【東京都板橋区】区立教育科学館でウニの魅力満載の企画展「ウニコレ!? ～棘皮動物はふしぎ～」開催

2025/06/22 16:30 ストレートプレス

メインビジュアル(デザイン：山口潤氏)

板橋区立教育科学館は、7月19日(土)～8月31日(日)の期間、企画展「ウニコレ!? ～棘皮動物はふしぎ～」を開催する。

食べるだけではないウニの魅力を発見

ウニというと何をイメージするだろうか。寿司ネタ？刺さると痛い棘？

ウニは同じ仲間であるヒトデやナマコとともに、磯遊びでおなじみの生物だが、五放射相称、水管系などユニークな特徴を持っている。また、ウニの殻は形や色彩が多岐にわたり、単独でコレクションの対象になる他、ランプなどクラフト素材としても用いられるという。

食べるだけではないウニの魅力を、板橋区立教育科学館でコレクションしてみては。

ウニを知って愛でて、ウニで楽しもう

様々なウニの生体写真提供：幸塚久典氏(東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所)

板橋区立教育科学館では、かねてよりウニの殻を使った「ウニランプを作ろう」というワークショップを実施してきた。

その中で同館は、体感として「生きものとしてのウニについて、まだまだ知られていないのでは？」という思いを持つ。日本には何種類のウニがいるだろうか？ウニは何を食べ、どのように動き、どんな生きものの仲間なのだろうか。

ムラサキウニの布製模型作製：西尾製作所

同展では、ウニの模型や標本、動画などの展示でウニの生態を解説。

ウニだけではなく、ウニの巣穴や体に共生する生物の展示や講演もあわせて実施する。

ウニ生体展示のイメージ(実際に展示される種は異なる) 提供：幸塚久典氏

また、今までのウニランプワークショップでは実施できなかった生体展示も実施。

ウニに限らずナマコやヒトデ、クモヒトデやウミシダなど、棘皮動物の主要なグループすべての生体を展示し、解説を行う。

ウニ展開標本画像提供：木登りヤギ

企画展のタイトル「ウニコレ!?」には、「ウニのコレクション」という意味合いも込められている。

貝殻のコレクター程の人数ではないが、ウニ殻のコレクターは世界中に存在するそうで、教育科学館にも約1名いる。

ウニ殻のコイルリング画像提供：Effe＊

また、昨今はSNSを通じて、棘皮動物愛好者(キョクヒャー)の存在が可視化されている。コレクターや生体の鑑賞・飼育の他、ウニ素材・ウニモチーフのグッズを制作するクリエイターも珍しくないとのこと。

いまやモンスター同士を戦わせるゲームにもヒトデやナマコ、ウニをモチーフとしたキャラクターが登場する時代。ウニだけではなくウニを愛する人々(ウニャー)にも焦点を当て、ウニを愛で・楽しむ過程も展示していく。

さまざまなイベントを開催

期間中はイベントを開催。

7月19日(土)14:30～16:00は、教育科学館2階研修室にて、サイエンストークショー「メゾン・ド・ウニ　ウニの巣穴の小宇宙をのぞく」が行われる。

講師は、京都大学瀬戸臨海実験所助教、博士(人間・環境学)の山守瑠奈さん。定員は100名で、参加費は無料だ。

ウニやヒトデの生体を使った実験の様子(画像提供：浜口幸久研究室)

8月3日(日)、教育科学館2階実験室1では、ワークショップ「ウニやヒトデはどうやって生きているの？」を開催。

10:00～12:00と14:00～16:00に行われ、定員は各24名。参加費は1,000円だ。

「ウニ☆フェス」が開幕

また、企画展内イベントとして、8月23日(土)・24日(日)の2日間、ウニ好きのウニ好きによるウニ好きの為の祭典「ウニ☆フェス」が開幕！実物ウニやウニモチーフのグッズクリエイターのブース、ウニについて楽しく学べるカードゲーム「UNI(仮)」の試遊体験などの企画が進行中とのこと。本物のウニ殻入りウニガチャや、ウニの色素で染色ワークショップなど、ウニ関連の企画が目白押しだ。

出展予定者は、Effe*／螺鈿屋ロイローニ／ビネット＆クラリティ／博物倶楽部／日本大学理工学部一般教育など。時間は各日10:00～16:00で、会場は教育科学館2階研修室。入場無料で一部イベントは有料だ。

その他教室・ワークショップも開催予定。一部イベントは事前予約が必要だ。詳細は下記の板橋区立教育科学館HPで確認しよう。

「アイスクリームウニランプを作ろう！」や、

「貝殻フォトフレーム」、

「缶バッジワークショップ」にも注目してみて。

「ウニコレ!? ～棘皮動物はふしぎ～」に足を運び、ウニの魅力に触れてみては。

■ウニコレ!? ～棘皮動物はふしぎ～
日程：7月19日(土)～8月31日(日)
休館日：7月28日(月)・8月4日(月)・18日(月)・25日(月)
開館時間：9:00～17:00※地下展示室は16:30まで
会場：板橋区立教育科学館全館
住所：東京都板橋区常盤台4丁目14-1
詳細：https://www.itbs-sem.jp/exhibition/special/2025summer_special

(ソルトピーチ)

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