野菜高騰を乗り切るための、野菜購入の豆知識&節約レシピ

野菜高騰を乗り切るための、野菜購入の豆知識&節約レシピ

食卓に欠かせない野菜の価格高騰は、頭の痛いニュース。出費を抑えつつも、野菜を摂るためにはどうしたら良いのでしょうか?今回は、節約につながる野菜の購入、保存、調理の工夫をまとめました。食卓を彩るレシピの情報も紹介します!

Q1 野菜が高いときに少しでも安く購入する方法は?

もやしなど工場生産される野菜は価格変動が少ない

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最も身近で取り入れやすいのは、スーパーの見切り品やタイムセールなどの機会を利用することですが、ほかにも下記の方法で野菜をお値打ちな価格で購入することが可能です。

●工場生産の野菜を選ぶ

もやしやきのこ、ベビーリーフ、スプラウトなど、さまざまな野菜が専用の工場で生産されています。各野菜に適した生育環境で栽培するため、天候に左右されず、畑で栽培するのに比べて出荷までの期間も短縮できます。安定供給が可能なことから、比較的年間を通して安価で出回っていることが多いです。

●旬の野菜を買う

旬の時期は出荷量が増えるため、値段が下がりやすくなります。旬の時期は、そうでない時期に比べて栄養の含有量も増えます。

●道の駅や直売所に行く

直道の駅や直売所などではスーパーよりも安く野菜が売られていることがあり、採れたての新鮮な農産物が手に入るのも魅力です。

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Q2 小分けやカット野菜の方がお得なのはどんなとき?

野菜高騰時には食べ切れるカット野菜を利用

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丸ごとの野菜に比べて割高なことが多いカット野菜ですが、食べ切る分だけ買えるのは利点。せっかく買っても使い切れず無駄にしてしまうリスクを考えれば、必要に応じて半分、1/4くらいなどに小分けにされた野菜を買う方が、結果的に出費が少なくなることも考えられます。また、あらかじめ刻まれている野菜であれば、そのまま調理できるので、調理時間を短縮できるメリットも。

Q3 野菜を捨てずに使い切るコツは?

大根やにんじん、根菜類の皮を上手に利用

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野菜の皮や茎、葉など、食べずに捨ててしまっている部分はありませんか?大根やにんじんなど、根菜類の皮は素揚げして野菜チップスにしたり、漬物にしたりするのもおすすめ。セロリの葉はスープの出汁に使えますし、皮や茎などに含まれている栄養も摂れ、一石二鳥です。

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Q4 特売時に丸ごとやまとめ買いした野菜の保存方法は?

野菜に適した保存で、鮮度を保ちながら長持ち

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野菜をまとめて購入した際に気になるのが、保存方法。それぞれの野菜に適したやり方で保存することで、その後の日持ちや鮮度も変わってきます。

●適切な冷蔵・冷凍保存で野菜の鮮度をキープ

保存中にも水分は失われていくため、買って来たままのパッケージやむき出しでの保存は避けましょう。野菜ごとの適した冷蔵・冷凍方法で正しく保存しましょう。

●夏場を除き常温保存が可能な野菜も

じゃがいも、さつまいも、里芋などの芋類や、タマネギ、ごぼうなどの根菜類は、高温多湿な夏期を除いて常温で保存することができます。基本は泥つき・丸ごとのまま風通しのよい冷暗所で保存します。

・保存方法でこんなに差が付く野菜の鮮度

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Q5 価格変動しにくい、乾物や冷凍野菜の取り入れ方を教えて

価格変動が起こりにくい乾物を上手に利用

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野菜の乾物や冷凍野菜は収穫量の多い時期に合わせて、計画的に生産・供給されるため、天候不順などによる急な価格変動は起こりにくいと言えます。上手に取り入れるのと同時に、まとめて野菜を入手できた際には、自家製冷凍ミックス野菜を作って保存しておくと、下ごしらえせずにサッと使えて便利です。

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・冷凍ミックス野菜

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最後に

野菜の価格が高いときは、旬を意識したり、工場生産の野菜や加工品も活用したりして、野菜に合った保存法で長持ちさせながら賢く乗り切っていきましょう。

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シャキシャキとした食感のもやしは、和洋中、エスニックと、さまざまな料理のアクセントになる便利な食材。室内で人工発芽させるため、年間を通じて出回っており、価格が安定しているのも特徴のひとつです。緑豆や大豆のほか、「ブラックマッペ」という豆を発芽させたものも流通しています。

最終更新:2025.06.11

文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):小林友美(1・3枚目)、清水亮一(アーク・コミュニケーションズ/1・5・6枚目)、山田和幸(2枚目)、田中菜月(4枚目)
写真(撮影協力):吉田めぐみ(1・5・6枚目)
監修・回答:カゴメ
出典:
一般社団法人長野県農村工業研究所(乾燥野菜)

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