職人が生み出す夏の夜空のような美しさ!「彩雲堂」の夏季限定羊羹「満天」販売開始
島根県松江市に本店を構える創業150年の和菓子店「彩雲堂」から、夏の羊羹「満天」が今年も登場。直営店舗では5月31日(土)より先行販売しており、公式オンラインショップでは6月3日(火)より販売を開始した。
現代の名工が在籍する老舗和菓子店
1874年に創業した彩雲堂の代表銘菓は、大名茶人不昧公として知られる松江藩松平家7代藩主・松平治郷公の茶席菓子「若草」。このほか、数々の銘菓や季節の生菓子、洋菓子素材を取り入れた和菓子なども販売している。
また、職人の技術研鑽にも力を入れており、全国和菓子協会が主催する「選・和菓子職」の合格者や「現代の名工」も輩出。2025年現在、選・和菓子職7名、うち現代の名工1名が在籍している。
涼しげな見た目と繊細な味わい
夏の風物詩「満天」は、彩雲堂が夏の定番和菓子として毎年届ける、夏の夜空を映し取った、まるで一幅の絵画のような和菓子だ。
北海道産小豆を使用したなめらかなこし餡の羊羹と、寒天を青く色付けた錦玉羹を重ね、その上に金銀の星を散らして天の川を描いている。錦玉羹には、島根県・三瓶山の地層で長い歳月をかけて濾過された天然水「さひめの泉」を使用。地下70メートルから汲み上げられた水は、まろやかな口当たりをもたらすとともに、「シリカ」を多く含み清らかさを引き立てる。
澄んだ夜空に星がきらめく情景を、職人の手仕事で丁寧に描いた“食べる夜空”。涼しげな見た目と繊細な味わいで、夏のひとときをやさしく彩ってくれる。
ふと見上げた夜空の美しさがきっかけで誕生

カットする前は一幅の絵画のような「満天」
「満天」は、ある職人が出張先から戻った夜、ふと見上げた夜空にインスピレーションを得て誕生した。都会では決して見ることのできない、澄んだ空気の中でひときわ輝く星々が広がる夜空。その美しさに心を動かされた職人が、「この風景を和菓子で表現したい」と感じたことが開発のきっかけになった。

夏の夜空を職人がひとつひとつ描いている
当時、青色の食品は一般的ではなく、特に和菓子においては使用が敬遠されていたが、試作を重ね、2005年に夏季限定の羊羹「満天」として販売を開始。以来、毎年多くの人から好評を得て、夏の定番商品として親しまれてきた。
夜空の美しさを和菓子で表現する職人のこだわり
当初は、星のきらめく銀河をイメージしていた白い模様が、気づけば「雲のかかった空」のような印象になりがちだった。職人の手作りであるがゆえに、描かれる空にはばらつきが生じていた。その後、鉄道会社とのコラボレーションをきっかけに営業部と製造部が連携し、「夜空の美しさを和菓子で表現する」という原点の想いを再認識。
以降、デザインと味わいの改良に取り組み、20年の歳月をかけて、現在の「満天」が完成した。

下から流れるような雲を描き立体的に見せる
瑠璃色の夜空に、大小の星がきらめく意匠。その中で職人が特にこだわったのが、夜空に流れる雲の表現。錦玉が固まりきらないわずかな時間のなかで、白く流れるような雲を描き、立体的に描く技法には、職人の深いこだわりが込められている。
価格は、「満天1箱(通常サイズ)」1,728円(税込)、「満天ミニ棹(ミニサイズ)」972円(税込)。販売は、直営店舗、オンラインショップ、百貨店催事などにて、8月中旬までの予定。「満天」は、冷やして味わうとひんやりとした涼味が際立つので、好みの大きさに切って夏のひとときを楽しもう。
満天がセットになったギフトも
このほか、夏のおすすめギフトも用意されている。
「琥珀糖・氷彩(ひいろ)」994円(税込)は、食べる宝石と話題の琥珀糖を、5つの色合いと味で用意。天然着色料を用い、いちご・ラムネ・レモン・ぶどう・梅の味が楽しめる。外はカリッと中はゼリーのように柔らかい口当たりだ。
「銀河」2,884円(税込)は、「満天」と「氷彩」が一つになった、ギフトやお中元にも使い勝手の良いセット。
七夕の時期に食卓を彩る和菓子「満天」を手に入れて、夏のひとときを楽しんでみては。
彩雲堂HP:https://www.saiundo.co.jp
彩雲堂オンラインショップ:https://netshop.saiundo.co.jp
彩雲堂Instagram:https://www.instagram.com/saiundo1874
(山本えり)
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