マイリー・サイラス、MVでマドンナと泥レスリングする予定だったもののレーベルに却下されたと明かす

 マイリー・サイラスの象徴的な『バンガーズ』時代に、マドンナやネリーなどのスーパースターが出演する奇抜なミュージック・ビデオが撮影されていたかもしれない。

 現地時間2025年6月5日に公開されたポッドキャスト『Every Single Album』のインタビューで、マイリーは2013年の大ヒット・アルバムに収録され、最終的にはシングル化されなかった「4×4」のために、スターが勢揃いした騒々しいMVを撮影する予定だったことを明かした。

 彼女は、「全員の参加はもう決まっていたんです。ネリーとか [中略] マドンナもMVに賛成してましたし、ミランダ・コスグローヴも」と語り、「これはテイラー(・スウィフト)の仲間に有名人がたくさんいるようになる前のことですよ。私の方が先に有名人と友達だったんです。それがしたかった。私には仲間がいて、その仲間はとても、とてもクールだったんです」と笑いながら続けた。

 マイリーによると、このアイデアは結局当時の所属レーベルだったRCAによって却下された。レーベル側は、自社が宣伝する楽曲で彼女に“ピットブルや小便について”話してほしくなかったのだろうと彼女はジョークを飛ばした。「マドンナはミランダ・カーと泥レスリングをしてもいいと(言ってくれていた)。私は、“これらの女子、これらのスーパーモデル、これらのヴィクトリアズ・シークレットのモデル、そしてこれらのポップ・アイコンを父の農場へ集めて、4WD(4×4)の荷台に乗り込んで、泥レスリングをして、外に出て車をスピンさせたりするんだ”って考えたんですよ」と、【グラミー賞】受賞者となった彼女は懐かしそうに振り返っている。

 「4×4」のMVは制作されなかったものの、『バンガーズ』は、マイリーにとってこれまでで最も成功したアルバムの一つであり続けている。米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位に初登場し、彼女にとって初のソング・チャート“Hot 100”No. 1シングル「Wrecking Ball」を生み出し、その後に「We Can’t Stop」も2位を獲得した。

 マイリーはRCAと3枚のアルバムの契約を結び、2017年に『ヤンガー・ナウ』、2020年に『プラスティック・ハーツ』をソニー・ミュージックからリリースした。2021年に彼女はコロンビア・レコードと新たな契約を結び、2025年5月30日にニュー・アルバム『サムシング・ビューティフル』をリリースしたばかりだ。

 このポッドキャストのエピソードの後半で、彼女は以前のレーベルと意見が一致しなかった別のエピソードも回想した。彼女によると、『プラスティック・ハーツ』のシングル曲「Prisoner」にあるポップ・スターをフィーチャーするつもりはなかったそうだ。「デュア・リパを批判するつもりはないけれど、あのアルバムのコンセプトと調和しないから」とマイリーは率直に語っている。

 デュア・リパについてマイリーはさらに、「彼女は(2023年の)“エンドレス・サマー・バケーション”のようなものの方がずっと良かったでしょうね。‘Wildcard’だったら最高だったでしょうし、どれでも最高だったでしょう……‘River’とか、想像できます?」と続けた。

 マイリーは、RCAのチームが『プラスティック・ハーツ』の売れ行きに完全には自信がなかったため、アルバムに商業的なインパクトを与えるために“薬としてのデュア”を投入したのだろうと付け加えた。彼女は笑いながら、「要するに彼らは、“なんてこった、(マイリーが)よこしやがったこんなクソみたいなアルバムに、デュア・リパを少し振りかけよう”って感じだったわけですよ」と語った。

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