“この国にロックなんかないんだよ” RCサクセション、ザ・タイマーズの名物宣伝マン 高橋康浩が語る『忌野清志郎さん』刊行
80年代後期、激動期の
「ボス、ロックやるのもたいへんですね」と返したら、「おまえ、この国にロックなんかないんだよ」と言って帰ってきました。その姿もよく憶えています。かっこよかったんです。(本文より)
1988年『COVRERS』発売直後の混乱期、『コブラの悩み』〜ザ・タイマーズ〜『Baby a Go Go』という激動のなか、清志郎のようなメイクと衣装で働いた名物宣伝マンの語る「清志郎さん」。巻末にはele-king編集長の野田努との対談も収録。あまり知られていない話もありつつも、いまあらためて「清志郎さん」がやり遂げたことについて語られている。
コメント
とにかく、かつてこの国のロックで、権威を敵にまわし、たくさんの子供たちを(そして大人たちも)喜ばせたミュージシャンがいました。『忌野清志郎さん』、ハートで読んでください。
高橋康浩
書籍情報
『忌野清志郎さん』
高橋康浩 著
2025年6月18日発売
四六版/248頁 本体 1,800円+税
ISBN 978-4-910511-65-8
プロフィール
高橋康浩(たかはし・やすひろ)
80年代後半、レコード会社入社後、RCサクセションの問題作『カバーズ』発売中止事件の渦中に放りこまれ、翌年、タイマーズがメディアをジャックしたFM東京事件に担当者として騒動を経験。また、派手なメイクに衣裳で自らが宣伝塔となり、忌野清志郎のプロモーションを展開。清志郎とともに突然街中でゲリラ・ライヴを敢行し、話題となる。現在もフリーランスとして清志郎のCDの監修やメディアやトークイベントへの出演、原稿執筆等を担っている。ファンのあいだでは清志郎命名による高橋ROCK ME BABYというネームで知られている。

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