【石川県】能登半島地震の仮設住宅で、誰でも参加できる交流の場「あおぞらカフェ」をスタート
LOVE EASTは4月より、能登半島地震で仮設住宅に入居している人が気軽に交流できる場として、仮設住宅集会所前にて「あおぞらカフェ」をスタートしている。
仮設住宅で暮らす人の声から生まれたカフェ
LOVE EASTは、仮設住宅で暮らす人たちのために、集会所でのイベント開催や、支援物資の配布を通した見守り支援などの活動を行ってきた。
集会所では、健康体操やマッサージ、カラオケや、麻雀大会など、幅広いコンテンツのイベントを開催している。
しかし、中にはイベントに参加するのが難しいと感じる人もいた。特に、新しく仮設住宅に入居した人や、男性に多く見られ「イベントは女性ばかりで参加しづらい(70代男性)」「興味はあっても知り合いがいないので、なかなか集会所には入りづらい(60代女性)」といったような声も寄せられていた。
こうした状況を受け、LOVE EASTでは、より多くの人が気軽に足を運べる場として、新たに「あおぞらカフェ」の取り組みを開始。
「あおぞらカフェ」は、仮設住宅の集会所の前にちょっとしたお茶のスペースを設け、通りがかりでも「ちょっと寄ってお茶だけでも」と立ち寄れる、そんなやさしい場所となっている。
様々な施設で開催し毎回新しい人も参加
現在は、石川県志賀町内の10か所の仮設住宅を順番に回っている(※)。申し込みなどは不要で、誰でも参加可能。お茶・お菓子など無料で提供している。
これまでイベントには参加したことがなかった人たちも「ちょっとお茶するだけなら」と立ち寄ってくれるようになり、毎回新しい人が参加している。
また、集会所がない仮設住宅や、小さい仮設住宅でも開催できるため、普段は大きなイベントが難しい仮設住宅でも開催することができている。
住民の人との会話を大切に
担当スタッフは「あおぞらカフェでは、ただお茶を提供するだけでなく、住民の皆さんとの対話を大切にしています。一軒一軒声掛けも行っていて、ケガなどで外に出ることが難しい方には家までお届けして、そこでお話をすることもあります。日々のたわいもない話から、その方の悩みや不安まで何でも話すことのできる場所、そして何よりも人と人とのつながりができる場所になっていっていることがとても嬉しいです」とコメントしている。
LOVE EASTについて
LOVE EASTは、石川県能登地域にて災害復興支援活動を行っているボランティア団体。東日本大震災直後の2011年4月に東北応援団LOVE EASTとして発足し、音楽やアートを通して復興支援活動を行ってきた。
2023年4月をもって東北応援団LOVE EAST改めLOVE EASTとして、引き続き活動を実施。
現在LOVE EASTは令和6年能登半島地震における災害支援に尽力。発災直後から能登半島に入り、瓦礫の撤去や倒壊危険家屋からの災害ゴミの搬出、炊き出しや支援物資の配布などのさまざまな支援活動を行っている。
仮設住宅支援を中心に活動を続け、被災地の復興の段階に合わせて、活動は変化し続けているが常に変わらないことは「目の前の困っている方に全力で応えていく」ということ。
LOVE EASTは、これからも能登の復興のため、また、いつ起こるか分からない次の災害のために働きを続けていく。
なお、日頃の詳しい活動の様子は、毎週Instagramに投稿しているのでチェックしてみて。
地域コミュニティになじみにくさを感じる人や新規入居者にも新たなつながりと安心感を届けるLOVE EASTの活動に注目してみては。
LOVE EAST公式ホームページ:https://love-east.or.jp
公式Instagram:https://www.instagram.com/love_east2024
支援窓口について:https://love-east.or.jp/contact.html
(※)雨天荒天時の場合中止
(丸本チャ子)
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