米津玄師、実写映画『秒速5センチメートル』主題歌へ新曲「1991」書き下ろし「同時にわたしの半生を振り返るような曲にもなってしまい」

 米津玄師が、新海誠原作、奥山由之監督による実写映画『秒速5センチメートル』の主題歌へ新曲「1991」(読み:ナインティ―ンナインティワン)を書き下ろした。

 米津は10代の頃、映画および小説版の『秒速5センチメートル』に深い感銘を受けたという。また、米津は1991年生まれであり、作品の主人公である遠野貴樹とヒロインの篠原明里が出会ったのも1991年。ふたりが小学校で心を通わせ過ごしたまばゆい日常、大人になってからも色あせない「あの頃」が主題歌のタイトルに刻まれ、米津自身、原作の世界観をリスペクトしながら、主人公に自らを重ね楽曲を制作したとのこと。なお、実写映画で監督をつとめる奥山由之も1991年生まれ。

 この発表とあわせて、楽曲「1991」を使用した最新の予告編が公開されたほか、奥山監督が撮影した米津の新たなアーティスト写真も公開された。なお、「1991」のリリース詳細は現在未発表である。

 実写映画『秒速5センチメートル』は、主人公である遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を、幼少期、高校生、社会人の3つの時代で描いており、東京や種子島など全編ロケで撮影されている。主演を松村北斗がつとめ、共演は高畑充希のほか、森七菜、青木柚、木竜麻生、宮?あおい、吉岡秀隆らが集結しており、10月10日に全国公開予定。

Artist Photo by 奥山由之

◎米津玄師 コメント
映画を試写で初めて見させてもらった時、冒頭から終わりまで全てのカットに奥山さんの熱意と執念が滲むその出来栄えに「すごいものを見た」という興奮をおぼえました。子供のころ原作と出会い、数年まえMV監督としての奥山さんと出会い、やがて映画監督にもなった彼がこのような素晴らしい映画を撮り、そこにわたしの居場所があったのが嬉しくてなりません。映画の為に書き下ろした曲であるのはもちろんですが、先述の経緯による影響もあってか同時にわたしの半生を振り返るような曲にもなってしまい、映画のキーワードでもあるところの1991というタイトルにさせてもらいました。どうかよろしくお願いします。

◎奥山由之監督 コメント
互いに「1991」年に生まれ、同じ時代にものづくりを始めて、だからこそ(きっと)似た悩みをくぐり抜けながら、時に一緒に創作をしてきた米津さんと、ついに『秒速5センチメートル』を共に描けたことが嬉しくてなりません。
主人公である貴樹の半生に、映像や音楽を通して僕ら自身を重ねて描くことの意味が「1991」という曲の筆跡に詰まっているように感じて、初めて聴いたとき、その歌詞と音色に心が震えました。一歩一歩の歩みを大切に踏みしめるような旋律を、ぜひスクリーンで体感していただけましたら幸いです。

◎作品情報
実写映画『秒速5センチメートル』
2025年10月10日(金)全国公開

原作:新海誠 劇場アニメーション『秒速5センチメートル』
監督:奥山由之
脚本:鈴木史子
音楽:江?文武
主題歌:米津玄師「1991」
劇中歌:山崎まさよし「One more time, One more chance ~劇場用実写映画『秒速5センチメートル』Remaster~」
出演:松村北斗 高畑充希
森七菜 青木柚 木竜麻生 上田悠斗 白山乃愛
岡部たかし 中田青渚 田村健太郎 戸塚純貴 蓮見翔
又吉直樹 堀内敬子 佐藤緋美 白本彩奈
宮?あおい 吉岡秀隆
制作プロダクション:Spoon.
配給:東宝
(C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会

◎映像情報
YouTube『劇場用実写映画『秒速5センチメートル』予告2|主題歌 米津玄師「1991」【10月10日(金)公開】』
https://www.youtube.com/watch?v=HcXduBwK5B4

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