルした。

 現地時間2025年8月25日にインスタグラムに投稿されたメッセージで、メンバーのモ・カラ、モグリー・バップ、DJプロヴィは、今秋に米国で開催予定だった完売公演を楽しみにしていたアメリカのファンに“悪いニュース”があることを説明した。3人は、「ロンドンでの次回の裁判の期日がツアーの初日と近接していること、および英国政府が魔女狩りを継続していることから、10月の全米ツアー全15公演をキャンセルせざるを得なくなりました」と綴った。

 ニーキャップは、「ですが裁判に勝訴したら(必ず勝ちます)、皆さんを訪問するさらに大規模なツアーを開始することを約束します。また、良いニュースもあります。来週、米国のファンに特別な情報を公開します、10月を皆さんと過ごせるように。今はまだ極秘ですが、来週すべてを発表します。お楽しみに」と続けた。

 米国公演のチケットの払い戻しは、購入者それぞれの購入場所で行うことを明記し、バンドは、「“革命は再演ではない、兄弟たち。革命は生き続ける。”パレスチナを解放せよ!」と、強いメッセージで声明を締めくくった。

 今回のキャンセルは、ニーキャップがイギリスの警察との法的闘争で直面した最新の展開だ。メンバーのモ・カラは、2024年11月に英ロンドンで開催されたコンサートで、テロ組織ハマスとヒズボラへの支持を示したとして起訴された。メンバーたちは、ガザでの戦争に関してパレスチナ人への支持を公然と表明しており、特に4月の米【コーチェラ】のパフォーマンスでイスラエルが“ジェノサイド”を行っていると非難した。彼らは容疑に対し、インスタグラムの声明で“注意をそらすためのお祭り騒ぎ”と迅速に反応した。

 ニーキャップは、ハマスやヒズボラを支援したことも否定している。モ・カラに関する法的手続きは現地時間9月26日に再開され、裁判官が彼に対する公判の必要性を判断する予定だ。その間、彼の弁護団は、この訴訟の却下に向けて動いている。

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