【深ヨミ】THE JET BOY BANGERZ『まさか泣くとは思わなかった』の初週地域別販売動向を過去作と比較調査

 2025年6月4日公開のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”(集計期間:2025年5月26日~6月1日)で79,451枚を売り上げて2位を記録したTHE JET BOY BANGERZ from EXILE TRIBEの『まさか泣くとは思わなかった』。

 THE JET BOY BANGERZ from EXILE TRIBEの4作目のEPである本作は、初回生産限定盤と通常盤の2形態で5月28日にリリース。表題曲を含む全3曲収録のCDに加え、初回生産限定盤にはミュージックビデオやライブ映像を収録してブルーレイが付属する。

 ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『まさか泣くとは思わなかった』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/150319/2)は『まさか泣くとは思わなかった』と2025年1月リリースの『JET BOY』、2024年11月リリースの『UNBREAKABLE』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なアルバムの販売比率とも比較するため、2025年に発売された全てのアルバムの販売比率も“全アルバム”としてグラフに追加している。

 グラフを見てみると、『まさか泣くとは思わなかった』は前作『JET BOY』からかなり販売比率が変化していることが分かる。前作では71.7%を記録していた関東が『まさか泣くとは思わなかった』では88.9%に増加しており、逆に中部が18.1%→0.4%と大きく減少。近畿は9.2%→9.7%と微増している。過去2作も全体と比べて関東中心の初週販売動向を記録していたが、本作ではその傾向がより強まっていることが窺える。

 また、図2(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/150319/3)ではTHE JET BOY BANGERZのアルバム/EP 5作の初週と累計売上枚数を比較している。最新作『まさか泣くとは思わなかった』は過去作の累計売上を上回る初週売上を記録しており、グループに対する支持の拡大も見てとれる。ただ、過去作を見てみると初動に対して累計の売上枚数が『PHOTOGENIC』を除いて大きくは伸びていない。2周目以降にどうセールスを伸ばしていくかは一つの課題と言えるだろう。

 7月から【THE JET BOY BANGERZ LIVE & FAN MEETING TOUR 2025 ~JET PARTY~】の開催も控えている中で、THE JET BOY BANGERZがいかにより全国的に支持を広げていくか、そしてアルバムとしては自身最大の初週販売枚数を記録した『まさか泣くとは思わなかった』が2周目以降にどのようなチャートアクションを見せていくのか、引き続き注視していきたい。

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