<レポート>Onitsuka Tiger『DENIVITA』AW25発表、ルーク・ヘミングスが魅せたロックな一夜

 Onitsuka Tiger『DENIVITA(デニヴィータ)』の2025年秋冬コレクションの発売を記念した関係者向けの音楽イベント【ONITSUKA TIGER AW25 DENIVITA SUMMER EVENT】が、2025年7月31日にシティサーキット東京ベイにて開催された。

 Onitsuka Tigerのデニムとともに、明るく彩られた人生を歩んでほしいという願いを込め、「デニム(DENIM)」とイタリア語で“人生”を意味する「VITA」を紡ぎあわせ名付けられた『DENIVITA』。本イベントでは、2025年秋冬コレクション(以下AW25)を披露。ロックをメインとした音楽とともに、数々の新作アイテムが届けられた。

 会場の入口では黄色に輝くブランドロゴと、Onitsuka Tigerを象徴するかのような虎のモニュメントがお出迎え。場内へ進むと、DJによるクラブミュージックが響く中、日本製“デニム”から着想を得たという『DENIVITA』の多彩なアイテムがずらりと展示されていた。ロックとクラシックの融合、それでいてモダンでアイコニック。今すぐにでも袖を通したくなるようなカーディガンやスウェット、Tシャツなどを間近で見ることができた。また、会場内のサーキットでは『DENIVITA』のグラフィックでラッピングされたゴーカートが走っており、まさに空間全体が本シリーズの鮮やかさで満たされていた。

 華麗なDJプレイが幕を下ろすと、オーストラリアのロックバンド=ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーのリードボーカル、ルーク・ヘミングスがヘッドライナーとしてステージに登場。AW25アイテムより、ヴィンテージライクな風合いを感じるピンクのTシャツを着こなすルーク。ライブは彼のソロ・デビュー曲「Starting Line」でスタートを切った。軽快なギターと爽やかなコーラス、そしてパワフルなボーカル。会場は一瞬にして熱を帯びた。立て続けに、「Motion」「Shakes」を繰り出し、力強くもメランコリックなバンドサウンドを展開。高ぶる熱気はそのままに、会場はエモーショナルな空気に包まれた。続いて、バックに『DENIVITA』のブランドムービーが流れる中、ギターストロークが美しい「Baby Blue」、ザ・キュアーのカバー「Friday I’m In Love」を演奏。そしてクライマックスは、自身のバンド、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの代表曲「Youngblood」が披露され、会場のボルテージは最高潮へ。最後に、「アリガトウゴザイマス! Good Night!」と叫び、熱いライブは幕を閉じた。

 強い存在感を放ちながら、スタイリッシュに歌い続けたルーク。ロックの魂を感じさせる彼のクールなパフォーマンスと佇まいが、アイテムの魅力をより一層引き立てていた。本イベントは単なる展示にとどまらず、『DENIVITA』の世界観を全身で体感できる、まさに特別な一夜だった。

◎イベント情報
【ONITSUKA TIGER AW25 DENIVITA SUMMER EVENT】
開催日時:2025年7月31日(木)
開催場所:東京・シティサーキット東京ベイ
開館時間:19:00~22:00 ※メインアクト:20:30~21:00

Text by Yutaro Takahashi

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